様々な展開で驚きを見せるHUNTER×HUNTER。
連載がいつされるのか、HUNTER×HUNTERの期待が高まっていますよね(笑)
今までの話を読み返してみようと思っているファンも多いのではないでしょうか?
今回はその中でも縁の下の力持ちともいえる、モラウというキャラクターを紹介したいと思います。
「モラウ」についての内容はハンターハンターの画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(集英社/富樫 義博様)
モラウとは
彼の初登場はキメラアント編の序盤です。
本名は「モラウ=マッカーナーシ」
ネテロ会長が選抜したキメラアント討伐のメンバーで、ノヴと共にやってきました。
サングラスをかけた大柄の男性で、身の丈程の大きな煙管(キセル)を背負っています。
ハンターランクは一ツ星(シングル)で、シーハンターとして活動しています。
本人曰く、陸の活動は気が乗らないらしいです。
ナックルとシュートの師匠でもあり、ネテロ会長に選ばれるだけあり、経歴も能力も申し分ありません。
性格は豪快でいながら場面において冷静で、戦いに慣れている所を原作で何度も発揮していましたね。情に厚く人情家で、自信家でもあります。
戦いでは確実な勝利よりも、互いに全力を出して戦いを好んでいます。
なのですが現場と本部の人間との間で板挟みになる事もあり、自身の納得いかない戦いが出来ない場面も見られました。
自分自身の事は戦いに適応してきた為に強いと自負し、全ての戦いにおいて強さを発揮してやる、といった感じではなさそうです。
キメラアントでの全ての戦いが終わった後、ゴンを救うキルアの要望を叶えるべく、ゾルディック家執事ゴトーと話をするのですが、その際にはほんの数分の会話でゴトーの信頼を得ています。現
場と本部に挟まれてきた彼だからこその、簡潔でいて分かりやすい話口調でしたね。
その際にモラウは、「ゴンを救う場面を誰にも見られたくない」という条件の為に、ゴン専用の病院を建てています。
巨大な駐車場付きでもあるのですがモラウは数日で用意して見せました。
ゴンが治った際には共にハンター協会に向かい、レオリオとゴンを再会させた立役者でもありました。
このように、キメラアント編が終わってもモラウは原作に深く関わり、各キャラクターを支えています。
見かけのいかつさからは考えられない繊細さと人情家でしたね。
モラウの念能力
モラウは操作系念能力者です。
手に持っている巨大はキセルから出す煙を操作し扱う能力となっています。
ではどんな能力なのか、詳しく解説していきましょう。
紫煙機兵隊(ディープパープル)
煙で人形を作るモラウの能力です。
最大で216体出せますが、多くなるほどに操作が単純なものとなります。
逆に少ない程に細かな操作が可能となり、人型では人間に変身することも可能になります。
複雑な操作を組み込んだ煙人形を50体出し3日間稼働させていた事もありました。
その後は体力を消耗していても戦闘していたので、ここでもモラウの能力の高さが見られますね。
この煙人形をモラウ自身やナックルに変身させた事もありました。
足元にたくさんにウサギ型念獣を出したシーンはどこか可愛らしかったですよね。
このウサギは円の代わりとして使用できるのですが、原作では見抜かれてしまいました。
人形たちは自動操作、遠隔操作のどちらも可能です。ただ煙なので攻撃に弱く、攻撃というよりは「錯乱での戦闘」向きとも言えます。
敵の円の中でなら人間との区別がつきません。
紫煙拳(ディープパープル)
上記の念能力と読み方は同じです。
オーラを込めた煙の形を自由に変えられる能力で、応用性が高い能力とも言えます。
鎖、船、草など煙とは思えない物に変えて移動や煙幕などに利用していました。
上記の能力とは違い、捜査は不可能ですが硬さや形状を保つことが出来ます。
敵の円の中では誤魔化す事が出来ず、こちらは錯乱には向いていません。
発動条件としては「煙を吐き出すのみ」なので、応用性が非常に高くモラウ自身も「紫煙拳より対応力のある能力を見た事がない」と話しています。
この時に吐き出した煙は回収することも可能なので、足りない分を自分に戻してから使用することも可能です。
監獄ロック(スモーキージュイル)
この能力は自分と自分の周囲を煙のドームで覆い、出入り不可能にする能力です。
この監獄は物理攻撃で破壊することは出来ず、脱出も不可能になっています。
では「この念能力を使うには何が必要なのか」みていきましょう。
まずはモラウが持つキセルです。
この「キセルがないと、煙を生成することが出来ません」。
なのでどの能力を使用するにも、煙管は必要不可欠です。
モラウは肺活量なら誰にも負けないと自負するほど、肺活量が超人レベルです。
煙を扱うとなると放出系の他にも操作系も得意かのかもしれませんね。
潜水が得意だからこそのシーハンターなのでしょう。
キメラハント編でのモラウの活躍
モラウはキメラアント編で多くのバトルに参加しています。
宮殿に突入した際には弟子のナックルと共にユピーと戦いました。
キセルを奪われた為に持てる全てを出してのバトルという形にはなりませんでしたが、持てるぎりぎりの煙で人形を作りユピーに時間稼ぎを出来たのはさすがだとも言えます。
キメラアント編で登場するライオン型のキメラ、レオル(ハギャ)との戦いでは、シーハンターだからこそ出来る戦闘を繰り広げました。
レオルが使ったのは雨の日にしか発動出来ない念能力。
それに対してモラウは水中で自慢の肺活量を使い「空気中の酸素を吸い上げて二酸化炭素で満たしレオルの呼吸を奪い勝利する」という戦いを見せました。
言葉にするとあまりピンと来ないかもしれませんが、やっている事はあまりに人間離れしています。
この戦いでモラウの強さを確認したファンも多かったのではないでしょうか。
ハンター総選挙でのモラウ
キメラアントが終わってから始まったハンター総選挙では、モラウは共に戦ったノヴと共に亡くなったネテロ会長の写真に乾杯しています。
モラウを慕うハンターも多く、選挙では票が入っていたシーンもありました。
その時にモラウの持っていた説明書に
『モラウ=マッカーナーシ シーハンター(シングル)』
『蟻討伐で一気にトリプルハンターか』
『外来種対策の重要性説く』
と書かれています。
一気にトリプルハンターか、という言葉がどういう意味なのか。
もう少し掘り下げましょう。
HUNTER×HUNTERの世界において、今現在出ているトリプルハンターは三人です。
パリストン、チードル、ボバドイ。
三人とも十二支んで、物語を知っている方ならこの三人、特にパリストンとチードルが心理戦を繰り広げていたシーンが思い浮かんでいるでしょう。
ジンは申請していないだけでまだダブルハンターですが、実力ならトリプルだと言われています。
そんな有能な人たちと肩を並べられる場所にいるのが、実はモラウなのです。
シングルハンターがダブルになる為には、「弟子がシングルハンターとなる」事が条件です。
ジンはカイトがシングルハンターとなったため、ダブルになる事が出来ました。
つまり、個人の活動だけではダブルハンターになる事は不可能なのです。
モラウはナックルとシュートという弟子がいますが、彼らはまだシングルではありません。
ではなぜ、モラウがトリプルに選ばれるのか。
それは、「キメラアントでのモラウの活動と彼の持つ頭脳」がハンター協会に認められたからです。
ハンターランクを飛び級出来る存在がモラウである。
これ情報で、モラウの凄さをもう一度確認できたと思います
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はHUNTER×HUNTERのキャラクター、モラウを深堀してみました。
彼はまだ原作内で生存しているので、これからの暗黒大陸で活躍することは町狩りありません。
その時には、トリプルハンターとして登場するかもしれませんね。
モラウの魅力が皆様に伝わったなら幸いです。
まだまだ原作は続いていきますので、これからも皆さんと一緒に考察で楽しんでいけたらとても嬉しいです。
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