今回はブリーチに登場する十刃(エスパーダ)についてまとめていきます。
エスパーダと言って、「何のことだっけ」と忘れてしまった方はこの記事を見て、思い出してください!!
破面(アランカル)と言えばピンとくるかもしれませんね!!
ということで記載していきます
- 十刀(エスパーダ)とは
- エスパーダのメンバー
- 第1十刀(エスパーダ):コヨーテ・スターク
- コヨーテ・スタークの能力
- 第2十刀(エスパーダ):バラガン・ルイゼンバーン
- バラガン・ルイゼンバーンの能力
- 第3十刀(エスパーダ):ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク
- ネリエルの能力
- 第3十刀(エスパーダ):ティア・ハリベル
- ティア・ハリベル能力
- 第4十刀(エスパーダ):ウルキオラ・シファー
- ウルキオラの能力
- 第5十刀(エスパーダ):ノイトラ・ジルガ
- ノイトラ・ジルガの能力
- 第6十刀(エスパーダ):グリムジョー・ジャガージャック
- グリムジョーの能力
- 第6十刀(エスパーダ):ルピ・アンテノール
- ルピ・アンテノールの能力
- 第7十刀(エスパーダ):ゾマリ・ルルー
- ゾマリ・ルルーの能力
- 第8十刀(エスパーダ):ザエルアポロ・グランツ
- ザエルアポロ・グランツの能力
- 第9十刀(エスパーダ):アーロニーロ・アルルエリ
- アーロニーロ・アルルエリの能力
- 第10十刀(エスパーダ):ヤミー・リヤルゴ
- ヤミー・リヤルゴの能力
- まとめ
十刀(エスパーダ)とは
エスパーダとは「数字持ち」の中から選抜された、特に優れた殺戮能力を持つ十体の成体です。
殺戮能力が高い順に1から10(解放後のヤミーの話では0から9)のナンバーを与えられ、体のどこかに自分の数字の刻印があります。
「数字持ち」の破面を『従属官(フラシオン)』として従える権限が与えられるなどの巨大な権力を持つが、その地位は力のみによって維持され、より力の強い者が現れると入れ替えになり、数字が下がるか後述の「十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)」となるが、実力が付けば再び立場を得ることができます。
現在の十刃の構成メンバーは8と9以外がヴァストローデ級です。
現十刃中、4以上の数字を持つ十刃の解放状態は虚夜宮を破壊しかねないほど強大な力を持つので、虚夜宮内にある天蓋の下での解放を制限されています。
十刃にはそれぞれが人間が死にいたる要因である十の死の形を司っており、それらが各々の能力・思想・存在理由となっています。
バラガン、ザエルアポロ、アーロニーロ、ヤミーを含む初期の「刃(エスパーダ)」は7人いたらしく彼らは七つの大罪を司っていたが、人数が増え今の10人になったことで「十刃」という表記になりました。
最終的にはメンバー全員が死神達に倒され、メンバーのほとんどが死亡しました。
ここから十刃(エスパーダ)のメンバーをまとめていきます。
エスパーダのメンバー
第1十刀(エスパーダ):コヨーテ・スターク
第1十刃はコヨーテ・スタークです
司る死の形:孤独
下顎骨のような仮面の名残を首飾りのように着けた黒髪の男性です。
一人称は「俺」。手袋のような物をはめている左手の甲に『1』の刻印があり、胸部に虚の孔があります。
常に気だるげで寝起きが悪く、戦闘や非常時においても消極的な態度を見せる怠慢な性格です。
その性格から争いを好まず、「できれば皆が戦っている中で、戦っているフリだけでもして過ごしたい」という発言をし、相手の京楽から共感を得ています。
京楽が本来の二刀流を封印して戦っていることをわずかな癖から見抜き、『花天狂骨』の『艶鬼』のルールを先んじて把握するなど、洞察力も高いです。
響転による速度も優れ、グリムジョー達との戦いを終えた一護が「消えた」と認識するほどです。
従属官のリリネットは破面化した際、通常は肉体と刀に分ける虚の力を1体の虚が2つの肉体に分けた半身のような存在です。
リリネットが自身の斬魄刀のようなものであるため、解放前は四角形の四つの角に牙がついている鍔がある刀を武器として扱います。
その異常なまでの霊圧の強さから、何度も仲間の虚達が自身を残して消滅し最後に自分しか生き残らないという過去を持ちます。
孤独を癒すために破面化し、自分と一緒にいても滅びない存在である強い仲間を求めていました。
その能力を藍染に見込まれ、仲間を求めるという点で利害が一致しました。
虚圏でのグリムジョーとノイトラとの対戦後の一護達の前に現れ、織姫を第五の塔へと拉致した後、リリネットと共に藍染の空座町への侵攻に同行し、京楽と戦います。
他の2体の十刃を圧倒した【卍解】への興味から、京楽に【卍解】を促すために帰刃し加勢に加わった浮竹との戦いも展開、その後、ワンダーワイスの介入を機に一度は京楽を一時戦闘不能状態に陥らせます。
バラガンへの弔い合戦として新手のラブとローズを追い詰めるが、京楽の影鬼による不意討ちで重傷を負い、正面から再び現れた京楽の『花天狂骨』を使った戦いにより敗れ戦死しました。
コヨーテ・スタークの能力
コヨーテ・スタークの能力は群狼(ロス・ロボス)です
分身であるリリネットと一体化することで解放されます。
解放するとオオカミの毛皮のようなコートをまとったガンマンスタイルのカウボーイを思わせる姿に変わり、左目部分にポインターのような仮面の名残が形成されます。
リリネットは2丁拳銃に変化しており、会話も可能です。自分の魂を引き裂き分かち合う能力を持っており、スターク自身でありリリネットでもある狼の弾頭を召喚し、2丁拳銃からの虚閃と狼の弾頭を操って戦います。
狼の弾頭は攻撃を受けると分裂する上、標的に喰らい付くことで大爆発を起こします。
アニメでは狼の弾頭はリリネットの意思が司っており、さらに大爆発することで狼は消滅し、狼が全滅することはリリネットがいなくなることを意味したので、リリネットの「消失」でスタークは京楽との戦闘で敗北しました。
解号は「蹴散らせ『群狼』」。
第2十刀(エスパーダ):バラガン・ルイゼンバーン
第2十刃はバラガン・ルイゼンバーンです
司る死の形:老い。
額に王冠のような仮面の名残を着け、右目付近や左頬などに傷があります。
大帝の二つ名を持つ傲慢な態度の老人男性。一人称は「儂」。
「虚圏の神」を自称し、かつての「虚圏の王」であるため従属官達との間には絶対的な上下関係が存在し、陛下と呼ばれています。
自分の能力の自信から他者を見下しています。藍染の身に何か起きた場合、ハリベルら藍染に忠誠心の高い十刃の反対を押し切り自ら戦闘指揮を執るなど藍染に次ぐ権限の持ち主です。
従属官に骨状のパーツで組み立てられる自前の椅子を持たせています。
『2』の刻印の箇所は不明で、胸の中央に虚の孔があります。
また、砕蜂が反応しきれないほどの速さの響転も使用します。
他の十刃は帰刃しても解放前の姿の面影を残しているのに対し、バラガンだけは似ても似つかない姿に変わります。
大虚時代は被っている王冠が違うことと、腹部の装飾品がない以外は解放後と同じ姿をしていました。
過去に、屋根のない虚夜宮を拠点に「虚圏の王」として大勢の虚を従えていたが、離反前の藍染らに自分の部下を殺されたのを機に、藍染の力(鏡花水月を使った)の前に屈服する形で破面化しました。
しかし、「虚圏の王」という自負は捨ててはおらず、藍染のことをボスと呼ぶものの忠誠心は皆無であり、いずれは藍染を殺そうと根に持っていました。
6人の従属官を引き連れ藍染の現世空座町への侵攻に同行し、藍染たちが身動きが取れなくなった時は自ら戦闘指揮官になります。
従属官達が全て倒された後、砕蜂と大前田と交戦。
老いの力や斬魄刀解放により2人を追い詰め、砕蜂の【卍解】『雀蜂雷公鞭』すらも回避し優位に立っていたが、救援に駆けつけたハッチと砕蜂の連携で『雀蜂雷公鞭』による至近距離からの攻撃によってダメージを負わされ、最後はハッチが老いの力で朽ちようとした右腕をバラガンの体内へ転送したことによって、バラガン自身が朽ちることとなり敗北します。
その後、藍染に滅亡の斧を投げつけ消滅しました。
バラガン・ルイゼンバーンの能力
バラガン・ルイゼンバーンの能力は髑髏大帝(アロガンテ)です
解放前は自前の椅子を変形させた巨大な斧のような形状をしています。
解放時には斧に埋め込まれている赤い宝玉状の目玉から発せられた黒い炎があります。
解放すると頭には金色の王冠、手にはブレスレットを着け、ボロボロのローブを纏った西洋の死神を思わせる骸骨の姿になります。
骨の各部は鎖で繋がれているようで、封印状態で潰れていた右目部分にも傷跡があり、腹部には金色の目玉のような装飾品を着けています。
自らの老いの力に特化されており、直接触れずとも周辺の建物すらも崩壊します。この力は自分自身にも有効であるので、体表に自身の力を退ける結界が張られています。
解号は「朽ちろ『髑髏大帝』」。
第3十刀(エスパーダ):ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク
第3十刃はネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンクです
破面の少女。黄緑色の髪で眉間から鼻筋にかけて傷痕があります。ひびの入った人の髑髏のような仮面の名残を頭に乗せ、顔の中央を横切るように仮面紋があります。
幼女の姿での一人称は「ネル」。
新庄弁と思われる東北弁で喋ります。バッタリ出会ったペッシェとドンドチャッカを兄とし、バワバワをペットとしています。
虚圏で出会った一護に懐き、虚夜宮(ラス・ノーチェス)内で一護を追いかけ行動を共にするようになります。口からは、僅かながら治癒効果があるヨダレのような液体を出すことができます。
かつては第3十刃の地位についており、本来は山羊の髑髏のような仮面をかぶった成人女性の姿で、背中に『3』の刻印がされています。
本来の姿での一人称は「私」。実力はノイトラ(当時No.8)を圧倒するほどであったが、他方で、戦いを好まぬ性格です。
数年前に、ノイトラとザエルアポロの策略により背後から頭を割られ(顔と仮面の傷はそのときのもの)、自身の従属官だったドンドチャッカやペッシェと共に虚夜宮の外に放り出されます。
その際、傷から霊圧が流れ出して幼女の姿になってしまい、同時に記憶喪失となります。
ドンドチャッカとペッシェは戦いを好まぬ彼女のことを案じて黙っていたが、一護を守りたいという強い気持ちから元の姿と記憶、十刃としての力を取り戻し「幼女の姿の時の自分を護ってくれた恩返し」として絶体絶命の状態に追い詰められた一護に代わる形でノイトラと戦うことになります。
だが本来の姿に戻れたとはいえ、その状態の霊圧が非常に不安定であったことから、斬魄刀を解放してノイトラを圧倒的な実力で追い詰めた所で霊圧が尽き、再び幼女の姿へ戻ってしまったために彼から反撃を受けて戦闘不能となります。
過去には自分よりも実力が劣るにも関わらず藍染の命令を無視し勝手な行動を取るノイトラを諌めるような言動をとっており、それがノイトラから嫉妬のような思いを抱かれる原因となっていました。
ノイトラが剣八に倒される最後の瞬間、幼女の姿ながら僅かに記憶が戻ったらしく、彼の名を呟きながら目を醒まします。その後の破面篇には、従属官2人と共に登場していません。
千年血戦篇では、「見えざる帝国」に拉致されたドンドチャッカの救出を頼むためにペッシェと共に現世の一護のもとを訪れます。
そして、一護たちと共に虚圏へ向かいます。到着した虚圏で遭遇した「見えざる帝国」の虚圏狩猟部隊隊長キルゲ・オピーを一護と浦原が倒すが、乱装天涯で自分の体を動かすキルゲの攻撃を受けます。
しかし、何者かがキルゲの体を両断したことで救われました。
その後、浦原から子供の姿と本来の姿を自由に行き来できる腕輪を貰い、霊王宮に入った一護たち一行と合流しました。
浦原たちと星十字騎士団のアスキン・ナックルヴァールとの戦いを見守っており、浦原やグリムジョー、夜一や夕四郎を救出しました。
ネリエルの能力
ネリエルの能力は羚騎士(ガミューサ)です
解放の際は刀を地面と平行に構えて行う。
解放すると上半身が人、下半身が羚羊という半人半獣のケンタウロスを連想させるような容姿となり、手にしたランス状の武器を用いて戦います。
解号は「謳え『羚騎士』」。
第3十刀(エスパーダ):ティア・ハリベル
ネリエルの後に第3十刃の地位に立ったのがティア・ハリベルです
司る死の形:犠牲
現十刃の紅一点。金髪・褐色肌の女性で睫毛が特徴的です。
一人称は「私」。
ファスナーを外した時の右乳房の内側に『3』の刻印があり、下腹部(子宮が位置する部位)に虚の孔があります。
従属官は皆女性。アニメでは露出度が控え目になっているが、DVDカバーでは原作通りの服装となっています。
比較的冷静で思慮深く、戦闘面でも慎重な戦い方を取ります。スタークとウルキオラ同様、藍染への忠誠心は他の十刃と比べ、比較的高いです。
自身の従属官達に対しては戦士の気構えを諭したりと気さくに接しているためとても慕われており、自身も戦いに敗れた部下達を称え、その部下の仇を取ろうとするといった部下思いの一面を覗かせています。
また、虚化した一護の霊圧を十刃級と評するなど、探索神経にも長けています。
アパッチら従属官達と共に藍染の現世空座町への侵攻に同行し、日番谷と戦います。
部下が元柳斎に倒されたことを機に斬魄刀を解放して戦うも、日番谷の「氷天百華葬」で氷漬けにされ一旦は敗北します。
ワンダーワイスの介入でその状態から脱し、仮面の軍勢介入後はひよ里・リサ・日番谷と3対1の戦いを展開するが、バラガンとスタークが敗北したことで十刃の力を見限った藍染に切り捨てられました。
その際、藍染に反旗を翻すも、返り討ちにされて瀕死の重傷を負います。
その後、小説で一護と藍染の対決に決着がついた後、アパッチに助けを求められた織姫の治療で一命を取り留め、自身の従属官達と共に虚圏に帰還します。
消息不明のグリムジョーを除き、現十刃唯一の生き残りとなりました。
千年血戦篇では、バラガンとスターク亡き後の虚圏を実質的に統治していたが、虚圏が見えざる帝国からの襲撃を受けた際にユーハバッハに敗れ去り、囚われの身となります。
ティア・ハリベル能力
ティア・ハリベルの能力は皇鮫后(ティブロン)です
解放前は真ん中が空洞になっている巨大な段平のような形状で、背中に添えています。
空洞に霊圧を集め、斬撃を強化することができます。解放する際は二枚貝状の波がハリベル自身を包み、さらに巻貝状に回転した水を大剣で切り裂いて現れます。
解放すると口元の仮面が消えて首から胸までの仮面の名残の形状が変わり、肩にショルダーガードを着け、両腕(手首)部にはグローブの付いたガントレットを装着。
下半身にはミニスカートを纏い、背中に鮫のヒレを模したパーツを2つ着けた姿となり、足には鋭角な形状のポレイン(膝当)やグリーブ(臑当)、サバトン(鉄靴)を装着、持ち替え可能な鮫の頭部のような形状の大剣を装備し、両頬に藍色の仮面紋が現れます。
水を自在に操る能力を持ち、水圧や水温を変化させた水を多用した戦法をとります。
解号は「討て『皇鮫后』」。
第4十刀(エスパーダ):ウルキオラ・シファー
第4十刃がウルキオラ・シファーです
司る死の形:虚無
最初に登場した成体の破面です。
角が生えた仮面の名残を左頭部に被った、痩身で真っ白な肌をした黒髪の男。一人称は「俺」。左胸に「4」の刻印があります。
孔が喉元に開いていて、緑の両眼の下に、垂直に伸びた緑色の線状の仮面紋があるのが特徴です。
コート状の破面死覇装を着ており、霊圧は薄緑色をしています。
斬魄刀を解放していない状態でも浦原の「紅姫」の攻撃を素手で跳ね返す、卍解・虚化状態の一護の攻撃を受けてもほぼ無傷であるなど、登場初期より高い戦闘力を持ちます。
全ての破面の中で唯一、肉体のほとんど(脳と臓器以外)を超速再生できる能力を持ちます。
残忍な性格で表情及び感情の起伏が少なく、仲間であっても「塵(ゴミ)」、「屑(クズ)」、「下衆(ゲス)」と呼んで見下す傾向もあります。
ノイトラに対しては下衆と発言しています。藍染から一護に関して全て任されたことなどから藍染からは信頼を得ているようで、ウルキオラ自身も藍染に恭順の姿勢を見せているため、一護は当初彼を第1十刃と見ていました。
一護の潜在能力に関しては藍染の脅威には至らず、殺す価値なしとし、その力の不安定さから自滅、もしくは自分達の仲間にできるとの判断を下しているが、実際は一護の力に警戒しています。
藍染の反乱から一カ月ほどのち、藍染の命によってヤミーを伴い、一護の現時点の実力が脅威になるかどうかを調べるために現世を襲撃します。一護を殺す価値なしと判断し虚圏に帰還した後は、織姫の能力に目をつけた藍染の命令で、ルピ達と戦っていた仲間の命を交換条件にし織姫を連行します。
虚夜宮に乗り込んだ一護を迎え撃ち、虚化による攻撃に驚愕するものの結果的にはこれを一蹴するが、独断で織姫を連れ去ったグリムジョーとの対戦中に別次元へ飛ばされました。
藍染の現世侵攻の際に帰還後、虚夜宮の守護を任され、再度捕らわれた織姫を助けに向かった一護を「破壊すべき敵」として認め一護と一騎討ちを展開、一護の虚化に伴い斬魄刀を解放し一護を再起不能の状態に陥らせるが、完全虚化した一護に圧倒され、左腕・下半身・内臓を吹き飛ばされるほどの大打撃を受けます。
最後は理性を取り戻した一護と決着をつけようとするも、先ほどのダメージで灰化が始まり、最後に織姫と心が通じ合い今まで知ることの出来なかった、「心」を知り砕け散ります。
大虚時代は周りの仲間が真っ黒な体だった中で、歯牙にあたる部分はなく、腰部から生えている黒い翼と頭髪以外は真っ白な体で、頭部も完全に仮面に覆われた姿をしていました。
ウルキオラの能力
ウルキオラの能力は黒翼大魔(ムルシエラゴ)です
薄緑色の拵えの刀。鍔が折り畳まれた蝙蝠の翼のような形状をしています。
解放の際、黒い液体が舞い上がり、雨のように降り注ぎます。
解放すると背中に巨大な漆黒の翼が形成され、仮面の名残が四本の角のついた兜のようになり、服も下部がコート状のものに変わります。
虚だった頃に近い容姿になります。翼を使っての防御や、霊圧で形成した光の槍「フルゴール」を用いて戦います。
解放後は卍解・虚化状態の一護を遥かに凌駕するスピードと戦闘力を得ます。それまでそこそこ対等に戦っていた一護が防御するだけで精一杯な状況になるほどです。
刀剣解放第二階層(レスレクシオン・セグンダ・エターパ)
十刃で唯一ウルキオラのみが可能としている、二段階目の刀剣解放です。
第二階層時は尻尾を生やし、長い二本角、鋭い四肢の爪、黒い体毛に覆われた両腕と下半身など、悪魔そのものを思わせる姿に変貌します。
虚だった頃の姿とも全く違う容姿になります。
虚化時の一護の如く眼球が黒みがある深緑色、瞳が黄色になり、喉元の孔が大きくなって胸に移動しています。
仮面紋は黒くなり、さらに複雑な形状に変化しています。藍染にも、この第二階層時の姿は見せていません。
黒い一対のシンボル、二本角の頭部、白い肌などは改造虚・ホワイトやそれが取り込まれた完全虚化時の一護に類似しています。能力は帰刃形態とそこまで変わらず、単純に強化させたものです。
第5十刀(エスパーダ):ノイトラ・ジルガ
第5十刃がノイトラ・ジルガです
司る死の形:絶望
襟の後ろが大きく丸く伸びている長身で長い黒髪の男。一人称は「俺」。
左目の眼帯の下に仮面の名残を残し、そこに虚の孔が開いているために隻眼です。
舌に『5』の刻印があります。
他人を見下したような話し方をするほか、自身を十刃最強と自負し、己の力に絶対的な自信を持っています。
長身痩躯だが、消耗していたとはいえ卍解状態の一護を驚愕させるほどの腕力の持ち主です。
鋼皮の硬度に関しても歴代全十刃中最高であり、実際に斬撃を受けても傷一つ付かず、チャドの「魔人の一撃」を受けても平然としているなど凄まじい霊圧硬度を誇ります。未完成の崩玉により誕生した破面です。
戦いの中で死ぬことを目的とし、常に強さを求め、戦いを渇望しています。
認識として『敵』を作った瞬間から呼吸ひとつまでを『戦い』と捉えており、どんな卑怯・非道も厭わず、殺す価値なしと判断した以外で相手に情けをかけません。
また自身が情けをかけられることも強く嫌います。
ネルが女破面でありながら第3十刃の座にいたことを快く思っておらず、決闘を申し込み勝負するも敗北しました。
その後ザエルアポロと結託し、ネルを挑発する目的で彼女の部下であったドントチャッカとペッシェを奇襲後仮面を剥いだ状態にし、これに対して怒ったネルを戦わせて背後から襲う形で頭を割り、虚夜宮の外へ放り出しました。
チャドを倒した後、グリムジョーとの戦いで満身創痍の一護に戦闘を仕掛けて圧倒し、元の姿になったネルとの戦いでネルが幼女の姿になったので優勢に立つが、救援に来た剣八との死闘の末、剣八の剣道(斬魄刀の両手持ち)による一撃で深手を負います。
止めを刺さずに自分を見逃そうとする剣八に戦いを挑み、その末に剣八に切り伏せられ、戦死しました。
ノイトラ・ジルガの能力
ノイトラの能力は聖哭螳蜋(サンタテレサ)です
解放前は三日月状の刃を8の字型に二つくっつけた形の鎌に、「8」の字に垂直に柄を取り付けたような形状をしている。
第8十刃の時は、三日月の形をしていた。
柄の部分からは長い鎖が伸び、鎖を持って斬魂刀を遠くの敵に向けて飛ばしてまた引き寄せる攻撃もできる。解放の際、鎌の先端にある三日月状の刃の中心に風を呼び起こす。
解放すると頭に左右非対称の三日月のような角が生え、腕が節足動物のような装甲状の外骨格に覆われた形で4本に増え、その4本の腕に大鎌を持つ姿に変わり、腹部を囲むように角のようなものがいくつも形成される。
また仮面の名残の口の歯が牙のようになり、顔には黄色い仮面紋が現れる。腕や鎌は失っても再生でき、腕は6本まで増やすことができる。
また大鎌は手首に収納されている。解放後は眼帯を外して全力となった剣八を一時は圧し、また応戦できる戦闘力を得る。
解号は「祈れ『聖哭螳蜋)」。
第6十刀(エスパーダ):グリムジョー・ジャガージャック
第6十刃がグリムジョー・ジャガージャックです
右顎を象った仮面の名残を着けた、端正な顔立ちに水色のリーゼント風の髪をした不良風の男(ナックルヴァールからはワイルドリーゼント野郎と呼ばれていた)。
一人称は「俺」。目元に髪と同じ色の仮面紋があります。
腹部に孔があり、右腰背面に『6』の刻印があります。ショートジャケット風の破面死覇装を着ています。
千年血戦篇ではジャケットの下にも服を着用し、ズボンも細身の物で腰にベルトを付けており靴も破面篇とは変わっています。卍解状態の一護と渡り合うスピードと、黒い月牙天衝の直撃にも耐える鋼皮を持ちます。
非常に好戦的で、障害となる(もしくはその可能性のある)者は、強弱を問わず抹殺すべきとの考えの持ち主です。
その好戦的な性格であるが故に、他の破面と意見が衝突したり、先走った行動に出ることも多いです。
自分を馬鹿にしたルピを殺した一方で、藍染に強要されたとはいえ東仙に斬られた左腕を治してくれた織姫をロリとメノリから救うなど、恨みも恩も忘れない性格です。
破面になる前(アジューカス級当時)は、豹に近い外見をしていました。
シャウロン達とはその頃からの同志であり、シャウロン達に実力を認められて以降、彼らの頭となっています。
シャウロンたちと共に藍染の下に入った時点の階級はNo.12で、同志の中では唯一十刃入りを果たしました。
一護を殺さなかったウルキオラに不服を唱え、藍染の指示を仰がずにシャウロンら5体の従属官を率いて現世を襲撃します。
ルキアや一護を相手に圧倒的な実力を見せ付けます。
単独行動の処罰として左腕を斬り落とされ一時十刃から外されます。後に織姫に失った左腕を修復された後、自らの後任であるルピを殺しNo.6の地位に復帰します。
初めて対戦して以来、一護を自身の獲物(好敵手)として認識し一護を自分の手で倒すことに執着しています。
現世で一護と2回戦い、2回とも決着を付けられずにいました。
虚圏に侵入した一護と決着をつけるべく、織姫を連れ出してウルキオラとの戦いで傷を負った一護を治療させ、対等の条件での戦いに臨みます。
一護の虚化を促した後、斬魄刀を解放して圧倒するが、死闘の末に敗北します。
未だ闘わんとするも、突如現れたノイトラに斬られ戦闘不能状態となります。
そして止めを刺そうとするノイトラの攻撃から一護に庇われました。
破面篇では、この時を最後に本編に登場していません。
千年血戦篇では単行本33巻を最後に、その後の動向は不明の状態となっていたが、69巻で霊王宮の一護たち一行に合流します。
ユーハバッハたちには恨みはないが、ユーハバッハを倒さないと世界が滅んで一護とも再戦できないため、一護たちに一時的に協力して滅却師たちと戦うことを明かしました。
また帰刃せずとも両手のみ帰刃形態にさせ、それにより変化した前足で豹のように加速したり黒い爪で攻撃したりする能力を獲得しています。
合流後は単独行動を取ろうと一護一行から離れようとする寸前にアスキン・ナックルヴァールと遭遇、真っ先に突撃したが一度は逃げられ、再度発見して飛び掛かるもナックルヴァールの放った「毒入りボール」に不用意に触れてしまい、帰刃をする間もなく戦闘不能になりました。
その後浦原によって治療され、浦原の卍解で作った侵入経路を利用して帰刃状態でナックルヴァールに奇襲をかけて心臓を握り潰して致命傷を与えるが、彼の最後の能力によって倒れ、ネリエルが救出する場面が描かれました
グリムジョーの能力
グリムジョーの能力は『豹王』(パンテラ)です
普段の形状は鉤状の鍔のある刀です。解放の際、指先に霊圧を溜め刀の刃を引っ掻く(隻腕の時は刀を抜きながら解号を唱えていた)動作を取ります。唱えた後、解放された霊圧が旋風を巻き起こします。
解放すると右頬の仮面が消え、額に仮面が形成されます。顔つきも鋭い牙、猛獣の鬣を思わせる長髪、獣のように尖った耳、鋭利な黒い爪など、獣人のように変化します。
さらに服がアジューカス級大虚時と酷似している鎧のようなものに変化し、脚も豹のそれを思わせる形状に変化します。
また、長い尻尾が形成され、両肘・両脚には刃が付くのが特徴です。
加えて、雄叫びだけで一護を怯ませる程の凄まじい音圧を発生させることが可能です。解放後は虚化した一護と対等に渡り合えるほどの戦闘力を発揮しています。斬魄刀票では9位を獲得しています。
千年血戦篇では脚の刃を消失した代わりに脚の黒い部分が増えており、かつて刃があった辺り(踵)まで達しています。
解号は「軋れ『豹王』(きしれ『~』)」
第6十刀(エスパーダ):ルピ・アンテノール
第6十刃がルピ・アンテノールです
司る死の形:破壊
左側頭部に仮面の名残が付いている中性的な容姿の小柄な男。
一人称は「僕」。独断行動の罰としてNo.6の座を追われたグリムジョーに代わってNo.6となった。
右腰前部に『6』の刻印があります。
人を馬鹿にした態度を取り、わざとらしく「ア・ごめーん」と言うのが口癖です。
乱菊曰く非常にお喋りで、自分と相手の実力差を嬉しそうに解説したりします。感情的になりやすい面があり、キレると口調がかなり変わります。
ヤミー・グリムジョー・ワンダーワイスと共に現世に滞在する死神たちを襲撃します。
卍解した日番谷を刀剣解放で倒し、乱菊達を圧倒するも、日番谷の奇襲を受け「千年氷牢」で敗北します。
直後、目的を達したウルキオラの命で退却するが、虚夜宮で織姫に失った左腕を修復してもらったグリムジョーに上半身を吹き飛ばされ死亡しました。
彼の遺体はその後ザエルアポロによって保管されました。
ザエルアポロがマユリに討たれた後、遺体はドルドーニ、チルッチの遺体と同様にマユリによって技術開発局の局長室に運ばれました。
千年血戦篇でマユリによって改造・再生され、同じく改造・再生されたドルドーニやチルッチやクールホーンと共に、マユリと星十字騎士団のジゼル・ジュエルとの戦いに動員されます。
ルピ・アンテノールの能力
ルピ・アンテノールの能力は『蔦嬢(トレパドーラ)』です
解放すると上半身が鎧のようなものに覆われ、背中に8本の触腕が生えた円盤が形成される。
また、仮面の名残の形状も若干変化している。触腕を自在に伸縮させたり振り回して攻撃するほか、相手に巻きつけて拘束し、多人数を一度に相手取るなど一対多数にも向く。
小説『Can’t Fear Your Own World』では、マユリの改造により細部がマイナーチェンジされて触腕に鉤状の突起が追加されたほか、グリムジョーと互角に戦えるまでに強化されている。
またグリムジョーの攻撃に対抗するため、防御目的でも使うようになった。
解号は「縊れ『蔦嬢』」。
第7十刀(エスパーダ):ゾマリ・ルルー
第7十刃がゾマリ・ルルーです
司る死の形:陶酔
頭部には棘のような髪があり、首には首飾り、耳には仮面が変化した髑髏のピアスをしている黒人風の男。
一人称は「私」。下顎に黒色の仮面紋があります。
厳かな雰囲気を漂わせ言葉遣いも丁寧だが、戦闘では卑劣な戦法を取ります。また、首を落とさない限りは死を確認する方法はないという厳しい考えを持ちます。『7』の刻印の箇所は不明で、右乳首部分に虚の孔があります。
アーロニーロとの戦いで重傷を負ったルキアに止めを刺そうとするが、救援に来た白哉と交戦します。
斬魄刀を解放し、愛の力でルキアを操り彼女の命を盾に取るが、その戦い方が白哉の怒りを買い、結果白哉の一刀のもとに切り伏せられ、「藍染様万歳」を叫びながら消滅しました。
ゾマリ・ルルーの能力
ゾマリ・ルルーの能力は『呪眼僧伽(ブルヘリア)』です
解放する前には胸の前へ刀を浮かべ、手のひらを胸の前で合わせ、さながらヨガを思わせる構えをとります。
その際に首が横に90度倒れ、刀がひし形にへし曲がります。その状態の刀から噴き出した白い液体に体が包まれることで帰刃が完了します。
解放すると全身が白いスーツに包まれ、頭部が顔の正面以外髑髏の仮面で覆われます。
目元にも仮面紋が浮かび上がり、下半身がいくつもの人面を持つ巨大な南瓜のように変化します。同時に、頭部にあるものも含め50以上の目が全身に出現します。
解号は「鎮まれ『呪眼僧伽』」。
第8十刀(エスパーダ):ザエルアポロ・グランツ
第8十刃がザエルアポロ・グランツです
司る死の形:狂気
仮面の名残である眼鏡を掛けたピンク色の髪の男性で、虚圏(ウェコムンド)内では、最高の研究者や、あらゆる霊性兵器開発のスペシャリストとして知られているマッドサイエンティストです。
一人称は「僕」。その技術力は非常に高く、後述する従属官(フラシオン)は彼の手によって改造された多数の実験体をベースとしています。
『8』の刻印の箇所は不明で、虚の孔は亀頭にあります。
本人は自身の戦闘力はあまり高くないと評しており、戦闘では録霊蟲(ろくれいちゅう)や敗死した相手から収集した情報を元に他人の能力を解析した上で、他人の能力を利用したりする戦法を取ります。
ノイトラと同様、未完成の崩玉により破面になっています。
また、ネリエルが第3十刃だった当時は十刃落ちであり、ノイトラがネリエル達三名を虚夜宮の外へ放り出す際に自らの技術を使って協力していました。
後述のイールフォルト・グランツの弟だが、兄を「カス」呼ばわりし、『情報収集のための録霊蟲を運搬する箱』とまで言って蔑んでいます。
また、戦いの最中に「着替える」と言って離れるなど、気障な振る舞いをとるが、上官の藍染には卑屈なほど下手な一面もあります。彼の宮は自分の斬魄刀の鍔と似た形状をしています。
虚夜宮内に侵入した恋次・石田・ペッシェ・ドンドチャッカと戦い、斬魄刀解放と様々な戦法で恋次達を翻弄するが、救援に来た涅マユリとのマッドサイエンティスト同士の対決を展開します。
最後はネムに受胎告知を行った際にネムの体内から投与された超人薬で感覚のみが超人化し、肉体がついていけなくなったところを涅マユリに討たれ戦死しました。
その戦闘による死亡後、アーロニーロと共に地獄に堕とされ、突如現れた朱蓮とその部下達と交戦するが、彼らの圧倒的な力によって返り討ちに遭い敗北します。
破面篇から死神代行消失篇までの十七ヶ月の間の出来事を描いた小説『BLEACH Spirits Are Forever With You』では、かつてはヴァストローデ級の大虚で元第0十刃であることが明かされました。
全盛期の実力は帰刃形態のヤミーを超え、完全虚化した一護と比肩するまでとされていました。
しかし、完全な生命となることを目論んだ過程から自らをアジューカス級に退化させたことから、戦士としての力を失い十刃から外されたものの、その後に科学者としての力だけで現在の地位になりました。
千年血戦篇ではペルニダ戦でネムを倒された際、幻影の姿で登場します。厳密には本人ではなくあくまで幻影だが、マユリを煽りつつ、ネムを作り直す切っ掛けを与えました。
ザエルアポロ・グランツの能力
ザエルアポロ・グランツの能力は『邪淫妃(フォルニカラス)』です
太刀のようにひも状のもので腰につりさげています。
解放すると首から下が触手に覆われ、ドレスを着たような姿になり、背中には4本の細長い羽根が生えます。
仮面の名残である眼鏡は飾りのように変化し、左目の周りには、道化師のメイクのような仮面紋が現れます。
解放後は4つの能力を得ます。
現在は直接相手を殺傷する攻撃力は持たないものの、第0十刃時代は無数の触手を武器として強力な殺傷力を持っていました。
解号は「啜れ『邪淫妃』」。
第9十刀(エスパーダ):アーロニーロ・アルルエリ
第9十刃がアーロニーロ・アルルエリです
司る死の形:強欲
十刃の中では唯一のギリアン級で、ゾマリによれば第一期「刃(エスパーダ)」の生き残りです。
未完成の崩玉およびギリアン級出身のためか完全な人間形態ではなく、首から上が薄紅色の液体で満たされた透明なカプセル状でその中に虚を思わせるボール大の頭が2つ浮いており、上側の顔は右目付近、下側の顔は左頬の近くに『9』の刻印があります。
また、左大腿部に虚の孔があります。この2つの頭はそれぞれ別の人格を宿しており、一人称も喋り方も異なるほか、会話の際は2つの頭が交互に喋ります。
上側の顔は志波海燕に化けることができます。
日光が苦手なため、普段は8つの小さな穴が開いた縦長の仮面を着けています。
また、左手に手袋のようなものを填めていて、虚を喰らうためのものと思われる触手や口を隠しています(人間の手のようにも使用可能)。
カプセルの中の液体は研究対象としてザエルアポロに興味を抱かれているが、本人はザエルアポロを快く思っていません。
海燕の姿でルキアの前に現れ、その容姿と斬魄刀を使用した海燕独特の槍術でルキアを惑わせるが、ルキアの策により日光を浴びたことで正体を現します。
その後斬魄刀を解放し、ルキアの体を貫くも、油断したために逆にルキアの『参の舞・白刀』で海燕の顔に擬態していた頭部のカプセルを破壊され、死亡しました。
死後は地獄に堕ち、共に地獄に行き着いたザエルアポロと一触即発寸前となるが、直後に現れた朱蓮とその部下に倒されます。
アーロニーロ・アルルエリの能力
アーロニーロ・アルルエリの能力は『喰虚(グロトネリア)』です
能力名も同様に『喰虚』。虚の屍骸を喰らうことでその霊圧と能力を取り込み、自分の物にできます。
この能力故にギリアンでありながら第一期「刃(エスパーダ)」に入り現在の十刃にも所属できるほどの力を得ました。
虚圏へ自動的に送られてきた、藍染の手による改造虚・メタスタシアの死体を喰らったことで、メタスタシアの霊体融合能力によって融合していた海燕の記憶・経験・能力も手にしており、斬魄刀『捩花』を本人同様に使うことができます。
解放すると下半身が人間の口が付いた巨大な蛸のような姿に変わり、今まで自分が喰らった33650体にも及ぶ虚の能力を全て同時に発現できるようになります。
解号は「喰い尽くせ『喰虚』」。
第10十刀(エスパーダ):ヤミー・リヤルゴ
第10十刃がヤミー・リヤルゴです
司る死の形:憤怒
ウルキオラとともに作中初めて登場した破面の成体でアーロニーロ同様第一期十刃の生き残りです。
一人称は「俺」。
下顎骨を象った仮面の名残を着けており、辮髪をしている色黒の巨漢で濁赤色の眉をしており、頭部には角のように突き出た部分があります。
目元に眉と同じ色の仮面紋があります。
左肩に『10』の刻印があり、胸部に虚の孔があります。
攻撃力は高いが反面力任せでやや雑であり、霊圧の探査能力も低いです。
また、巨体故に移動速度は優れておらず、特に解放後は形態の形状の関係もあってより顕著となります。
間合いに入った相手に対しては的確に素早く対応しています。
戦闘においてはチャドや織姫ら霊力のある人間を難なく倒すことはできるが、(内なる虚に妨害される前の)卍解した一護、浦原、夜一などの戦闘センスに秀でた者に対しては劣勢を強いられており、二度目の現世侵攻の際には、浦原に圧倒されます。
戦闘は素手での殴打と飛び道具系の技です。
防御力はかなり高く、白打の達人である夜一が打撃した手足を逆に負傷するほどの霊圧硬度の鋼皮を持ち、石田が渾身の力を込めた矢も貫通しません。
また、巨大化後は虚化した一護の月牙天衝が首に直撃しても多少出血しただけで大してダメージを受けておらず、このことに一護は驚いており、当初は即座に倒せるつもりでいたが後に「すごく強いから三人(白哉と剣八を含めて)で戦った方が良い」と語ったほどです。
最初に現世に降り立った際に一護に右腕を斬り落とされるが、斬られた右腕は持ち帰っていたため後に修復されます。
粗野かつ粗暴な性格で、自分より下だと思う者を見下す言動を取り、同族であっても躊躇無く殺害するほどに短気かつ暴力的だが、相手に翻弄された時には怒りを露にすることがあります。
運がいい場面に遭遇した場合「スエルテ(ラッキー)!!(Suerte…スペイン語で幸運)」と叫ぶ癖、相手の実力が自分より下だった場合に舌打ちする癖があります。
ウルキオラ、グリムジョー、ノイトラをゴミと言い捨てているが、ウルキオラに対しては悪態をつきつつも相棒のような関係で、邪魔者扱いされても自分なりにウルキオラの手伝いをしようとしたり、ウルキオラが死亡したことを知った時は悲しげな様子を見せているなど仲間意識は持っています。
力を蓄えた後、斬魄刀を解放することで数字が変化する唯一の特殊な破面でもあり、解放後は十刃内の順列も最低から最高に移り変わり、それに伴い左肩の『10』の刻印も『0』に変わります。
一護達と十刃の激闘の最中、自身は虚夜宮内自分の宮で食事を貪り力を完全に回復させた後に参戦します。
一護とウルキオラの一騎討ちに乱入するも、涅マユリ特製の地雷を用いた石田の妨害により足場を崩され地上まで落下します。
その後、ウルキオラの敗北を悟ると斬魄刀を解放してルキア達を襲撃し、ルキアの助けに入った一護と交戦後、援護に来た白哉と剣八との死闘の末に敗北します。
その後、自分に懐いていた従属官である子犬クッカプーロを見て、息絶えました。
ヤミー・リヤルゴの能力
ヤミー・リヤルゴの能力は『憤獣(イーラ)』です
解放すると巨大化し、腰には赤い前垂れが出現し、下半身が計16本の足を持つサソリのような姿になり、尻尾の部分がハンマーのような形状となります。
頭部の角らしき隆起がより強く顕在化し、背骨に沿って柱に似た角が生え、下顎にあった仮面の名残があります。
圧倒的な破壊力を誇る反面、肉体が巨大化したことで小回りが苦手となります。
媒体によって色彩が異なり、原作漫画は角と下半身の脚部が鈍い銀色なのに対して、アニメでは角が紫色で全身がほぼ肌色をしています。
この形態でさらに怒ることで、背中に巨大な二本の角が生え、再び二本足になり、四本角の鬼のような顔を持つ尾が生えたゴリラのような第二形態に変化します。
これよりさらに巨大化が可能で、その度に腕力や霊力が倍増し、それまでに受けたダメージ(肉体の欠損も含めて)が全快します。
原作ではこの後さらに変形し黒い体毛に覆われた身の丈ほどの巨大な尾が生えた姿となりました。
解号は「ブチ切れろ『憤獣』」。
まとめ
今回はブリーチに登場する十刃(エスパーダ)についてまとめました。
こちらに簡単に記載します。
私は十刃の中だとやはりグリムジョーが一番好きですね!
ビジュアルも好きですし、諏訪部順一さんの声がぴったしですよね。
一護のライバルといったらグリムジョーって感じがします!。
コメント