今回は呪術廻戦に登場する「縛り」についてまとめていきます。
呪術廻戦では作中で多くの縛りが出ており、作品を面白くする一つの要素となっております。
では気になる縛りについてご紹介していきます
縛りとは
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
「呪術における重要な因子の一つ」として作中で紹介されていました
これは簡単に説明すれば、縛りとは「支払った代償に応じての対価が与えられるモノ」であると、考えてくれれば大丈夫です。
解りや安く言えば、自分に対する縛りもとい代償を支払う事で、「自身の能力を強化させる事」が出来る力と考えてくれれば大丈夫です。
呪術廻戦での主な縛りとして、「術師が自分の術式の秘密を相手に明かす」シーンが幾つもありました。
アレは「術式効果を底上げ」しているのであり、自分の手の内を明かすことで縛りとして代償を支払い、術式効果を底上げし、簡単に言えば戦闘力をあげているのです。
コレで七海は「自身の術式を底上げ」し、花御は「呪いの種子の成長」を早めてもいました。
また有名なモノで上げるのなら宿儺の持つ「伏魔御廚子」です。
相手を閉じ込めない代わりに、広大な領域範囲を獲得した上で閉じる事の無い領域を展開可能としており、「最大半径約200mから無限の斬撃が浴びせられる事を可能」としています。
結界の本来の役割を捨てる事で、最大範囲の攻撃力を持って相手を攻撃する事の出来る空間を得たと考えれば、この縛りを意味を理解出来ると思います。
さてそんな縛りですが、個人だけではなく、「他者との間で交わす事の出来る縛りも存在」しています。
これは自分に対する縛りとは違い、「代償と代価を共有する相手が存在」する事にあります。
解りやすく言えば、こちらが代償を支払い、対価を相手が得て、また相手も代償を支払い、対価を得ていると、いわゆる「相互補完関係を成立させる事」も出来るのです。
この他人同士の縛りはどちらかが約束を違えてしまえば、尋常ではない代償を支払うことになってしまい、難易度としてはあまりにも難しいとされています。
メカ丸こと与幸吉は、真人とこの縛りを使っていた事で、彼等に殺されずに済んでいました。
これはもし真人が与幸吉を殺してしまえば、縛りを反故した事になり、その代償を真人が支払うことになってしまうのです。
相互補完の働きで互いの「安全と危険を平等にする事も縛りとして可能」なのです。
そして中には生まれ持った縛りも存在しています。
これは「天与呪縛」が該当します。
天与呪縛は作中でも多く登場し、コレに該当するキャラは「伏黒甚爾」「禪院真希」があたるでしょう。
彼は「強靱な肉体を得る代償に呪力を得る事が出来ません」でした。
しかし呪力を得ない事で強靱な肉体と異常な身体能力を獲得しただけではなく、超感覚器官をも持つ事に成功しています。
また呪縛強化によって視覚嗅覚の五感が呪霊を認識出来るまで鋭くする事を可能とし、呪霊を取り込む耐性も獲得する事に成功しています。
天与呪縛によって呪力が完全に無い0の状態にもかかわらず、特級術師並の超人と評される実力は、天与呪縛による恩恵とも言えるでしょう。。
呪縛を与えられた当人の身体能力を制限し、与えられるべき術式が代償として奪われるも、「超人的な身体能力を与えられる」のです。
またその逆もしかりで、身体能力を深刻なまでに奪われてしまうも、規格外の呪力を得てしまうなど、代償に見合う代価を得ることが可能となるのです。
作中で例えるならば、禪院真希と伏黒甚爾は呪力を持たず産まれてしまったゆえに悲惨な扱いを受けてしまう事になりましたが、超人的な肉体を得る事に成功します。
そして与幸吉は健康な身体を失ってしまうも、日本全土広範囲に及ぶ術式と呪力放出を可能となりました。
優れたモノを得る代わりに本来持つべきだったモノを失う「等価交換」とも言えるでしょう。
ただし様々な形で縛りは存在し、「虎杖と宿儺の特異な縛り」も存在しています。
虎杖を生かす代償に彼の心臓を治癒する為に縛りを虎杖に結ばせる宿儺は、「契闊を唱えたら一分間、虎杖の身体を明け渡す事」を条件にしました。
また契約内容を忘れることや、二つの条件で虎杖が自分に身体を明け渡している間、誰も殺さない、そして傷つけない事を内容とした縛りを結んでいます。
これは他人と契約する縛りとなり、あの宿儺でも縛りは絶対となるみたいです。
また渋谷事変において漏瑚と交戦する際にも、一撃でも入れられたら下についてやると約束をしたのも縛りと思われます。
様々な形で縛りは存在し、呪術廻戦の物語をより深くする定義とも言えるでしょう。
縛りの区分分け
呪術廻戦より引用©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員
まず呪術廻戦で登場した縛りを簡単に区分分けすれば、以下のようになります。
- 縛りは代償と対価がある!
- 自身で縛り能力を向上させる事!
- 他者同士での縛りも存在する事!
- 生まれ持った縛りは「天与呪縛」
まず縛りとは代償と代価を支払う事!
そして自身で行う縛りなどが存在し、それは自身の術式の情報の開示するなど。
また契約や約束事で縛りを行う事も出来き、守らねばならぬ約束事を枷とする事。
そして最後は生まれ持った縛りが存在し、それは「天与呪縛」と呼ばれている事。
この4つが基本的な縛りの認識と考えれば大丈夫でしょう。
縛り使用キャラ
呪術廻戦における縛りを幾つかリストアップしてみました。
作中でも大きな縛りともなった、登場人物達の縛りを参照していきます。
伏黒甚爾
彼は呪術界御三家である禪院家の出身でしたが、生まれつき呪力を持たず産まれてしまった事で、術式至上主義である禪院家にてその扱いは最悪となってしまいます。
子供の頃から呪霊の群れに放り込まれ、身体に幾つもの傷を刻まれてしまった彼。
しかし縛りにより、異常な身体能力を得る事が出来た上に、優れた感覚器官は五感だけで呪霊を認識出来る程と、超人ともなり、高専時代の五条悟・夏油傑を苦しめる事となります。
禪院真希
彼女は一般人並の呪力を持って産まれ、術式を持たなかった事で禪院家から酷い扱いを受けてしまいます。
しかしその代わりに人間離れした身体能力を持ち、呪具を使いながら、その人間離れした身体強化と感覚器官で戦う活躍を見せていました。
最終的に禪院真依の犠牲の上で本来の力を取り戻した事も、ある意味では縛りかもしれません。
与幸吉
彼等は生まれつき身体があまりにも脆く、月光の明かりですらまともに受ける事の出来ない虚弱体質です。
しかし術式・傀儡操術は日本全土を覆う事の出来る呪力を放出する事が可能で、動けない代わりに当代随一の呪力と術式を得ましたが、彼にとってはまさに呪いでしかありませ。
作中でも呪術を捨てて、元の肉体になる事が出来れば、喜んでそうすると告げており、その想いの隙を突かれてしまった不幸な人間とも言えるでしょう。
宿儺
呪いの王と称される立場ゆえに、作中でも多くの縛りを持っていたとされています。
虎杖を器に受肉した際に、身体を完全に奪わず虎杖と交わした縛りによって、完全に復活する機会を狙っていた事などを踏まえれば、彼は狡猾な人物とも言えるでしょう。
協力する為に有利な条件で縛りを行い、また領域展開に応用するなど、流石は呪いの王と呼ばれる存在です。
まとめ
今回は呪術廻戦に登場する縛りについてまとめました。
縛りを通して絶大な力を得るというのは作品の要素として面白いですよね。
まぁ完全にハンターハンターの制約と誓約ですが笑
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