今回は最終章の千年血戦篇で突如現れた零番隊についてまとめていこうと思います。
そのすべてが尸魂界において偉業を成し遂げたキャラです。
今回はそんな零番隊のメンバーについてまとめていこうと思います。
零番隊とは
BLEACHより引用©久保帯人/集英社
BLEACHの零番隊とは霊王宮を守護している部隊です
役割は霊王宮と霊王の守護。
皆霊王に認められた存在であり、その骨は霊王宮に入る為の王鍵となっています。
その為、通常霊王宮に入る為には零番隊と一緒、もしくは許可がなければ入る事が出来ません。
また零番隊の紹介として印象的な言葉として
零番隊に隊士はいない
「構成人員五人は全員が隊長そしてーーーその五人の総力は十三隊全軍以上だ」
があり、歴史的にも死神の歴史のキーポイントとなった隊長格で揃えられています。
1000年以上前から存在している隊士もおり、卓越した戦闘能力の他に優れた技術をもっています。
主人公の一護達のサポートキャラクターの立ち位置としての特徴ももっており、クインシーに敗れた死神達の再起を助けました。
零番隊員の役割と紹介
零番隊第一官:麒麟寺天示郎
BLEACHより引用©久保帯人/集英社
零番隊第一官は東方神将”泉湯鬼” 麒麟寺天示郎です
零番離殿は麒麟殿を守護、卯ノ花烈に治療用の鬼道「回道」を教えた回復のスペシャリスト
外見はリーゼントに羽織、キセルと色々な時代が混じったヤンキー風な外見
戦闘能力も高く、雷迅の天示郎とも呼ばれていました。
零番隊第二官:曳舟桐生
BLEACHより引用©久保帯人/集英社
零番隊第二官は南方神将”穀王” 曳舟桐生です
零番離殿は臥豚殿を守護、義魂の概念(仮の魂とそれを体内に取り込む技術)を開発した存在。
一護達もその力により大幅な戦力向上を果たしました。
元は12番隊体調でピンクの髪の巨乳美人ですが、能力にはかなりの霊圧を使うため普段は太っています。
零番隊第三官:二枚屋王悦
BLEACHより引用©久保帯人/集英社
零番隊第三官は西方神将”刀神” 二枚屋王悦です
零番離殿は鳳凰殿を守護しており、全ての斬魄刀を作った死神であり、近接戦闘能力はトップです。
外見や口調はラッパーそのもので、普段は本来の鳳凰殿ではなく若い女性の外見をした斬魄刀が多数いる殿にいます。
零番隊第四官:修多羅千手丸
BLEACHより引用©久保帯人/集英社
零番隊第四官は北方神将”大織守” 修多羅千手丸です
死覇装(しはくしょう)の作成がモチーフの存在。
尸魂界では旧技術開発局に所属。
外見は6本の義手を持つ細見の女性のような姿をしています。
零番隊リーダー:兵主部一兵衛
BLEACHより引用©久保帯人/集英社
零番隊リーダーは兵主部一兵衛です
叡知を有する、尸魂界のあらゆる物や事象に名前を付けた人物
外見は達磨のような顔をしており、通常時は話しやすい明るい人物ですが、戦闘となると凄惨な表情になる。
ユーハバッハと零番隊の戦いの結末と敗因
霊王宮に攻め入ったユーハバッハ達クインシーの軍団は零番隊との戦いに入ります。
ユーハバッハ自身は戦わず、星十字騎士団の精鋭が戦いを挑み、お互いの能力による騙し合いを経て零番隊が勝利します。
零番隊は
前衛 第三官・西方神将”刀神” 二枚屋王悦
支援 第一官・東方神将。”泉湯鬼” 麒麟寺天示郎
後衛 第四官・北方神将”大織守” 修多羅千手丸
別枠で逃がさないようにフィ-ルド作成として、第二官・南方神将”穀王” 曳舟桐生がその役を担う構成です。
相手となる星十字騎士団
紆余曲折(ザ・ワインド)のニャンゾルから開戦します。
ユーハバッハの周囲を守護していたニャンゾルは神兵の力は無力化、無敵とも思える力でしたが北方神将”大織守” 修多羅千手丸
との戦いで敗れています。
護廷十三隊の隊長格の卍解のような派手な技はありませんが、死神の歴史そのものと言われるだけあり、基礎能力が奥義と言える技に昇華していました。
お互いをサポートし合う構成で万全の体制です。
星十字騎士団も強力ではありましたが、基礎能力の高さの違いで二枚屋王悦に切り伏せられてしまいます。
ですがユーハバッハとの戦いになる時点で、聖別が行われました。
聖別とは「不要なクインシーの命と力を徴収し、必要な者に分け与える力の再分配」です。
尸魂界でまだ戦っていたクインシー達は力と命を奪われ、霊王宮で戦う星十字騎士団の力は大幅に上昇
敗因はクインシーとユーハバッハの力のあり方を見誤った事です。
クインシー達は個々の強さを発揮する死神達と異なり、全体で一つの存在であり、全ての力をユーハバッハがまとめる事が出来るようになっていました。
クインシー総力といくら強いとはいえ、個人戦力である零番隊隊士では勝ち目はありません。
全滅させる位の力がなければ不可能な事であり、最終的に零番隊は敗れる結果になりました。
零番隊でユーハバッハを倒せた?
ユーハバッハは未来を見通す力を持っており、聖文字はA、能力名は全知全能です。
最終的に主人公である一護が倒しましたが、その状態とは全知全能の能力を仲間である石崎雨竜の力で一時的に発揮出来ない状態にした上での事です。
その為、ユーハバッハを打倒する為には、能力同士の戦いでは不可能という事になります。
実際零番隊の最強戦力である兵主部一兵衛も戦いの上で敗れています。
兵主部一兵衛の能力は全ての黒を力にする、名前を削るなど理(ことわり)に直接影響を与える能力であり、普通に考えたら負けるはずのない能力でした。
ですが、ユーハバッハは半減された能力を再度自分に付与する事が出来、全知全能の力を発揮、兵主部一兵衛を打倒しました。
その後霊王も倒し、世界征服を成し遂げています。
ユーハバッハの戦いはまさに結末が決まっている勇者の戦いに似ています。
どんなに苦戦をしても、仲間の力を以て戦力を強化、敵の弱点要素は敵の中にあり、それを突いて打倒する。
その為、ユーハバッハのストーリーは成立した時点で最強と言われた零番隊でも勝ち目はありません。
兵主部一兵衛も叡智は所有していましたが、役割はあくまで守護であり、未来を見通す事が出来なかったのが敗因でしょう。
零番隊がユーハバッハに勝利をする為には、本来の力を取り戻す為に打倒する必要がありました。
ユーハバッハが復活し力を発揮するまで1000年かかりました。
伝説が何であるか、その存在の掘り起こしを行い、クインシーの街を発見、打倒まではいかずとも交渉を維持する事が出来ていれば勝利は出来ていたでしょう。
それだけ零番隊の力は別格でしたし、最強の戦力の名前にふさわしいものでした。
情報を察知し、90年を経て理知を取り戻し9年を経て力を取り戻す、その辺りでユーハバッハの危険性に築き戦いを挑む事が出来れば良かったのです。
そもそも霊王は死神とクインシーの双方の力を持つ存在であり、死神側がこれほどの力を持てるのであれば、クインシー側も同じ事が言える、その可能性に築くべきでした。
世界を支える霊王を守護する零番隊は、もっと尸魂界と死神、クインシーに関心を持ち、死神の栄光を継続したいのであれば、より護廷十三隊を鍛えていくべきだったのです。
零番隊と護廷十三隊はそれぞれ守護の役割が違う、と交流は非常に少ないのが普通でした。
ですが、零番隊は死神の歴史を担ってきた存在がなるものですし、サポートとしては非常に優秀で、立場を明確にし守護の役割を分ける事さえしなければ、死神の戦力は大幅に向上していたはずです。
そうすれば零番隊はユーハバッハを打倒とはいかずとも制御し、負ける事はなかったでしょう。
まとめ
今回はブリーチの零番隊についてまとめました。
「構成人員五人は全員が隊長そしてーーーその五人の総力は十三隊全軍以上だ」
と言っていたので、結構期待したのですが、思いのほか印象に残ったことをしていないなと感じました(笑)
もっと見せ場を作ってほしかったのが正直な印象ですね。
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