「生得術式(しょうとくじゅつしき)」こと通称・術式。
漫画・呪術廻戦における呪力を流し、発動する特殊能力を意味する術式は、作中における呪術師達の重要な攻撃手段とも言えます。
呪力を電気に例え、術式はその電気を利用する家電に当たり、術師は自身の術式に呪いの元である呪力を流し、様々な異能を発揮する事が可能となります。
呪力が枯渇すれば術式の発動は不可能となり、また術式は一人一体につき、一つが原則とされるも、ごく希に例外が存在する呪術師達の特殊能力です。
術式は生まれながらに身体に刻まれているものであり、術式を持たずに生まれた者はいくら呪力を持とうとも限られた能力しか発揮する事しかできません。
術式を持って生まれた者でも、その途中で術式を変える事は出来ず、呪術師の実力はほぼ生まれながらに持った才能ともなります。
そんな呪術廻戦に置いて最も重要な存在である術式。
その中でも何が最強なのか?
今回は呪術廻戦の作中に登場して来た数多の術式の最強ランキングをまとめていきたいと思います!
呪術廻戦の画像を「引用」させていただいております。引用の範囲に関しまして問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(集英社/芥見下々様)
最強の術式ランキング
第10位 投射呪法
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング第10位となったのが禪院家相伝の術式である投射呪法です!
これは自らの視界に入る景色の1秒間の動きを24の瞬間に分割したイメージを頭の中で作り出し、それを自身の身体で後追いする術です。
動きを作り出されば、トレースは自動で行われ、物理法則や軌道を無視した動きを作る事を可能とします。
しかしデメリットもあり、動きを作り出す事に失敗してしまうか、成功してもそれが過度の物理法則や軌道を無視した動きとなればフリーズしてしまうデメリットもあります。
その際に1秒間動けなくなってしまう大きな問題を抱えてはいますが、動きが術者の身体能力的に不可能な場合でも問題なく全自動でトレースは可能ともなっているのです。
少なくとも優れた人間が使えば、それ相応の能力とも言えるでしょう。
この術式は真価は過度に物理法則を無視できる事であり、一回の術式発動で上げられる速度には制限はあるものの、術式を重ねることで拡大されていきます。
主な使用者である直毘人は、この術式で最速の術師の名を獲得し、加速し放たれる一撃の重さは飛躍的に上昇し、また術者に触れられた者にも同じ効果を適用する事も可能です。
術式としては攻撃力が無い、補助的な術式ですが直毘人の天性の時間感覚によって攻撃的と瞬発力が強化される術式として昇華された術式と言えるでしょう。
第9位 赤血操術
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング9位は加茂家相伝の術式「赤血操術」です。
これは呪力を込めた自身の血液や、また自身の血液の付着した物質を操作する術式で、攻撃の他に防御と拘束を可能とし、身体強化にも転用できる幅の広い術式です。
応用性が高い術式ではありますが、弱点は水気であり、硬化した血が流されてしまう事で効果が切れてしまい、また出血する事での身体にも大きなリスクを抱えてしまいます。
しかしもう一人の使用者である受肉した九相図の長男である脹相は呪霊と人間のハーフという特殊体質から、この赤血操術をより自在に扱う事が可能としています。
また付与効果として赤血操術者の血は呪霊にとって有害な毒となり、特級レベルの呪霊にも通用する攻撃手段ともなります。
そして脹相の血は人間にとって有毒な血液となり、人外の血が交じる事で拒絶反応を起こす為とされています。
主な赤血操術の技となるのが赤鱗躍動で、これは自身の血液を操作し、身体能力を爆発的に向上させます。
赤血操術は血流を含めて体温に脈拍や血中成分の操作が可能となり、身体能力の向上だけではなく、低温に対する耐性に外傷の止血の恩恵も、もたらします。
相手を拘束する赤縛に、血液をナイフや刃として投げつける苅祓に、矢じりに様に飛ばす穿血など、攻撃にも特化した能力を見せます!
第8位 星の怒り
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング8位は九十九由基が使用する術式・星の怒り(ボンバイエ)です
これは仮想の質量を付与する術式で付与された質量によって与えられる打撃は、彼女の肉体が持つ力を上回る威力を放ちます。
作中では凰輪(ガルダ)を玉に変形させ、あらんばかりの脚力で蹴り飛ばし、羂索の操る特級呪霊が使用していた「あらゆる障害を取り除く術式」無効化し、殲滅しました。
そして自身に付与する質量は仮想である為に、その影響を術者本人である九十九が受ける事はありません。
速度の減速はなく、質量の影響を受けない事は肉体に変化が生じない利点があります。
しかし肉体の強度自体は底上げは出来ず、肉体強度と呪力強化のみで防御する必要がありますが、重力を武器として使用出来き、防御としても併用できる補助的な術式です。
仮想の質量を纏って戦う術式と、使用者の力量に左右される術式です。
第7位 不義遊戯
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング7位は東堂葵の使う不義遊戯です
これは自分の手を叩く事で、術式範囲内にある一定以上の呪力を持った物体の位置を入れ替える事の出来る術式となります。
対象は生物だけではなく呪具や呪骸に呪力を込めた無機物にも適用され、それは東堂自身も含まれます。
入れ替えは術者の意思による発動条件で成り立ち、手を叩く事で発動する条件ではあるも、自分の手同士を叩くだけではなく、他者の手を叩いても入れ替えは可能です。
この術式効果を呪力防御で対処する事は出来ず、術式自体に攻撃力が全くにありませんが、入れ替えを行う事で攻撃を無効化し、対象を守る事も可能となっています。
そして発動条件がとても簡単で回数制限が存在せず連発可能と、攻撃力は皆無ですが入れ替えに特化し、工夫次第では攻守共に使える術式とも言えるでしょう。
拒絶する事の出来ない入れ替えと、下手な攻撃よりも厄介な術式です。
第6位 呪言
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング6位は狗巻が扱う呪言です
これは狗巻家相伝の高等術式で、他に使い手がいない狗巻だけの術式とも言えます。
呪力の込められた自身の言葉を他者に送り込んで呪う術式と、放った言葉に応じ相手に効果を及ぼす言霊の一種。
それは携帯電話や拡声器を介して発動させる事も可能となっています。
主な効果としては言霊を増幅させ、強制させる狗巻家相伝の高等術式となっており、簡単に言えば、動くなと言えば相手の動きを制止し、爆ぜろとの言葉で対象を爆発させます。
拡声器使用で有効範囲を広げる事も可能で、携帯電話で言霊を対象に送り込む事も可能となっています。
ただし無機物などには効果は無く、水を熱湯に沸騰させる事などは出来ません。
しかし強力な術式である事には変わりはなく、その分に使用者である狗巻への反動が大きい問題点もあります。
それに言葉で攻撃する事は、大きく不可を与えていく事となり、強い言霊を扱えば低級呪霊でも声が枯れてしまう代償を伴います。
もし上級呪霊なら吐血してしまう負荷が掛かり、最悪な結果、呪言が返ってくる事もあります。
音声を呪力として使用する性質の為に、耳から脳に呪力で防御されてしまうと容易に防がれてしまう弱点があり、もし相手が先読みすれば手痛い反撃を喰らう事にもなります。
狗巻自身も喉への負担が大きくあり、この術式を使った際にのど飴を舐め、のどスプレーを使用し、蓄積されたダメージを軽減しています。
術者の声帯や舌に掛かる負担も大きい呪言の力。
うっかりと言葉を発してしまうと、周囲に危害を与えてしまうがゆえに、狗巻は普段から「しゃけ」「おかか」の単語しか話せないなど、生活にも支障を与える力です。
第5位 無為転変
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング5位は真人が扱う無為転変です
相手の魂に触れる事で魂の形状を操作する事を可能とし、対象の肉体形状の質量を無視して変形もしくは改造する術式となります。
しかし術式使用時に自身の手を変形させてはならず、人型状態の素手で触れなければ効果が発動されません。
唯一の防御方法は、自身の魂の形を知覚し、その上で魂を呪力で保護する必要があり、現状ではそれしか防御手段がありません。
魂を守る事が出来なければ例え一級か特級呪術師であろうとも改造されてしまいます。
そして改造された者は二度と元に戻る事は不可能で、肉体改造された者の命は短命ともなってしまう事にもなります。
真人による攻撃型の術式とも思われますが、これは真人自身が自分に対して使う事も可能としています。
その際にはノーリスクで肉体を自在に変形変化させる事も可能で、自身の肉体を武器化し、また身体能力強化が可能ともなります。
分身も可能で分身も独立した思考を持ち、もう1人の真人として自立行動も可能です。
その複製体真人も無為転変を使用可能ですが、効果範囲は自身の肉体変化のみに留まっています。
しかし肉体の変化は領域展開に必要な印を口内で腕を作り、結ぶなどの変則使用も可能となっており、打撃を受けている最中に、防御姿勢のままで術式を展開してもいました。
攻撃と防御に隙の無い術式ではあり、また補助も可能となっています。
反転術式による治療も可能で先天的傷病や、身体欠損を改造する事により完治出来る特性も在り、万能の術式とも言えるでしょう。
第4位 呪霊操術
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング4位は夏油が扱う呪霊操術です
これは彼が調伏した呪霊を取り込み自在に操る術式となります。
掌をかざし呪霊を球体にして飲み込む事で取り込む事を可能とします。
なお階級2級以上の差がある呪霊は降伏無しで無条件で取り込む事が可能で、弱い呪霊は調伏無しで取り込む事も出来るのです。
式神とは異なっており呪霊を使役する際の媒介は必要ではなく、呪霊がもつ術式も呪霊自体の呪力で発動が出来る仕様となっている破格の術式とも言えるでしょう。
手数を増やす事が可能で、準1級以上の呪霊を複数使役する事が可能な術式でもあり、また術式を持たない低級呪霊を呪力で強化する事も可能です。
その気になれば呪霊の軍隊を作りあげ、国家をひっくり返す事も可能なのです。
戦闘においてはまさに数の利で相手を押しつぶしていく物量戦から、複数の術式を展開させることの出来る呪霊の召喚など、数に頼った人海戦術となります。
格闘戦も可能で低級呪霊を射出す砲撃などを行い、いざとなれば呪霊を肉壁として防御に用いる事も出来ます。
取り込める呪霊の数に制限はなく、少なくとも作中においては1万を超える呪霊を携える事も可能と作中でも最も恐れる力ともなりました。
第3位 伏魔御厨子(斬撃と炎)
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング3位は宿儺が扱う伏魔御厨子(斬撃と炎)です
この術式は様々な生物の頭骨が象られたお堂を出現させ、結界で空間を分断せず生得領域を具現化する閉じない領域を展開する事が出来る術式となっています。
結界を閉じない宿儺独特の術式は神業とも例えられており、本来なら有り得ないとされる現代の術師や、偽夏油もありえないと断言しており、もはや規格外の術式とも言えます。
結界を閉じないこの術式は、宿儺を中心としてはおらず、お堂と主体としており、領域内の呪力を帯びたモノ切り刻まれ、更地と化す威力を放ちます。
結界で相手を閉じ込めない性質を相手に逃げ道を与える縛りを与え、領域の効果範囲はで最大半径約200mへと拡大されています。
領域の出入りは自由で出来るも、領域内はただ広く、その間に絶え間ない斬撃が浴びせられるゆえに、一度効果範囲内に捉えられれば脱出するのは不可能とも言えるでしょう。
更に宿儺の自由意志により通常の閉じた領域にも切り替えが可能で、領域構成を自由に調整できる術式ともなっており、もはや規格外の能力とも言えるでしょう。
第2位 十種影法術
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング2位は伏黒が扱う十種影法術です
影を媒介とし式神十種を召喚する術式であり、禪院家相伝の術式とされている一つで2級呪術師の天才・伏黒恵が使う術式です。
影絵を手で作り、その影を実体化させる事で対応した式神を呼び出す事が可能。
式神は最大で一度に二種を顕現させる事が出来き、通常の式神よりも強力ではあるも、もし完全破壊されてしまえば、その式神は二度と顕現できないデメリットもあります。
しかし破壊された式神の遺した術式とその式神の力は、次の式神にに引き継がれる事となり、拡張術式によって二種類の式神を合体させる事も可能となっています。
最初に顕現出来る式神は2匹の玉犬のみ。
他の式神を調伏の儀によって召喚する事も可能で、手持ちの式神を使って倒し、自分の式神として手懐ける事で最低でも10種の式神を操れる様になります。
また式神を使役するだけではなく、影を呪力媒介にする事でその特性を利用し、術式の発想拡大を行い、自身の影に呪具を格納させる事も可能です。
影を落とし穴のように扱う事も可能で、その気になれば他者の影の中に自由自在に侵入する事も出来ます。
一見すれば万能の収納力を持ってはいると思われるも、格納する場合、収納したその物品の重量分だけに自身の身体が重くなってしまうデメリットも存在しています。
大仕入れと収納可能な能力。
使役する式神の多さと、その汎用力の高さから第2位となりました。
第1位 無下限呪術
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
術式最強ランキング1位は五条悟が扱う無下限呪術です
これは術者である五条の周囲に呪力で無限を具現化させ、対象の干渉を防ぐ術式となります。
悟が危険と認識したあらゆる事象が近づく程に低速化していく接触する事が出来なくなってしまいます。
その結果、あらゆる攻撃を無効化する事が可能となり、攻撃に関しては仮想重量で対象を押し潰し、空中浮遊や高速移動が出来たりと、その用途は幅広くあります。
しかし使用には緻密な呪力操作が必要で、その操作は原子レベルとの事。
特異体質である六眼の保持者でなければ習得すら出来ず、保有しているだけで脳への負荷がかかってしまう諸刃の刃でもあります。
五条は反転術式を同時に発動させ、脳を修復している状態とまさに最強の男と自称する彼ならではの術式とも言えるでしょう。
まとめ
今回は術式最強ランキングをまとめました。
あくまで主観的なランキングとなりますので、気に入らない点はあるかもしれませんがご了承いただければ幸いです。
みなさんが思う最強の術式は何だと思いますか?
良ければコメントお待ちしております。
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