ジョジョの奇妙な冒険に登場する「ジョルノ・ジョバァーナについて知りたい!」
ジョルノ・ジョバァーナは「ジョジョの奇妙な冒険Part5黄金の風」の主人公で、歴代ジョジョの中でも最強と言われる一人です。
ジョルノはイタリアのネアポリスに住む少年で、幼少期に人間の尊厳を教えてくれたギャングへ憧れを持ち、ギャングスターを目指すようになります。
己の信念を貫く固い意志と、予期せぬ出来事にも対応できる冷静さを持つ魅力的な主人公。今回はそんなジョルノについてまとめていきます。
ジョルノジョバーナとは
ジョジョの奇妙な冒険©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険制作委員会
ジョルノジョバーナとは1985年4月16日に生まれの15歳の少年で歴代ジョジョの中でも最年少の主人公。
長は172㎝と歴代ジョジョの主人公達の中でも比較的小柄で細身の体型です。
ミケランジェロをモチーフに考えられたらしく、本編でもミケランジェロを連想させるシーンがあります。特徴的な髪形で前髪をカールしているのでコロネのようにも見えますね。
パッショーネに入る前は中学生で寮生活を送っており、胸元がハート型に開いた学ランを着用しています。
胸とへその部分にはシンボルマークとなっているテントウムシのアクセサリーがつけられています。
これは幸運を呼ぶお守りとして身に着けているようですね。
ジョルノジョバーナの生い立ち
コロネのような髪形が特徴的のジョルノですが、実はむかし黒髪のショートヘアで今とはまるで別人のようでした。
現在の髪色は金髪ですが、染めたのではなく父親からの遺伝で髪色が変化してしまったのです。
母親は日本人で本名は「汐華初流乃」といいますが、幼少期に母親がイタリア人と結婚しイタリアで生活する上で「ジョルノ・ジョバァーナ」と名乗るようなりました。
では、その父親とはいったい誰なのか?ジョルノの父親について説明していきます。
ジョルノジョバーナの父親
ジョジョの奇妙な冒険©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険制作委員会
ジョルノの実の父親はなんと、ジョジョ歴代主人公ジョースター家の宿敵であるディオなのです。
ディオは吸血鬼ですがジョルノは吸血鬼という肉体的特性を受け継いでいません。
髪色はディオと同じ金髪で、エジプトでディオが3部の主人公「空条承太郎」に倒されたことをきっかけにジョルノは黒髪から金髪へ髪色が変化したようです。
一見、髪色しか似ていないようにみえますが、「無駄無駄」という口癖や人を引き付けるカリスマ性はどこか父親ディオの面影が感じられる部分もあります。
父親はディオですが、肉体は第1部の主人公「ジョナサン・ジョースター」から奪ったものなので、ある意味でジョナサンの息子でもあります。
ジョルノの身体にもジョースター家の血をひく者の首筋に現れる星形の痣があり、ジョースター家の血も流れている証拠です。
性格は冷静で理知的、無表情なことが多く、味方からも「何を考えているのか分からない」と言われますが、ギャングでもジョルノの持つ強い正義感や覚悟の強さはジョースター家の「黄金の精神」を受け継いだ証拠といえるでしょう
ジョルノジョバーナがギャングスターを目指す理由
ジョルノは母親から育児放棄され愛情をほとんど受けずに育ちました。
養父からは虐待を受け、近所の不良少年たちからも虐めを受ける生活を送り、そんな環境で育ったせいか幼少期は人の顔色を伺う臆病な性格になってしまいます。
そんなある日、怪我をしたギャングの男の命を助けたことによって転機が訪れます。
ジョルノに恩を返すと約束したギャングの男は、養父や近所の子供たちがジョルノに手を出さないよう手を回してくれます。
ジョルノは彼から「人を信じることを」を学び彼の「仁」の姿に生きる意味と正義を見出して「ギャングスター」に憧れるようになりました。
ジョルノ・ジョバァーナの夢
ギャングが子供たちに麻薬を売る状況を見たジョルノはギャングによって腐りきった街を救うため自らがギャングスターになってパッショーネを乗っとり、街を救うことを決意します。
ギャング組織パッショーネに入団した当初は、ブチャラティのメンバーから冷遇されましたが仲間へのサポートや鋭い洞察力で徐々に信頼を勝ち取っていきます。
味方からも敬意で表されるほどの「凄み」に溢れ、己の目標を達成するために大局的にモノをみて、それを実現させる器量と行動力があります。
スタンドは最強の能力「ゴールド・エクスペリエンス」
ジョジョの奇妙な冒険©荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険制作委員会
ジョルノの持つスタンド「ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)」は、触れた物体に生命力を注ぎ込むことで、あらゆる動物や植物を生み出すという能力です。
生み出した生き物はジョルノの意思で生死が決められ、死ぬと元の物体に戻り、動物を生み出した場合はベースとなった動物由来の場所に帰巣するという習性をもちます。
生み出した生物に対して命令することも可能です。
物語の終盤ではゴールド・エクスペリエンスがスタンドの矢に貫かれたことで「ゴールド・E・レクイエム」へと進化します。
生命を与える能力に加え、攻撃してくる相手の動作や意志の力をゼロに戻すという能力です。
この能力の前ではどんな攻撃や能力も無かったことになり、このスタンドに殴られたものは死んだこともゼロに戻ってしまうのでこの攻撃を受けたディアボロは自分が死んだという真実に辿りつくことができず、何度も無限に死の過程を繰り返し続けることになってしまいました。
ジョルノ自身が認識できない空間においても自動で発動し、歴代ジョジョ主人公の中でも規格外の強さを誇ります。
ジョルノジョバーナのその後
本編ではボスのディアボロを倒して、ミスタと新パッショーネのメンバーがジョルノに跪き忠誠を誓う場面で終わりでしたが、その後の話は小説「恥知らずのパープルヘイズ」にて書かれました。
ジョルノが新たなボスに就任し、副幹部にミスタ、ポルナレフ、側近にジャンルッカ・ペリーコロを迎えます。
自らの正体を明かして、パッショーネの各チーム編成をし、麻薬チームを抹消する方針をとっていきます。
更に、スピードワゴン財閥と手を結ぶことに成功しイタリアの裏社会だけでなく表社会まで動かせるほどにまで力を得ることに成功していきます。
ボスになっても頭の回転の良さや人を惹きつけるカリスマ性は健在のようですね
まとめ
ここまでジョルノについてまとめました。
仲間からも、ジョルノの持つ覚悟と器の大きさから感嘆や敬意で表されるほどの「凄み」にあふれる姿は頼もしくかっこいいですよね。
スタンド能力も規格外の強さを持ち、まさしく最強。歴代ジョジョの中でも、主人公らしい主人公ではないでしょうか。
人気の高い魅力的なキャラクターであることがよくわかりますね。以上、ジョルノ・ジョバァーナについてでした。
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