「週刊少年ジャンプ」にて1998年から連載中の大人気漫画「HUNTER×HUNTER」。
多くの休載を挟みながらも常に連載再開をファンから見放されることなく切望されている本作の魅力の一つに、能力漫画の先駆けとも言える「念能力」が大きなウェイトを占めていることは言うまでもないでしょう。
今回はそんな「念能力」の最強ランキングTOP10を発表していきたいと思います。
1つ注意点として、あくまで「能力の強さ」での考察であるため、能力者のオーラの総量や体術、頭のキレなどは含まない純粋なランキングとなっていることを認識していただきたいと思います。つまり、キャラの総合的な強さではないということです。
それでは、最後までお楽しみください。
「ハンターハンター念能力最強ランキング」についての内容はハンターハンターの画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。（集英社/富樫 義博様)
ハンターハンター最強念能力ランキング
最強念能力10位:『紫煙拳(ディープパープル)』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
ハンターハンター念能力最強ランキング10位は紫煙拳(ディープパープル)です
「能力者:モラウ=マッカーナーシ」
まず、第10位はキメラ蟻編で初登場したモラウのディープパープルです。
この能力はモラウが自身の持つバカでかいキセルを吸って吐き出した煙を操作するというものです。
一見するとこんなのが10位？と疑問を持つ方もいるかもしれませんが、強さのポイントはその応用力にあります。
煙を操作することによって何人もの兵士に変化させることや、時には鋼鉄のロープに変えて相手を捕まえることもできます。
形だけでなく強度すらも設定できることがこの能力に幅を持たせており、事実モラウはこの応用力でピンチを乗り越え何人もの敵を撃破しています。
言ってしまえば、物を自由に作り出せるということに似ているということです。
作中でも言及されていますが、非常に奥が深い念能力による戦闘ではどんな敵にも対応できるような、なるべく応用が利く能力が望ましいと言われておりますので、その意見に賛同する私としては作中トップクラスの応用力を持つディープパープルを第10位としました。
最強念能力9位:『盗賊の極意(スキルハンター)』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
ハンターハンター念能力最強ランキング9位は盗賊の極意(スキルハンター)です
「能力者:クロロ=ルシルフル」
第9位は幻影旅団の団長クロロのスキルハンターです。
この能力は他の能力バトル漫画においてもチートと言われてしまう相手の能力を盗むというもので、盗んだ能力はクロロの本に記載されるという形で保存されます。
能力発動には本を任意のページで開いて右手で常に持っていなければならないという制約がありましたが、複合能力の『栞のテーマ(ダブルフェイス)』が登場したことで一気に風向きが変わりました。
これは本に栞を挟むことによって本を閉じてもその能力を維持し、両手が使えるようになるというもので、更に栞を挟んだ本を持って別のページを開くと能力を2つ同時発動できるとうぶっ壊れ性能を見せてしまい、この性質を利用したクロロは読者を置いてきぼりにするほどの怒涛の複数能力コンボによりヒソカに圧勝します。
この戦いが私の最強ランキング9位を決定づけるものとなりました。
しかし、盗むためには複雑なルールを守らなければならず、ダブルフェイスを使用するにも厄介な制約があるとのことなので(作中で未だ明かされていない)、一撃必殺の能力ではないということでこの順位となりました。
最強念能力8位:『死亡遊戯(ダツDEダーツ)』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
ハンターハンター念能力最強ランキング8位は死亡遊戯(ダツDEダーツ)です
「能力者:オロソ兄妹」
続いて第8位はキメラ蟻であるオロソ兄妹のダツDEダーツです。
相互協力型の能力で、妹が具現化したバッヂを相手に付けることで兄が具現化したダーツゲームとリンクさせ、相手をダーツゲームの的にすることができます。
つまり、どれだけ離れていても兄がダーツボードに当てた場所に応じて、ダーツ（作中ではダツの念魚）が突然現れて刺さり、しかも念魚は相手に触れた瞬間に現れるため、いつどこに刺さるかわからず百発百中となっています。
一応弱点として、ダーツゲームの1つである「ゼロワン」通りにルールを守らないといけないためルールを知る者からは次に刺さる場所がわかることや最後の一投を外すと全てのダメージが兄妹に降りかかってくることが挙げられます。
また、妹のバッチをつけるという制約は強者相手には相当ハードルが高いことも気になるところです。
しかし、一度発動すると並大抵の能力者ではまず攻略不可能のため、この順位となりました。
最強念能力7位:『許されざる者(ペインバッカー)』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
ハンターハンター念能力最強ランキング7位は許されざる者(ペインバッカー)です
「能力者:フェイタン」
続いて発表する第7位は幻影旅団 団員 フェイタンのペインバッカーです。
この能力はまだ全容が判明されていませんが、現時点でわかることは与えられたダメージに応じて能力を変化させ、相手に返すというものです。
作中で腕を折られたフェイタンはライジングサンという技で、小さな小型の太陽を発現させ相手を焼き殺しました。
まず自分もダメージを負うという制約は重いものではありますが、確実に相手を殺しきる殺傷能力を持っていると思います。
また、何より能力を発動したフェイタンが着る衣服(おそらく耐熱防護服)がかっこよくて厨二心をくすぐられます。
しかし、能力の相性次第ではせっかく出したカウンター技もすぐに対策されて凌ぎ切られる可能性があることや格上の相手だと能力を出す前にやられる可能性があることがカウンター技の辛いところだと思いますので、この順位とさせていただきます。
ぜひ他のペインバッカーの技を富樫先生にはお披露目していただきたいと期待しております。
最強念能力6位:『四次元マンション(ハイドアンドシーク)』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
ハンターハンター念能力最強ランキング6位は四次元マンション(ハイドアンドシーク)です
「能力者:ノヴ」
気になる第6位は、ノヴのハイドアンドシークです。
この能力は簡単に言うと架空の念空間で作られたマンションにいつでもどこからでも出入りができるというものです。
マンションは全21室あり、相手にはどこでもドアで消えたように見え、更に相手を引き摺り込むこともできます。
一見すると強いか？と思われるかもしれませんが、あらかじめマーキングした場所にマンションを通じて瞬間移動できることや相手を半分だけマンションに引き込んだところでドアを閉めて切断してしまうスクリームという技などからめちゃくちゃチート能力の塊だと思います。
これらを初見で察知して攻略できる使い手はいないと思われ、暗殺も一対一のタイマンも更には多人数相手の戦闘にも対応できると考えられます。
また、8、7位のようなリスクは一切ない(もしくは作中で言及されていない)という点もこの能力のヤバさが出ています。弱点らしい弱点もないのでこの順位とさせていただきます。
最強念能力5位:『神の不在証明(パーフェクトプラン)』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
ハンターハンター念能力最強ランキング5位は神の不在証明(パーフェクトプラン)です
「能力者:メレオロン」
ランキング折り返しの第5位は、キメラ蟻 メレオロンのパーフェクトプランです。
メレオロンはカメレオンをベースとしたキメラ蟻なのですが、その能力もまさにイメージにピッタリの呼吸を止めている間見えなくなるというものです。
ただ単に見えなくなるだけでメレオロン自体は確実にそこに存在しているのですが、この能力の凄いところは消えた状態で相手に触れても相手は触れられていることに気づけない点や更に「円」ですら認識できないところにあります。
初見だといきなり相手が消える上にどうやっても認識できないのだからやりたい放題できます。
しかも、任意の相手を同じように見えなくすることができる『神の共犯者』という技もあるので、格上の相手にも強い者とタッグを組むことで打ち勝つこともできます。
一応弱点としては、存在はしているので適当に攻撃をされると当たってしまう点や息を止めている間だけ発動するという2点がありますが、どちらも初見では看破できず気づかないうちに倒されるだろうと思います。
そして、6位より能力を悟られるリスクが少ないという点でこの順位とさせていただきます。
最強念能力4位:『百万回生きた猫(ネコノナマエ)』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
ハンターハンター念能力最強ランキング4位は百万回生きた猫(ネコノナマエ)です
「能力者:カミーラ=ホイコーロ」
惜しくもTOP３を逃した驚愕の第4位は、カキン帝国の第2王子 カミーラのネコノナマエです。
この能力はカミーラが殺された場合に発動し、現れた巨大な猫の念獣相手を握りつぶし、その命をカミーラに吹き込んで生き返らせるというものです。
第7位と同じカウンタータイプの能力になるのですが、大きな違いは死後強まる念を利用しているという点です。
死後の念の強さは作中でも多く言及されており、それを応用した初の能力になります。
ですので、一旦殺された場合確実に相手を殺し返す殺傷力があるかと思います。弱点としては制約でもある一度殺されないと発動しないという点。
それを感づかれカミーラは殺されず骨を折られる等の対策を作中でもされていました。
しかし、倒したと思った相手から思わぬ攻撃を受けて訳も分からぬままやられていくというのがこの能力の怖いところであり、死後の念の強さもありやはり初見では防ぎきれないでしょう。
死後の念の強さを加味してこの順位とさせていただきます。
最強念能力3位:『喰えば喰うほど強くなる※能力名なし』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
「能力者：メルエム」
迷いに迷った第3位はキメラ蟻の王 メルエムの能力です。
えっメルエムって作中最強じゃないの？と思われる方が大多数だと思います。
確かにおっしゃる通りメルエムが作中で一番強いと私も思います。
しかし、念能力だけを切り取って考えた時どうなのでしょうか。
僕は決して一番ではないと思います。
理由としては、喰った相手の能力とオーラを自分のものにするというのは恐ろしいです。
どんどん強くなっていくわけですから。しかし、この能力はやはり王の能力だから恐ろしいのでは？という疑問を拭い去ることができませんでした。
主人公のゴンがこの能力と仮定して、果たしてネテロをはじめとする強者に勝てるでしょうか？答えはNOです。
キメラ蟻の王という土台となる強さがあって初めて活きるのだと思います。
普通の人間がこの能力によってネテロの百式観音レベルの強さに届くまでに膨大な時間を有すると思います。
それでも能力とオーラを吸収する点はスキルハンターの上位互換といえますし、とても反則級の能力と思います。
そういった要因を加味して今回のランキングでは3位とさせていただきました。
最強念能力2位:『百式観音(ひゃくしきかんのん)』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
ハンターハンター念能力最強ランキング2位は百式観音(ひゃくしきかんのん)です
「能力者:アイザック=ネテロ」
この能力をこの順位にするのはとても批判がありそうですが、勇気をもって発表します。
第2位はハンター協会会長 ネテロの百式観音です。
この能力はネテロが狂気の沙汰とも言えるかの有名な感謝の正拳突きを数年間一日中繰り返したことにより、とんでもないスピードの正拳突きを手に入れたことが発端となっており、それを見事に念能力として昇華させています。
祈りを捧げることが攻撃のスイッチになり、同時に巨大な観音菩薩が出現し、無限に等しい攻撃の型から最善の一手を繰り出しますが、恐ろしいのはやはりそのスピードです。
あのメルエムですら攻撃が届く前にネテロの狂気的な祈りのスピードには追い付けずカウンターを喰らっていました。
無駄な動きとも言える制約であるはずの祈りが全く邪魔になっていないのです。
このスピードには誰も追いつけず瞬殺されてしまうことは明白です。
しかし、この能力が第2位です。正直、1位と2位はそれほど差があるとは言えないです。
その時の状況や精神状態で簡単にひっくり返るものですが、やはり今回の考察では1位には勝てない理由があるので2位とさせていただきました。
最強念能力1位:『刹那の10秒(せつなのじゅうびょう)』
ハンターハンターより引用©富樫 義博/集英社
ハンターハンター念能力最強ランキング1位は刹那の10秒(せつなのじゅうびょう)です
能力者:ツェリードニヒ=ホイコーロ
さぁ、お待たせしました。輝かしい第1位を発表していきます。
第1位はカキン帝国 第４王子 ツェリードニヒ＝ホイコーロの刹那の10秒です。
この能力はとても複雑ですので、1位にした理由の前に詳しい解説をさせていただきます。
まず、目を閉じて絶を行います。すると、「10秒間の未来を見ること」ができ、その間リアルタイムではコンマ1秒程しか時間は経過しておりません。
そのまま目を閉じたまま絶を続けると10秒より先の未来が見え、リアルタイムも通常の時間の流れを刻みはじめます。
そして、任意のタイミングで目を開けると世界は10秒前に見た未来がそのまま反映され、ツェリードニヒのみ行動を変えることができ、相手は行動を変える前の進むはずだった未来の通りにしか認識できません。
要約すると、未来予知ができるかつ未来を変えることができるということです。
大変複雑ですがツェリードニヒの好き放題に行動できるところがこの能力のヤバすぎる点です。
そして、1位の理由は例え神速を誇る百式観音であっても最低10秒間の隙ができ、その間に攻撃し放題という点で堂々の1位としました。
勝負の状況次第ではありますが、ヨーイドンで戦闘が始まることを想定すると恐らく作中では敵なしの強さだと思われます。
まさしく次世代の王の能力と言えるでしょう。
まとめ
今回はハンターハンター最強の念能力ランキングをまとめました！！
下記に簡単にまとめます。
作中でも言及されていますが、念というのは使い手の精神力や心理状態に強く作用されるため、例え格上の相手であっても打ち負かせる可能性を秘めています。
とはいえ、今回発表した能力は初見では防ぎきれないようなものばかりですので、そういった設定すら無視した強さを持っているといえるでしょう。
HUNTER×HUNTERは休載を挟みながらも現在も連載中であり、暗黒大陸へと向かう船の中でカキン帝国の次代の王の座をかけて王位継承戦が行われております。
今回1位のツェリードニヒはその中の王子の1人であり、圧倒的な強さで王の座を勝ち取りそうですが、果たして今後どのような展開を見せるのでしょうか？
ファンの方も一度も読んだことがないという方も結末をぜひその目で確かめていただきたいと思います。期待して待ちましょう。
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