ダンまちに登場する神の中でも非常に謎に包まれている「ヘルメス」
時には味方サイドになったり、意味深な行動をして敵サイドのような立ち回りもすることもたまにあるので、謎な人物って感じがしますよね。
今回はそんな「ヘルメス」にフォーカスしてまとめていきます。
フレイヤについては一部ネタバレを含みます。アニメ派でネタバレを好まない方はこちらで閉じてください
また一部「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(GA文庫・SBクリエイティブ/大森藤ノ様)
主にヘルメスの正体や目的、ベルとの関係性など網羅していきます。
ヘルメスとは
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかより引用©GA文庫・SBクリエイティブ/大森藤ノ様
アニメ制作会社J.C.STAFF
ヘルメスとは橙黄色の髪に旅人帽子がトレードマークで、【調停】を司る男神。
優男のような表情で敵を作らず中立を保ち、道化じみた態度をとっているが、そのほとんどが演技であり、自身の思惑をつかませないようになどといった、腹黒さがある。
そのためリリやフィン曰く、「オラリオの神の中で最も胡散臭い神」といわれている。
彼が主神である【ヘルメス・ファミリア】もヘルメス自身のスタンスである中立を気取っており、ギルドには団員のランクアップの報告を隠したり、探索の外、密偵や闇派閥の情報収集や残党の追跡といった、オラリオの裏の事情にも少なからず関わっている。
ファミリアの運営も団長であるアスフィに一任しており、団員たちからはブラックファミリア(ブラック企業のファミリアバージョン)と呼ばれている。
とくに団長であるアスフィはほとんどの苦労を請け負っており、ヘルメスの行動のほとんどの尻拭いをしている。
そのため、ヘルメス自身も常にアスフィを隣に置いており、厄介事のほとんどをアスフィに押し付けては、その度に殴られている。
団員たちには信用されていないが、一応ヘルメスなりに自身の眷属たちを想ってはいるようで、喋るモンスター(異端児)が陵辱される現場を見た団員がパニックに陥った際には、抱き締めて落ち着かせたり、異端児が及ぼす子供たちへの影響などを危惧したりしていた。
ダンメモではオラリオにアイドルや漫画ブームを巻き起こしてたり、自身のファミリアの資金を浪費して、アトラクションを作ったりなど、度々騒動の一因となっている。
だが、決して悪いことばかりではなく、シリアスなイベントや周年イベントではヘルメスの暗躍のおかげでほぼ詰みのような状況が逆転することが多い。
ヘルメスの強さ
ヘルメスの強さとしては交渉力や真実を見抜く力に長けているところです。
本音と建前を語り、後に少しの誠意を示すことで申し出を断りにくくさせる事を知っており、事実このやり方でロキファミリアに未到達階層で何を見たかを聞き出そうとしたりしていた。
また、異端児との取り引きの後、追いかけてきたロキファミリアの団員たちに、闇派閥討伐に有利になるクノッソスの鍵を渡すから、今はこの場から引き上げろなど、相手の欲しいものを見抜く能力にも優れている。
そのやり方はアイズや他の幹部たちも「交渉が上手い神」と認めるほどである。
また、外伝ではエニュオの正体がデメテルでないことを見抜き、真のエニュオが、ディオニュソスであることを少ない情報から分析した。
他にも、他の神々の依頼で運び屋やオラリオ外を旅している経験もあって、情報通である。
そのため、作中屈指の謎であるダンジョンの最奥にある、結ばれた契約やアイズの秘密、約束の時代についてにも知っているようだが、未だ明らかにはされていない。
ヘルメスの正体
普段は道化じみた態度をとっているヘルメスだが、天界で最高の栄誉となる十二神の地位を得ている。
また大神であるゼウスの使い走りであることも明らかになっている。
そのため、ゼウスの場所を把握しており、ゼウスと連絡をとりあえる数少ない神。
ゼウスは過去にロキ・フレイヤファミリアにオラリオから追い出されたため、オラリオ内部の情報を知ることができない。そのために、ヘルメスから情報を仕入れたりしている。
ヘルメス自身もゼウスに恩があって使い走りをしているようだが、その恩が何なのかまでは明らかになっていない。
ダンメモの4周年イベントではゼウスと再会しており、ベルの成長を一通り伝えた後、会っていかなくていいのかなど、思いやりを見せている。
ヘルメスの目的
ヘルメスの目的は約束の時代を担う英雄を生み出すこと、また、ベルを英雄にすることである。
普段は中立を気取っているが、ベルが異端児たちを庇い、オラリオ中からの信用が地に落ちた際には、ベルを再び英雄の座に押し上げるためにウラノスやフェルズたちの異端児救出計画を、人々の前でベルにモンスターを殺させようとするなど、ベルのためなら手段を選ばない行動をとる。
そこにはベル本人の意思やヘスティアファミリアの意思などは関係なく、自分の思い通りの結果にならなければ、ファミリアの団員を使って思い通りの結果にしようとしたりなど、自身の目的のためなら邪魔なものを排除しようとしたりする冷酷さももちあわせている。
ヘルメス自身はベルには自分の思い描く英雄である「神工の英雄」を望んでいるが、アステリオスの乱入により、フレイヤが望む「異端の英雄」の道を進んだベルの姿を見て、悔しい表情をしながらも、最後にはベルのことを認めた。
ヘルメスとベルの関係性
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかより引用©GA文庫・SBクリエイティブ/大森藤ノ様
アニメ制作会社J.C.STAFF
ヘルメスはベルがゼウスの孫、ゼウスファミリアの残した遺産であることを知っている。
そのためベルに興味を持ち、ベルが中層で行方不明になった際には、捜索隊を組んでヘスティアと共に救助に向かった。
18階層でベルと対面してからは、大事な用があると呼び出し、女性陣の入浴の覗きに巻き込んだり、ベルのランクアップを妬むモルドや他の冒険者を焚き付けてベルを襲わせたりと散々な目に合わせるが、黒いゴライアスとの戦いを見て、ベルに見惚れ、最後の英雄にふさわしいと認め、以来、オラリオの様々な問題にベルを巻き込む。
イシュタルファミリアの騒動の際にはフレイヤを目の敵にしているイシュタルに大してフレイヤのお気に入りであるベルのことを話して、ベルを騒動に巻き込み、イシュタルをベルが英雄として輝くための犠牲にした。
外伝では、闇派閥とロキファミリア率いるオラリオ中の派閥の戦いにベルたちヘスティア・ファミリアを巻き込む。
劇場版では、ヘスティアの神友であるアルテミスを吸収したモンスターを討伐させる。
モンスターを倒してしまうと神であるアルテミスも消えてしまうため、事実上、下界で最も禁止である神殺しを押し付けてしまうことになる。
だが、ベルに試練を与えるだけではなく、度々本当にベルのことを想った行動をしてくれることもある。
他にもモルドと共にベルに夜の街での遊び方を教えようとしたりなど、ヘルメスなりの労いなどを見せた。
まとめ
今回はヘルメスについてまとめました。
ヘルメスはベルのことをより深く知っており、あのゼウスとも連絡を取れる仲です。
同じくベルのことを深く知っているフレイヤと今後どのように関わってくるのか楽しみですね。
コメント