週刊少年ジャンプで連載していた大人気漫画「銀魂」。
その人気は連載が終わった今でも多くのファンがいる作品です。
そんな銀魂は、江戸を舞台に万事屋を営む「坂田銀時」が仲間と共に様々な問題を解決していく少年漫画です。
作中に登場する人物は、地球人だけでなく「天人」と呼ばれる宇宙人が登場しそれぞれの民族の特徴があります。
その中でも今回は「夜兎」について紹介していきたいと思います。
是非最後までご覧ください。
夜兎(ヤト)とは
夜兎とは、荼吉尼・辰羅に並ぶ宇宙三大傭兵民族の一つです。
しかし部族ごとに特徴があります。
夜兎:血の気が多く戦闘を好みます。また、単体の能力が高く圧倒的な強さを誇ります。
辰羅:単体での能力は他の部族に劣りますが、集団による戦術に特化した民族です。
荼吉尼:温厚な性格からあまり戦闘を好まないため戦闘シーンはほとんどありません。
以上のことから夜兎族は他の傭兵部族に比べ圧倒的な存在感があることが分かります。
その特徴は、見た目は地球人と似ており白く透き通った肌が特徴的です。
また、地球人を遥かに凌ぐ身体能力を持っており圧倒的な腕力も特徴の1つです。
優れた身体能力に加え、傷がすぐに治る体質でもあり地球人に比べ圧倒的に優れているが故にエネルギーの消費が激しくかなりの大食いです。
また日光に弱く常に傘を持ち歩いています。
その傘には銃が仕込まれており銃撃戦も得意としております。
夜兎族のキャラクター
夜兎①神楽(かぐら)
万事屋のメンバーの1人であり、作中ではヒロインに位置しています。
キャラクターモデルは、竹取物語のかぐや姫です。
名前の由来は、北海道の「神楽町」です。
夜兎である神楽は、その力を利用されておりそれを結果的に助けることになりそのまま万事屋のメンバーになりました。
その見た目は、赤いチャイナ服を着ており語尾に「アル」をつけて話すのが特徴的です。
また毒舌なところも魅力の1つです。
生きる伝説「星海坊主」を父に持ち、「神威」という兄もいます。
その実力は夜兎族の中でもトップクラスです。
神威との兄弟喧嘩の際は、喧嘩の域を超え誰も手が連れられないほどです。
夜兎族の「阿伏兎」と戦闘の際は、圧倒的な実力差を見せつけ恐れられました。
夜兎②星海坊主(うみぼうず)
【放送情報】今週末放送の銀魂『無職は何者にも染まらない』から、先行カットをご紹介! 奈落に囲まれる銀時たちの前に、神楽と神威の父・星海坊主があらわれた! エイリアンハンター生活25年のベテランが手を貸すと…!? #銀魂 #gintama pic.twitter.com/I7ESMvjkZb
— アニメ銀魂 (@gintamamovie) August 10, 2018
神楽と神威を子供に持ち、本名は神晃(かんこう)です。
最強の戦士であり、生きる伝説とも呼ばれております。
掃除屋(エイリアンバスター)として巨大宇宙怪物を駆除して回っており、
体の弱い妻と神楽を置いて旅ばかりをしていたこともあり始めは神楽との関係に溝が出来ていました。
その見た目は、初登場の頃から髪が少なくバーコードヘアーを貫いておりました。
作中、頭の事を指摘されると怒るシーンやかつらを使用するシーンがあることからかなり気にしているようです。
また左手がなく、いつもは義手をつけていますが息子である「神威」が夜兎族の古い風習である「親殺し」を実行した過去がありその際左腕を失いました。
夜兎③神威(かむい)
星海坊主を父に持ち、作中のヒロインである神楽の兄にあたる人物です。
また、宇宙海賊春雨の幹部であり、春雨の中で最高の戦闘能力を持つ「春雨の雷槍」と称されております。
海賊団春雨の中では、第7師団の団長をしております。
夜兎族の中でも、最も夜兎の本能が強く戦闘狂のような一面があり第7師団の創設者である「鳳仙」を師に持ちます。
幼少の頃には、夜兎の古い風習「親殺し」を実行しようとし父である星海坊主に返り討ちにあっています。
また最終的には、宇宙海賊春雨のトップである提督にまで登りつけていきます。
夜兎④阿伏兎(あぶと)
宇宙海賊春雨の第7師団副団長をしております。
「吉原炎上編」の際に初登場しており、登場初期から神威との仲の良さが伺えます。
また登場の際、神楽と新八と戦闘をしており序盤では圧倒的な力を見せていました。
しかし、神楽が夜兎の本能に目覚めそのあとは一方的やられていました。
夜兎族の中でも温厚な方であり同族で殺し合うことを好みません。
そんな性格をしていることから戦闘狂の神威のサポート役を担っております。
実際神威と鳳仙が戦闘になった際は止めに入っていました。
夜兎⑤鳳仙(ほうせん)
宇宙海賊春雨の元第7師団団長であり、その後は「夜王 鳳仙」として吉原を支配していました。
夜兎族は日光に弱いことから日の当たらない吉原は隠れ住むにはピッタリだったようです。
「吉原炎上編」では、ラスボスに君臨し本作の主人公でもある銀時と戦闘をします。
その実力は、星海坊主と互角に戦闘を繰り広げたこともあることから年老いたと言っても圧倒的な実力があることが伺えます。
実際、銀時との戦闘の際は「白夜叉」と恐れられた銀時でさえも一人では及ばないほど圧倒的な実力がありました。
最終的には、銀時には敗れてしまうものの策略により負けただけで純粋な戦いだけでは勝てなかったと思われます。
鳳仙亡き後、吉原を周りから守る様子から鳳仙がどれほどの力があり恐れられていたかものちにわかることになります。
夜兎⑥陸奥(むつ)
坂本辰馬の片腕であり、快援隊の副官を担っています。
またツッコミ役も担っています。
どうしようもない坂本に代わって実質的な組織の運営をしています。
夜兎の特徴である傘を持っておらず終盤まで夜兎族だということが分かっていませんでした。
元々は宇宙海賊千鳥の副団長をしており、組織に裏切られ捕らえられたところを坂本辰馬に助けられ仲間に加わりました。
常に冷静で隊士の中での評判も良くとても有能ですが、坂本の生きざまに共感しており坂本の下で色々なサポートに回っています。
また実力もあり、宇宙海賊千鳥に所属していた頃は第2師団団長から「それほどの腕と才覚があれば父親ですらも足元に及ばない大海賊になる」言われていたことからかなりの実力があることが分かります。
夜兎⑦云業(うんぎょう)
宇宙海賊春雨の第7師団に所属している団員です。
神威や阿伏兎と同様、「吉原炎上編」で登場しておりその際は銀時を不意打ちにより倒し晴太を連れ去りました。
しかしその後、神威と鳳仙の戦闘を阿伏兎とともに止めに入った際神威によって殺されてしまいます。
そのため彼の情報はほとんどなく神威が戦闘に夢中になるとどれだけ危険な人物になるかを証明するだけの結果になってしまいました。
夜兎⑧孫老師(そんろうし)
銀魂最終章で登場する夜兎族の部隊を率いていた人物。
きちんとした姿は描かれておらずチャイナ服を着た老人というイメージでした。
戦闘の際は大きさが変わり、その喋り方はかなり年配な様子でした。
夜兎族の中でもずば抜けた戦闘能力を持ち、神楽・神威の二人で対峙した際はその圧倒的な実力差から歯が立ちませんでした。
また鳳仙のことを小僧と呼んでいたことからかなりの経験と実力があることが分かります。
その孫老師の戦闘スタイルは、他の夜兎族と異なり気功を使い肉体を自在に活性化し、仮死化することも出来ることから寿命までも自在に操れます。
そのことからかなり昔から生きていたのではないかと言われています。
そんな孫老師も、最強の兄弟「神威・神楽」の喧嘩に巻き込まれ敗北してしまうことになります。
夜兎⑨江華(こうか)
とても美しい容姿をしており神楽とも神威とも似ている印象を持ちます。
海坊主の回想の際にその出会いや生い立ちが描かれていました。
他の種族に襲われた夜兎族の故郷に一人で残っていたことで過酷な環境でしか生きられないようになってしまいます。
その時はどこか無感情で男っぽい様子でした。
その後星海坊主と出会い、家族が出来ることでどんどんと明るくなっていきました。
しかし星海坊主に嫁いだことによりアルタナの加護が受けられなくなったため体はどんどん弱っていくことになります。
最後は、神威が星海坊主に仕掛けた「親殺し」を止めに入り亡くなってしまいます。
最後まで逆境に立ち向かい誰よりも家族思いだったことから多くの人気を集めました。
まとめ
今回は、夜兎族についてまとめていきました。
もともと強い戦闘衝動のある民族なことから神楽のような生き方は珍しいのかもしれません。
また戦闘に身を置く中でどこか孤独になりがちな夜兎族にとって神楽のような生き方は受け入れがたいものがあったようにも思えます。
- 白い透き通った肌と日の光を防ぐための傘
- 高い戦闘能力と戦闘欲があり、戦闘に身を置く人が多い
- 持ち歩いている傘には、銃が仕込まれており銃撃戦も得意としている
- またその能力の高さから利用しようとする人も多くいる
紹介した夜兎族の中でも実力差は多くありますがそれでも夜兎族は他の民族に比べ圧倒的な実力があります。
しかし、夜兎族は戦闘の中で強くなっていく民族なので経験によって強さは変わっていきます。
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