今回は名探偵コナンのヒロインと言っても過言ではない「灰原哀」
コナンと一緒の境遇である数少ないキャラの一人で少年探偵団としての2人の姿は微笑ましいですよね。
そんな灰原哀についての情報をまとめていきます。
今回はその中でも縁の下の力持ちともいえる、モラウというキャラクターを紹介したいと思います。
「灰原哀」についての内容は名探偵コナンの画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(小学館/青山剛昌様/トムス・エンタテインメント)
灰原哀とは
灰原哀は、「名探偵コナン」に登場するキャラクターです。
元黒ずくめの組織の科学者で、現在は阿笠博士の家に居候をしている女の子です。
本名は宮野志保で、アポトキシン4869を飲み、体が小さくなっているため、現在は小学1年生として帝丹小学校に通っています。
実年齢は18歳で、工藤新一らより1つ上の年齢になります。
好きなキャラクターランキングでは上位常連になるなど、数ある女性キャラクターの中でも特に人気の高いキャラクターです。
黒ずくめの組織「シェリー」としての灰原哀
灰原は、生後間もなく事故死した両親の研究を引き継ぐ形で、幼い頃から黒ずくめの組織の科学者として薬の開発に携わってきました。
「シェリー」というコードネームをもらうほど、組織の中では重要なポジションでした。
しかし組織から灰原を抜けさせるために100億円強奪事件を成功させた姉、宮野明美が殺されたことをきっかけに組織に不信感を持ち、組織への対抗措置として薬の研究を中断しました。
当然反発した灰原は厳罰を受けることになり、地下に監禁されます。
そこで、どうせ殺されるならと隠し持っていたアポトキシン4869を口にしたところ、偶然にも体が小さくなり、ダストシュートを通って脱出することができました。
そして、同じくアポトキシン4869を投与されたものの生死が確認されていなかった工藤新一を頼り、工藤家に向かう途中で倒れていたところを阿笠博士に保護され、以後「灰原哀」と名乗り阿笠博士の家に居候することとなりました。
黒ずくめの組織は、組織の脅威となる者はなりふり構わず抹殺するため、もちろん組織を裏切った人間もその例外ではありません。
特にアポトキシン4869という、組織にとって重要な毒薬の開発に携わっていた灰原は、真っ先に抹殺の対象になり、長きにわたり命を狙われてきました。
ただ、ベルツリー急行の一件で、ベルモットを除く組織のメンバーはシェリーを殺したと思い込んでいるため、現在は狙われることなく平穏な日々を過ごしています。
灰原哀の両親は?
灰原の母親は、日本人とイギリス人のハーフの宮野エレーナです。
組織では「ヘル・エンジェル」と評されるほど冷徹な性格と言われていましたが、志保(灰原)への誕生日メッセージを録音するなど、娘思いの性格でした。
灰原の父親は、白鳩製薬の開発チームに属していた宮野厚司です。
しかし、のちにマッドサイエンティストとして学会を追放されてしまいました。
両親ともに黒ずくめの組織の科学者として薬の開発をすることになり、研究所の火災でともに「焼死」したとされています。
灰原哀のキャラクターの変化
初期の灰原は、感情を表に出さず、ミステリアスな雰囲気を漂わせていました。
半ば無理矢理少年探偵団に引き入れられたものの、あまり心を開いておらず、誘いを断ることや、一歩離れたところで行動することが多くありました。
また、初期は組織に追われている恐怖から、ネガティブな感情を抱くことが多く、「謎めいた乗客」では自ら命を絶とうとすることもありました。
しかし、少年探偵団の純粋さや優しさに触れ徐々に心を開くようになっていき、今ではコナンとともに「少年探偵団の保護者」のような存在になっています。
また、コナンたちの助けにより、ベルツリー急行の1件で、組織に灰原を殺したと思わせることができたため、プレッシャーから解放され、女の子らしい一面を覗かせる機会も多くなりました。
感情を表に出すようになった最近ではコミカルに描かれることも多く、特に憧れのサッカー選手、比護隆佑選手関連では、沖野ヨーコとの熱愛報道が出た際は過度なショックを受けて毛利小五郎に素行調査を依頼したり、ストラップをなくしたときは半分気を失ってフリーズしてしまったりと、初期の灰原ではありえない描かれ方をしています。
また、声優は初期のころから変わらずに林原めぐみが演じていますが、性格の変化にともなって声も高くなってきており、アニメでは声の変化からも昔の灰原との違いを感じることができます。
皆さんは昔のミステリアスな灰原と、今の面白くてかわいらしい灰原、どちらが好きですか?
灰原哀の性格
前述の通りキャラクターの変化はありますが、基本的には天ノ弱でツンデレな性格です。
褒められたり嬉しいことがあっても、素直に喜ばずに冷静に返したりすることが多いです。
基本的には危ないことやリスクをあることからは避ける性格で、コナンの無謀な調査や探偵団が危険な行為をすることなどは真っ先に止めます。
しかし、これもコナンや探偵団と長く一緒にいる影響か、最近では探偵団と危険なところに一緒に行ってしまうことも多くなりました。
また、阿笠博士に対して食べ過ぎないように徹底的に管理したり、好きな相手に気持ちを伝えられない男性刑事陣をバッサリ斬ったりと、特に男性には厳しい一面を見せることが多いですが、少年探偵団など身近な人間に危険が及んだときは真っ先に優しい言葉をかけて助けたりと、いざというときは優しい一面を見せます。
また、猫や犬などの動物に対しては優しく、懐かれることも多いです。
好きな食べ物はピーナッツバターとブルーベリージャムのサンドイッチで、ブランド物や女性雑誌を好むなど、科学者ではありながらも実年齢相応の女性としての嗜好を持っています。
灰原哀はコナンのことが好き!?
灰原は初期の頃からコナンに対して興味を持っている描写は多くありましたが、恋愛感情とは少し違うものと見られていました。
しかし、「謎めいた乗客」で、バスの爆発から逃げず自ら命を絶とうとしたときにコナンから助けられたあたりからは、本格的に恋愛感情を持っているような描写がされるようになりました。
このことはコナンの実の母親である工藤有希子には簡単に見抜かれていたようで、コナンに対して、有希子は灰原がコナンのことを10回は見つめていたと話していました。
最近ではキャラクターの変化にともない、コナンに対してきつく当たることが増えたり、比護選手を追っかけたりと、コナンへの恋愛感情はなくなってしまったのでは?と感じさせられることもありましたが、コナンが修学旅行に行くためにアポトキシン4869の解毒薬を渡す条件に、「あんまりイチャイチャしないこと」をつい入れてしまうなど、まだまだコナンへの想いは変わっていないようです。
灰原哀の現在
灰原は現在、ベルツリー急行の一件以降ベルモット以外の組織の人間の中では死んだこととなっています。
しかし、サンデー1072話で、組織のNo.2のRUMということが判明している脇田兼則が出前で帝丹小学校に向かい、去った後に「帝丹小学校の19期生は…あの宮野明美だが…死人が来るわけないか…」と心の中で呟いています。
灰原の姉である宮野明美に探りを入れている可能性があり、ということは、後々灰原の生死に関しても探りを入れられる可能性も否定できません。
そのため、今後灰原が生きていることが組織にばれ、再び組織から追われることになる可能性は高いと思われます。
もしそのときが来れば、名探偵コナンの完結も近いかもしれません。
また、2023年の映画の予告では、ジンが「会いたかったぜ、シェリー」と発しており、灰原が組織に追われるという内容になることは間違いありません。
これが原作につながるかはわかりませんが、ベルツリー急行以来比較的平穏に過ごしてきた灰原に、再び危険が迫ることは間違いないでしょう。
初期に追われていたころは怯えてばかりだった灰原が、今後追われる際に、どのようなふるまいを見せてくれるかも注目ですね。
まとめ
今回は名探偵コナンに登場する「灰原哀」についてまとめました。
現在は少年探偵団で楽しそうに生活をしていますが、実はかなりの壮絶な過去を背負っています。
来年のコナンの映画は黒ずくめの組織と灰原哀に焦点が当たるので楽しみで仕方がないです。
コメント