作中でも屈指のダークヒーロー感を醸し出しているキャラである芥川龍之介。
黒い外套をまといポート・マフィアの一員。
首領である森鴎外直属の遊撃隊隊長と、自身の事を僕(やつがれ)と言い、古風な物言いで落ち着いた雰囲気を見せる暗殺者兼殺戮者でもあります。
芥川の持つ異能力は殺戮に特化した力で、探偵社、軍警、他の組織でも手に負えない最強の異能とも言えます。
その過去は血にまみれ、マフィアの幹部である太宰の部下と、異能も然る事ながらに多彩な戦い方をも熟知しているのは太宰の厳しい訓練によって得た力なのです。
冷血怜悧とクールな一面を持つも、意外なまでに人情味や人間味のある芥川。
今回は彼の魅力についてまとめていきたいと思います。
芥川龍之介とは
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誕生日 | 3月1日 |
---|---|
身長 | 172㎝ |
年齢 | 20歳 |
異能力 | 羅生門 |
CV | 小野賢章 |
好きな物は「書畫骨董」で、後は「茶と無花果」を好んでいます。
嫌いな物は「盆栽と犬と風呂」と子どものみたいな一面もあります。
後は蚕豆に蜜柑と、甘いものは苦手のようです。
そんな彼の性格は冷酷非情かつ好戦的または攻撃的な性格。
他人に心を許さない絶対的なまでの怜悧さに、常に自他共に厳格である事を望むと自分に厳しい性格をしており、他者を寄せ付けない言動も多い、群れない一匹狼。
孤高で非情と思われるも部下や元部下に対しての優しさと憐みを持つ一面など、部下の危機には迅速に対応する一面もあります。
無表情で感情の起伏を表に出さない為に、感情的な冷静さを持っていると思われるも、意外にも激情家。
部下に対して厳しく接するも、決して安易に殺しはしない矜持を持ち、部下の危機には身体を張って護る一面などもあり部下想いな上司と、直属の部下に信頼されています。
ポートマフィア首領の鴎外からは独走などが目立つも、それが結果的に組織の最大の貢献をしていると評価し、組織においても重要な位置にいます。
組織において重要人物とも言える芥川は、マフィア加入前は貧民街の浮浪児でした。
親のいない孤児で唯一の肉親である妹。
そして自分と同じ境遇の仲間七人と暮らしていましたが、マフィアの下部組織の構成員によって芥川の仲間達を殺害されてしまいます。
自分の家族を奪ったと「単身復讐」へと行動する芥川。
暴走していた彼を気にとめたのは幹部として昇格した「太宰」でした。
生きる為に妹と共にポートマフィアへと身を寄せる事になった芥川は、太宰に忠誠を誓い、彼の部下として活躍する事になります。
激情的な一面が作中でも多く見受けられる芥川。
でも幼い頃は感情が乏しく、周囲の仲間達や大人達からは心がないなどと評され、性格の起伏が出たのは太宰との関わりが要因とも言えます。
また屈指の力を見せ不死身の男と思わせる彼ですが、孤児だった頃に肺を病んでしまい、それ以来から咳をし、口元を抑えるなど、どこか病弱な一面も抱えています。
なお敦との一戦を交えた死闘において重傷を追ってしまった際の容態は、
下顎骨剥離骨折。
前頭骨・胸椎裂離。
頸部靱帯損傷。
上腕・大腿筋断裂。
全身Ⅰ度熱傷。
昏睡。
半死半生ではなくほぼ死にかけていたなど、作中でも重傷を負うイメージが定着しています。
しかし芥川は重傷を負いながらも、その後のマフィアと武装探偵社と組合(ギルド)の三つ巴の大戦争に参戦し、結果として「ギルド側の異能者二名を撃破」するなどの活躍をしています。
異能者二名との戦闘後は組合の輸送ヘリを奪取し、単身で本拠要塞に侵入し、敦と対峙するも、組合の団長・フィッツジェラルドを倒すベく敦と共闘する事になります。
その際に敦と絶妙なコンビネーションを見せ、満身創痍ながらも勝利を得ました。
太宰から褒められ、安堵してから気を失うなど、忠誠心に厚い部下として不死身な男とも言える純粋な忠義の徒とも言えます。
芥川の異能力
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能力名は羅生門と言い、これは芥川が着ている服を変化させる異能力です
黒外套から黒獣と呼ばれる黒外套を獣へと変化させた怪物を出現させ、鋭利な刃で対象を惨殺する攻撃型の異能で、また黒獣は芥川も呆れるほどに悪食でもあります。
「空間でさえも喰らい尽くす程」に餓えており、制御をしなければ芥川をも喰らうほどに餓える獣で、他にも様々な形へと変化する事が可能と、芥川は難なくに自由自在に操っています。
対象となる敵を攻撃し、時には相手側の攻撃から身を守る防御となる羅生門。
芥川の成長によって強化される異能力であり、対象を引き裂きかみ殺す力や、攻撃範囲の広さに、鉄壁の防御を揃えていると、まさに無敵の異能力。
技も豊富で様々なバージョンを控えています。
「羅生門・顎(らしょうもん・あぎと)」
格子状に変形させた黒獣で敵を切り裂く技で、最も使う頻度の多い技となります。
「羅生門・叢(らしょうもん・むらくも)」
黒獣を伸縮自在に操り、黒い手へと変形させ相手を掴み引きちぎる技です。
「羅生門・天魔纏鎧(らしょうもん・てんまてんがい)」
黒獣を黒布に変化させ相手の動きに合わせて攻撃を繰り出す物理攻撃の能力となっています。
圧倒的なまでの攻撃力を持ちながらも芥川は、自身の異能をぽんこつな能力と卑下してはいるも、その異能力は作中でも屈指の無敵を誇ります。
しかし万能の力でも無く、あくまでも黒獣の使用範囲に及ぶ攻撃が可能で、これは芥川が着込んでいる外套によって決定されています。
外套が短ければ近距離攻撃しか出来ずと、不便な一面もあります。
しかし接近戦や中距離戦においては真価を発揮する能力で、前衛としては最強の能力とも言えます。
また芥川と敦のコンビネーションは、互いに不本意ながらも絶妙なコンビネーションとなっており、格段に能力が向上するなど相性となっています。
「月下獣羅生門・虎叢(とらむらくも)」
半人半虎の敦と、羅生門・叢を展開させた芥川の合体技。
黒獣の爪を敦の虎の爪に付属し、戦闘力を引き上げた技であり、圧倒的な破壊力を持つも代償として体力を極限までに消耗してしまうデメリットがあります。
一撃必中が求められると、まさに必殺技となる技です。
「月下獣羅生門・黒虎絶爪(こっこぜっそう)」
芥川が空間を切り取り、敦を移送転送させ、切断空間を伸長し、敦の異能を裂く爪の威力を上げ、空間移動と共に空間攻撃を可能とする技です。
芥川は敦とのコンビを良く思ってはいませんが、組めば最強の攻撃力を誇る一面があります。
芥川の目的
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作中における芥川の目的は、純粋に太宰に認められる事でした
恩人である太宰に対して認められる事を執拗にこだわりを持つ芥川。
彼に認められるためにはどんな事も厭わないと、組織の命令違反などもそれが原因でした。
太宰がポートマフィアを抜けた際には、芥川は不用品になったのだと、太宰に捨てられたとショックを受けるほどに彼に対する忠誠心を強く持っています。
芥川は太宰に認められない事を何よりも恐れ、自分の存在意義を知ってもらうため、また彼に恩義を返すためと忠義を尽くしているのです。
妹である銀を救い、自分を貧民街から救ってくれた太宰は、芥川に生きる意味を教えてくれた恩人でもあり、自分の家族・仲間を奪った相手を始末してくれたのは太宰だからです。
しかし太宰は芥川をポートマフィアに勧誘する事を目論んでおり、この背景には太宰の思惑が蠢いていました。
配下を処分した太宰。
全ては芥川を手中に収め、銀との生活に困らないようにと、生きる事の出来る環境と意味を与えてくれた恩人として芥川は太宰に心酔しています。
ポートマフィアで太宰の部下として鍛えられていく芥川にとって、太宰に認められる事が、人生の目標となり厳しい修練に励む事になったのです。
芥川の強さ
芥川がポートマフィアに入った際は太宰には失望を抱かせていました
成果を出す事が出来ない芥川は焦るも、それは「太宰の狙い」でもあったのです。
認められたいと必死に自身の能力を上げようとする芥川は、一心不乱になりながら自分の潜在能力を高めていきます。
太宰は芥川をマフィア最強の異能力者へと育て上げられたのです。
殺戮に特化した異能力は芥川を瞬く間にポートマフィア最強の異能力者に仕立て上げ、屈指の武闘派として活躍する事になります。
異能力・羅生門は黒獣は空間そのものを喰らう凶悪な力で応用力が高く強力な異能でした。
芥川は異能力を持つ者からは恐れられる存在となっていきます。
射程は服の面積に依存する事になるも、中衛と後衛を熟す事で真価を発揮する能力は芥川の配下として活躍し、また「中島敦とのコンビで最強」となります。
獣化能力を持つ敦は、芥川の前衛として「理想的な相棒」となっていきます。
太宰の目論見により強制的なコンビとして組まれてしまう事になる芥川と敦。
性格は遭わなくとも、戦闘における相性は数々の強敵を撃破していきました。
かつて双黒と呼ばれていた太宰にとって、芥川と敦は後継者とも言える存在なのです。
芥川の現在、死亡したのか
作中において芥川は福地桜痴に殺害される事になります。
太宰に呼び出された芥川は敦を尾行しろと依頼を受け、何も疑わずに太宰の命令に従う芥川は敦を尾行し、結果として福地との戦闘に巻き込まれてしまいます。
ひょんな事から敦と共に福地を倒す事に全力を向けるも、相手は一筋縄ではいかない強敵・福地。
倒す事も出来ず、逆に追い詰められてしまうと危機に直面します。
敦を生かす為、自身を囮にする事を決めた芥川。
太宰に忠を尽くす形で敦を逃がして、その命を散らす事になります。
「この時、芥川は死亡しました」。
しかし福地によって吸血種を増やす為にと、ブラム・ストーカーによって噛まれてしまい、「芥川は吸血種として蘇る」事になってしまいます。
吸血種へと変える先兵へとなってしまった芥川。
ポートマフィアの面々を吸血種に変えていき、福地の命令に従うなど、その自我は失われてしまいます。
仲間である樋口に妹の銀を始めとするポートマフィアを噛み、完全に吸血鬼化してしまった芥川は、最強の敵の部下となってしまったのです。
まとめ
今回は文豪ストレイドックスに登場する芥川龍之介についてまとめました。
物語当初はとても残虐的で性格も良くなく、好きになれないキャラだと思っていました。
しかし敦との戦いを経て、敦との協力関係になっていくうちにその魅力が分かってきましたよね。
特に福地戦で自らが犠牲になって敦を逃がすところとか今までの芥川龍之介からは考えられない行動。
すでに太宰に認められるに値する男です。
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