ダンダダン漫画原作第120話にてセルポ星人によって語られた最大の敵・深淵の者は、オカルン達が戦う団体もとい組織となります。
好戦的であり、また凄まじい科学力で武装し、地球を狙う悪の組織・・・
その目的や勢力に組織図などを詳しくまとめていきます。
深淵の者とは
まず深淵の者は宇宙人の一種です
友好的な種族では無く、非常に好戦的で数多の星を侵略しては、その星の資源と技術を食い潰してきた残虐非道の侵略者集団としてセルポ星人他の宇宙人からも恐れられています。
地球が存在している銀河系には、約666もの宇宙人がいるとの事ですが、深淵の者は、そのどれにも該当しない、遥か彼方の外宇宙から訪れた外宇宙人である言われてもいます。
その見た目はタコであり、軟体生物のような宇宙人ですが、科学技術において地球を越える超科学技術を持っており、またセルポ星人達の知識や技術のデータを略奪し、吸収しては、その科学力を高め、さらなる強力な兵器を作りあげてもいます。
また地球の言語を瞬時に理解するなど学習力も高く、セルポ星人の使う能力も使用出来る事から、科学技術だけでは無く特殊能力までも吸収できると考えられています。
しかし深淵の者の本体はあまりにも弱々しい軟体生物で、地球の重量に耐えられない問題を抱えており、地球での活動時には特殊な保護スーツを着用しないと長時間も活動できない弱点を抱えてもいます。
深淵の者の元ネタ
作中に登場する深淵の者の元ネタは、クトゥルフ神話に登場する旧支配者をモデルにされており、その大半は現在のところでは軟体生物のタコに近い生物とされています。
まずクトゥルフ神話はアメリカの小説家H・P・ラヴクラフトによって練られた作品を、友人であるオーガスト・ダーレスとその仲間が設定を共有し、作り上げた架空の神話大系となります。
その神話の世界には宇宙から飛来した異形の神々や邪神信仰に、禁断のカルト結社などが存在し、奇怪な響きの名を持つ邪神たちが数多く登場する怪奇小説として人気を博し、コズミック・ホラーとしてのジャンルを確立しました。
その後、多くの創作の世界でも使われるようになり、サブカルチャーに大きな影響を及ぼしました。
ダンダダンの作品の根幹にはオカルトが題材として取り上げられており、このようなクトゥルフ神話も、オカルトとして取り上げられたともされています。
またクトゥルフ神話だけではなく、タ・コメシにタコノカ・ル・パッチョなどのクトゥルフ神話に登場する異形の神々達がタコに近いために、タコの料理などを題材にした名前も確認されており、またタコだけでは無く、クトゥルフ神話に登場する邪神ハスターやカマキリにネットミームになった夢の男みたいな宇宙人と混沌とした生物が大勢存在している様です。
深淵の者の能力・強さ
現在のダンダダン本編で確認されている深淵の者は、地球進行時においてパワードスーツを着用し、地球侵略に赴いています。
そのパワードスーツはビックママと呼ばれている、現在もその正体が明らかになっていない存在が開発し、それを深淵の者に与えていると考えられています。
そのパワードスーツの能力は凄まじく、「作中でもターボババアの能力を持ったオカルンや桃を圧倒し、シュメール人の星を制圧してしまうほどの能力」を持っています。
しかしパワードスーツも完璧なモノでは無く、破壊する事は可能であり、深淵の者はパワードスーツが無ければ生存する事もままならない存在の為、パワードスーツが壊されてしまえば、地球の重力に負けてしまい、命を落としてしまいます。
また地球に存在する怪異の能力において対処方法が存在せず、カシマレイコの存在によって深淵の者達が乗り込んでいた宇宙艦隊が壊滅してしまうなど、その種族の特殊能力に関しての対抗策がないと考えるのがいいでしょう。
余談ですがパワードスーツの他にも光線銃やミサイルなどの物理的な兵器も存在しており、これらは現在の地球の兵器を簡単に凌駕する兵器としても登場しており、もし戦闘になってしまえば、地球が無い分が悪いとも言える状況かもしれません・・・
深淵の者の目的
現在のところ深淵の者達の目的はエネルギー採取と考えられています。
深淵の者は外宇宙と頻繁に行き来できる拠点を有しており、地球侵攻の先行部隊と本隊が組織され、先行部隊は地球に存在しているだろうエネルギー源を探しに派遣された宇宙人達です。
地球に存在する古墳・主にピラミッドをはじめとする古代の墓は宇宙人の巨大な転移装置らしく、日本各地に点在している古墳を媒介にすることで長距離ワープを可能とし、地球に侵入している事が作中で語られていました。
また深淵の者は他にも多くの惑星を侵略しているようで、シュメール人の惑星を支配し、またセルポ星人の技術などを略奪しているなど、地球のある銀河系を狙う事に執着しているなど、その目的はエネルギーと技術の侵略とも言えるでしょう。
現在のところでは理想的なエネルギー源としてオカルン達をはじめとする怪異の能力を狙っており、オカルンや桃の持つ能力を手に入れようとしているみたいです。
しかし最終的に先行部隊はオカルン達によって撃破されてしまい、駆けつけた増援部隊となる宇宙艦隊もカシマレイコの手で殲滅されてしまい、深淵の者達による地球侵略計画は破綻されたとされていますが、まだ地球侵略は再度、練られていると考えるべきでしょう。
深淵の者の現在
現在のところ深淵の者達の地球侵攻は練り直されていると考えるべきでしょう。
カシマレイコみたいな超存在など科学ではどうしようも出来ない怪異と呼ばれる存在は、深淵の者達にとって大きな障害になると考えられます。
しかし地球侵攻は諦められたわけでは無く、新たなるエネルギーと技術として地球の怪異は狙われており、今後とも侵攻は続くとも考えるべきでしょう。
現にその可能性は既に作中で示唆されてもいます。
それはターボババアがセルポ星人の小型通信機を発見し、額に貼り付けた際に、ある映像が脳内に流れ込んできた映像にあります。
その映像とは、セルポ星人がハスターのスーツの残骸を解析し深淵の者を「クル」と命名し、他の星人に情報を共有することを決定していたシーンでしたが、それよりも重要な問題があるとセルポ星人達は頭を抱えていたのです。
これは非常に大きな問題だと頭を悩ませていたそれは、サンジェルマン伯爵が深淵の者と一緒に行動している事でした。
深淵の者とサンジェルマン伯爵
現在のところでは深淵の者達と行動しているサンジェルマン伯爵に関しては謎に包まれています
刀を帯刀した美少年であり、セルポ星人はその存在を警戒しているなど、宇宙人も恐れている存在ともされています。
そしてまたターボババアもこのサンジェルマン伯爵に関して何かを知っているかのように、彼の事を警戒しているなど、深淵の者達以上に警戒する存在なのかも知れません。
現在の考察の中ではサンジェルマン伯爵が、ビックママと何らかの関係があるのではと、されてはいますが、それは今後の展開に注目すべきでしょう・・・
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