2022年5月には作者である冨樫先生がツイッターを始めた事で、また盛り上がりを見せたHUNTER×HUNTER。
「え、冨樫先生がツイッター!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
原稿の端がアップされるなど、連載の期待も高鳴りますよね。
しかし結局また休載で全然物語が進んでいません笑
今回は漫画の中でも人気の高い、カイトというキャラクターについて説明します。
なおこの情報は漫画原作をベースとしているので、アニメとは少しずれがあるかもしれません。
「カイト」についての内容はハンターハンターの画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(集英社/富樫 義博様)
カイトとは
ハンターハンターアニメより引用©富樫 義博/集英社
アニメーション制作:マッドハウス
カイトが登場したのは師匠ともいえるジンの生まれ故郷であるクジラ島に来た際にゴンと出会った時です。
ゴンはここで、自分の父親がジンというハンターであるという事、世の中にはハンターという仕事があることを知り、ハンターを志します。
つまり、主人公ゴンにとってハンターへの道を最初に切り開いた人物とも言えるでしょう。
カイトの目的は、ジンを探し出す事。それが、ジンがカイトに向けたハンター試験の最終試験でした。
弟子を持たないジンが唯一持ったのがカイトで、才能を認められたカイトはジンによって直々に念能力も鍛えられています。
再度登場したのは、ゴンがGI(グリードアイランド)を終え、キルアと共にジンがいる場所に向かった時です。ジンがいると思った場所に待っていたのはカイトでした。
カイトはその頃にはジンに会い最終試験を終えていたので、一流のハンターとなっています。
再登場したカイトは、アマチュアハンターたちと調査チームを組み、キメラアントの生物調査をしていました。専門は大型生物です。
カイトで出会ったことから、物語はキメラアント編へと向かいます。
カイトの過去
カイトはとあるスラム街で孤児として生きていました。
生きていくことも大変な場所で食べ物を盗み、懐いた動物たちと地下水道で暮らしていた時に、ジンに会います。
ジンは、やたらと動物に懐かれるカイト少年に興味を持って関わるようになりました。
そこからカイトはジンから念能力を習い、そのおかげでハンター試験も簡単に通ることが出来ました。
いいハンターは動物に好かれる、その性質でカイトの才能をジンは見抜いていたのかもしれませんね。
カイトの念能力
ハンターハンターアニメより引用©富樫 義博/集英社
アニメーション制作:マッドハウス
カイトは具現化系の能力者です。
能力の名前は「気狂いピエロ(クレイジースロット)」
カイトの意志とは関係なく念能力自身に自我があり、ルーレットで数字を出して武器を出します。
この念能力はジンが作り出したと言われており、カイト自身ではコントロールするが出来ません。
なので毎回、どんな武器が出てくるのかカイトにはわからないのです。そしてその武器を使用しない限りその武器は消えず、ほかの武器と変更も出来ません。
現にアニメ版の登場にてゴンと対峙するときに出した銃を、カイトはハズレだと口にしました。
スロットは全部で9個あると説明されていますが、原作ではすべてが解放されてはいません。
原作で出たのは3個のみ。
ではそのスロットにどんな武器があるのか見ていきましょう。
気狂いピエロナンバー2、大鎌
巨大な大鎌で、クレイジーピエロが出す武器の中でも破壊力はトップクラスだと言われています。
360度無差別に攻撃をする武器で、大鎌の円の範囲の中に入ると一刀両断されるほどの威力でした。
この大鎌に武器での攻撃にのみ、「死神の円舞曲(サイレントワルツ)」という名前がついています。
カイト自身は無駄な殺生を好まない為、範囲が広く多くを傷付けるこの武器をあまり好んではいないようです。
大鎌時はこの技しか使えません。
気狂いピエロナンバー3、ロッド
ロッドはカイトがキメラアントであるピトーと戦った武器です。
ですがピトーとの戦いのシーンがないので、実際どんな使い方をしたのかは分かっていません。
このロッドで戦闘したカイトを、ピトーはどんな時間よりも幸せだったと語っています。
強キャラであるピトーがそう口にするのはこの戦いのみで、この武器を持ったカイトがいかに強かったかが分かります。
カイトはこの武器での戦闘後、ピトーに敗れています。
気狂いピエロナンバー4、銃
この銃はアニメオリジナル展開で一番最初に目にするカイトの武器ですが、実際は原作ではユンジュにとどめを刺した時に使用しました。
ですがロッドと同じく、使用の描写がないため、どんな使い方をしたのかは分かっていません。
形状はスナイパーライフルに似ていますが、先端はハンドガンの形になっています。
最後の能力
カイト自身が口にしていない念能力ですが、ジンによって語られた能力の一つがあります。
それは絶対に死んでたまるかとカイトが強く思ったときにのみ発動する能力です。
カイト本人が意志を持って発動するのか、カイトの意志を組んで発動するのかもわかっていません。
その能力はカイトの復活に関係していると思われます。
以上がカイトの念能力です。
同じ具具現化系には、クラピカ、幻影旅団のシズクがいます。
具現化するにはその物質を体に覚えこませ、念に昇華し形とする、というやり方が一般的です。
ですがカイトの能力は、どれも本人が全て具現化に成功しているわけではありません。
それは制約と誓約が関わっていると思われます。
ルーレットにし、自分の意志を反映させない代わりに強い武器を抽出する。
これがカイトの念能力なのではないでしょうか。出した武器は使わないと消えない事もあり、使用するには不十分です。
ですが、そのデメリットを受け入れる事でカイトはいくつもの武器を使用することが出来るのでしょう。
カイトの強さ
カイトは、三ツ星に近い二ツ星ハンターであるジンに拾われ育てられました。
キメラアントの中で強キャラであるピトーと肩を並べる強さのハンターは多くありません。
よってカイトは、能力と戦いのセンスで言えばネテロやゼノと同じレベルとも言えるでしょう。
的確な判断を持てる事から、ジンよりもハンター協会に対する適正能力も高そうです。
念能力として扱いが難しい具現化系の能力ともううまく付き合っていることから、彼のハンターセンスは抜群だったことが伺えます。
カイトの死亡
カイトはピトーとの戦いによって死亡しました。
その戦いがどのように終えたのか、原作では描写されていません。
ピトーとの戦いの前には右腕を飛ばされ、そんな重症の中で彼はゴンとキルアを戦場から逃がしました。
その後にあぐらで座るピトーの足にはカイトの頭が置かれ、リアルタイムで原作を読んでいたファンにとっては衝撃なシーンだったことは間違いありません。
カイトの死亡は、ここからが驚きなのです。
キメラアント編が終わったあと、ひとりの少女に注目が集まりました。
それはキメラアントの女王のお腹から最後の個体として生まれ、人間の姿に育った赤髪の少女です。
彼女はレイナという名前が与えられながら自分の事を「カイト」だと呼んでいます。
ピトーとの戦いによって命を落としたカイトは、何故だか意識を持ったままキメラアントの女の子に転生していたのです。
何故転生したのか、その謎は明らかにされていません。
ですが、念能力の欄で語ったように、ジンが告げていた「絶対生きたいと思うと発動する能力」が発動したのだと思われます。
女王がエサとして摂取した個体が新たな命となって反映されるため、キメラアントのコアラが殺した人間の赤髪の女の子の容姿がここで反映されているのですが、カイト自身を女王が摂取している描写は原作ではありません。
なので取り込まれての転生の線は薄いと思われます。やはり、カイトの念能力が深く関わっているのでしょう。
転生したカイトの存在
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
アニメーション制作:マッドハウス
ファンからすると、死んだカイトが転生して喜んだ方も多いと思います。
アニメではカイトと転生したカイトを分けるため。
少女カイトの事をカイトちゃんと名付けています。
このカイトちゃん、実は存在がとても貴重なのです。
何故なら彼女は、女王が生んだ最後の個体なので実質現女王です。
そして女王から生まれたという事は、メルエムの妹でもあります。
中身がカイトといえ存在自体はキメラアントで最後のキメラアント族。
彼女の能力はメルエムと同じ、もしくはそれ以上とも言えるでしょう。
今後のカイトちゃんの登場が楽しみですが、もしキメラアント側の意識が深くなると複雑にもなってきますね。出来ればカイトちゃんの意識として再登場してほしいものです。
まとめ
今回はハンターハンターでの魅力的なキャラクターであるカイトの紹介をしていきました。
カイト自身、解明されていない技や転生の謎もあります。暗黒大陸でこの転生の謎が明らかになる事も考えられます。
ますます原作から目が離せませんね。
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