今回はヒロアカに登場する「荼毘」についてまとめていきます。
ヴィランの中でも結構重要なポジションにいるキャラには間違いないので、最終決戦が幕を開けた今、改めて荼毘の情報をまとめていこうと思います。
是非、最後までご覧ください
「荼毘」についての内容はネタバレを含みます。ネタバレを好まない方はこちらで閉じてください
荼毘とは
敵連合の幹部の1人で、雄英高校への林間合宿を襲撃の際、「開闢行動隊」から加入。
誕生日は1月18日。身長は176cmで細身の体系である。
水色の瞳と毛量のある黒髪をしており、全身の至る所に焼け焦がれた皮膚に対してケイドロ質の皮膚のようなもの覆い、金属性の太い継ぎ目でつなぎ合わせていてるという外見が特徴的である。
残酷かつ無関心な性格をしており、相手に対する同情心が欠如しているかのような言動やシーンが見られます。
そのため、戦闘においても基本的に冷静沈着で取り乱すことはあまりありません。
「冷静沈着」だけでみると焦凍と似ている部分かもしれませんね。
また、秘密主義者な一面もあり、自己紹介でも偽名で通しています。ヒーローと警察の襲撃作戦においても唯一敵連合のなかで荼毘だけが本名を明かされませんでした。
荼毘の個性
荼毘の個性は「蒼炎」です。
エンデヴァーや焦凍が一般的に使う赤い炎とは違い、青い炎のため異能解放軍の外典からは「蒼炎の使い手」と呼ばれている。
火力についてはエンデヴァーが「燈矢の火力は自分以上」と言っていたので、荼毘の火力は焦凍やエンデヴァーよりも強力であることは間違いないでしょう。
実際に荼毘VS焦凍の戦闘シーンでも荼毘の火力が目に分かるくらいに勝っていました。
科学的にも青い色の炎と赤い色の炎の温度差は約10000度以上になることもあるらしいので、炎系の個性のなかでは火力はトップでしょう。
しかし、この荼毘の個性には弱点があります。それは自身の炎に身を焼かれるため使用に制限があることです。
なぜかというと、家族関係について後で説明しますが簡単に言うと轟冷の氷結の耐性も受け継いでいるため、個性と体質が真逆の性質であるからです。
荼毘の正体
秘密や謎が多かった荼毘は原作290話(30巻)にて、エンデヴァーの息子で轟焦凍の兄に当たる「轟燈矢」であることが判明します。
超常解放戦線のリーダーである死柄木弔を追い詰めたエンデヴァー達にギガントマキアと荼毘が駆け付けてきます。
その場にエンデヴァーと焦凍を目にした彼は、自身を荼毘と呼ぶエンデヴァーに「そんな名前で呼ばないでよ」と言い、その後「燈矢って立派な名前があるんだから」と自身で正体を明らかにしました。
以前にもホークスと戦闘をした際にも、荼毘は自ら正体を明かしていたが、その部分のセリフは黒塗りになっていたので290話で初めて正体が明らかになりました。
荼毘の正体が分かる伏線
正体が判明する前からさまざまな伏線が張られていました。その中で代表的である伏線を3つ紹介したいと思います。
個性や見た目が似ている
まず、炎系の個性といったらエンデヴァーや轟焦凍を思い浮かべますよね。
その時点で何かしらの繋がりがあると考えた読者も多いのではないでしょうか。
また、エンデヴァーは「焦凍以外は望む個性が出なかった」語っています。
なので他の兄弟は燈矢のように炎または氷のみ受け継いだ可能性が大きいと思われます。
哀しいなあ 轟焦凍
このセリフは林間合宿の際に、爆豪を奪って退却しようとしたときに、初めて顔を合わせたはずの焦凍に対して言ったセリフです。
「哀しい」と言っているので何か事情を知っているのか、兄である自分に気づかないことに対する表現だったかもしれません。
燈矢は惜しかった
エンデヴァーは自身の子供の話をした際に「燈矢は惜しかった。俺以上の火力を備えているのに、冷の体質をもってしまって…」と言っています。
この冷の体質とは暑がり、つまり熱に弱い体質のことであると思います。
先ほど個性の項目で説明したこともあわせると正体がだんだん分かってくるのではないでしょうか。
荼毘の過去
荼毘の過去については単行本31巻に詳しく描かれています。
荼毘の過去①個性婚
エンデヴァーは自分ではオールマイトを超えられないと確信し、彼を超えるヒーローとなる子供を作るため個性婚という方法で氷の個性を持った冷を嫁にもらいます。
荼毘(燈矢)はその長男として生まれました。
燈矢は母である冷の氷の個性を受け継ぐことはなかったがエンデヴァー以上の火力をもった炎の個性を持っていました。そのためエンデヴァーは燈矢に期待して教育します。
荼毘の過去②燈矢の死
熱心に教育していたエンデヴァーであるが、徐々に燈矢の個性の弱点が発覚していきます。
このことによりオールマイトを超えるヒーローにはなれないと悟り、教育することがやめてしまいます。
燈矢を訓練しなくなってから数年後にエンデヴァーが理想としてた氷と炎の両方を合わせ持った焦凍が生まれます。
このことによって、燈矢は一切自分を見なくなってしまったエンデヴァーに怒りや嫉妬を覚え、数年後も裏山で1人で個性訓練をしていました。
そして、13歳の冬、燈矢は自分の個性の制御ができず山火事となり焼死してしまいました。ものすごい火力で燃えていたため遺体も残らずにほとんどが燃えていました。
荼毘はなぜ生きていたのか
なぜ燈矢は荼毘として生きていたのかほとんどの読者が不思議に思っているでしょう。
この経緯が明らかになるのは最新話350話で詳しく描かれています。
火事で焼死状態にあった燈矢はオールフォーワンや殻木博士の施設に三年もの間昏睡状態になっていたことが明らかになります。
その後皮膚の移植などで回復を試みたが、不完全の状態での回復となったため失敗作とオールフォーワンに言われます。
これをきっかけに施設を燃やして逃げ出しましたが、実家に帰るとエンデヴァーは以前となにも変わっていませんでした。
そこで憎悪に満ち溢れた燈矢は自分を殺し、荼毘という人間に自ら変化したことで敵連合に加入したと思われます。
荼毘の名言・名シーン
父の技を放つ
父であるエンデヴァーの必殺技・赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)を焦凍に向けて放つシーンがあります。
まさか、使えるのかという驚きもありますが、父の技を弟に放つという荼毘らしさを感じますね。
「初めましてかな?エンデヴァー」
ハイエンド脳無の試運転の際にエンデヴァーと初めて対面したときに言ったセリフです。
荼毘にとってはエンデヴァーのことを常に考え、恨みをもっていたので「初めましてかな」というセリフがマッチしています。
「考えすぎてイカレたよ」
エンデヴァーとの戦闘後につなぎ目から血を流しながら言ったセリフです。
出血したのは自身の個性の負荷の代償ではありますが、この流れている血は涙を流しているようにも捉えることができます。
まとめ
今回は荼毘についてまとめました。
最新話を見る限り焦凍との戦闘が勃発することは間違いないので今後の展開が楽しみです。
また、荼毘は昔の感情を取り戻すのか、それとも最後まで敵として結末を迎えるのかが見どころです。
下記ボタンをタップすると50%引きで漫画が6冊購入可能!
※yahooが運営しているためPayPayのお支払いが可能です。
コメント