鬼滅の刃で初めて登場した上弦のキャラ「猗窩座(あかざ)」。
無限列車編でその強さを目の当たりにした方も多いでしょう。
猗窩座(あかざ)の漢字が難しくて毎回調べていますが、「猗窩座(あかざ)何も見ずに書いて~」と言われたら作者以外に書けるのでしょうか?
少なからず私は書けません(笑)。
あかざと入力して変換しても当然「猗窩座」とはならないので一苦労です(笑)。
鬼滅の刃の中で一番難しい。(妓夫太郎も一回で変換できないのでイラつきます)
話が脱線しましたが、今回は猗窩座(あかざ)の過去、強さ、死亡についてまとめていきます。
猗窩座については漫画の内容も含まれます。ネタバレを好まない方はこちらで閉じてください
猗窩座(あかざ)とは

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
猗窩座(あかざ)とは鬼滅の刃に登場する上弦の鬼の一人。
目には「上弦の参」という文字が埋め込まれています。
そのため上弦の中で3番目に強く、全部の鬼の中で4番目に強いキャラという事です。
猗窩座は鬼の中でも魅力的なキャラでまず卑怯な手で倒したりはしません。
必ず正々堂々と自分の持てる力をぶつけて鬼殺隊と戦闘を繰り広げます。
また戦闘においては相手に敬意を払わす場面もあり戦闘において冷静に分析できるキャラです。
猗窩座は強者と戦うのが好きなため、無限列車編では弱者であった炭治郎に対して軽蔑していました。
猗窩座は女性を喰らう事もせず、殺すこともありません。
それがあってか上弦の弐の童魔より劣るのではないかと思われます。
無惨からも「青い彼岸花の探索」と特別な任務を与えられており、無惨に煉獄を倒したことを報告しても青い彼岸花を見つけ出せていないことから怒りをぶつけられていました。
猗窩座は無惨のパワハラを受けている一人でもあります。
猗窩座が煉獄を鬼に誘った理由は「永遠に戦い続けたい」という事ですが、まともな上弦がいなく精神的にきついという理由もありそう(笑)
猗窩座(あかざ)の強さ

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
猗窩座(あかざ)の血鬼術は「破壊殺」。
「破壊殺」は自身を強化して、拳でぶつかるというもの
チート級な血鬼術が多い上弦ですが、猗窩座(あかざ)に関しては上弦の中でも一番シンプルな能力。
「羅針」という術式展開をすることで自身の足元に雪の結晶の形の陣を出現させ、相手から発せられる闘気を感知することで、攻防を繰り広げます。
「空式、乱式、脚式、砕式、滅式、終式」と攻撃バリエーションも多いです。
相手の攻撃を一度喰らっただけで適応させる能力と腕を斬られても一瞬で元に戻す再生能力から数々の柱を倒してきました。
近接で戦闘するもでき、乱打のインパクトで攻撃を飛ばしたりと中距離の攻撃も可能なため厄介。
スピードも速く、炭治郎も煉獄と猗窩座の戦いを目で追うことも出来なかった。
無限城決戦編では「炭治郎&冨岡義勇」と戦闘を繰り広げます。
この時も、痣を発現した冨岡義勇に対して、引けを取らないどころか「羅針」でどんどん冨岡義勇の攻撃に適応していきました。

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
水の呼吸を極めている「冨岡義勇」の「拾壱の型 凪」に対しても猗窩座(あかざ)の乱打の破壊力を抑えることは出来ませんでした。
猗窩座は
「杏寿郎はあの夜死んで良かった」
「俺が嫌いなのは弱者のみ 俺が唾を吐きかけるのは弱者に対してだけ そう 弱者には虫唾が走る反吐が出る 淘汰されるのは自然の摂理に他ならない」
などと軽蔑のような発言をするのであんまり好きになれないキャラですが、悲しすぎる過去を知ると一気に見方が変わってきます。
まず最初に猗窩座(あかざ)の死亡についてまとめます
猗窩座(あかざ)の死亡

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
猗窩座は無限城決戦編にて「炭治郎&冨岡義勇」との戦闘の末、死亡します。
「久しいなァ よく生きていたものだ お前の様な弱者が」
炭治郎と無限列車以来での再会を果たす。
弱者だと思っていた炭治郎は数々の戦いから剣士と成長しており、
猗窩座も「“この少年は弱くない 侮辱するな” 杏寿郎の言葉は正しかったと認めよう」
と放ち血鬼術を使い、戦いが幕を開ける。
2対1で戦いが始まるも、全く引けを取らず優勢に戦闘を進めます。

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
冨岡義勇に「流閃群光」で蹴り飛ばし、その後炭治郎に攻撃を仕掛け、追い詰める。
しかし戦線復帰した冨岡義勇に阻止される。
その後、痣を発現した冨岡義勇が徐々に猗窩座を圧倒していくものの、凄まじい適応能力で水の呼吸の型を全て見切り日輪刀を折る。
猗窩座は煉獄のように胸を貫通させようと攻撃するも、他者の身体の中が透けているように見え、さらに周囲の時間流も遅く感じる「透き通る世界」に入った炭治郎に止められる。

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
そこから猗窩座は「体中の細胞が 産毛に至るまで今すぐコイツを殺せと言っている」危険視したことで「終式 青銀乱残光」を繰り出す 。
しかし炭治郎には全て回避される。
生まれたばかりの赤ん坊ですら薄い闘気があるにも拘らず炭治郎から闘気が感じない。
闘気を感知する猗窩座も初めての事であり、等々「ヒノカミ神楽 斜陽転身」によって頸を斬られます。
強さに執着した猗窩座は進化を遂げ、頸を斬られても体は消滅せずに残ったままだった。体だけで動き出し、術式を展開する。

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
炭治郎も満身創痍であり死亡することを覚悟したが「炭治郎を殺したければまず俺を倒せ」と義勇が立ちはだかる。
すると、猗窩座を止めようとする女性の姿がここから猗窩座の過去が明かされます。
回想が終わると再び戦いが幕を開け、気絶していた炭治郎も目を覚ます。
頸を斬り落とされた猗窩座の顔も徐々に再生を始めており、剣を握る握力すらない炭治郎から拳を喰らい。
その拳で「慶蔵」の姿と「生まれ変われ少年よ!」という言葉を思い出す。
ここで猗窩座の「弱い奴が嫌い」というのは大切な人を守り切れなかった自分に対する言葉であると思いだし、煉獄を殺した技「滅式」を自分自身に放ち死亡します。
炭治郎は自分を攻撃して死亡した猗窩座から「一瞬感謝の匂い」がしたと言っていました。

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最後は死後の世界で狛治に戻り、恋雪と再会を果たしました。
そもそも狛治、慶蔵、恋雪って誰やねんってなりますよね(笑)
順番間違えましたが、ここから猗窩座の過去をまとめていきます。
猗窩座(あかざ)の過去
猗窩座(あかざ)の過去①狛治

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
物語が進むにつれて、猗窩座が人間だった頃の過去が明かされます。
猗窩座が人間だった頃の名前は「狛治(はくじ)」
江戸時代の人間であり、病気の父と二人で暮らしていました。
貧困な生活が続き、スリを働き薬を買うことで父を救おうとしていました。
しかし犯行がバレたことで、奉行の執務する役所(奉行所)に捕まります。

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
狛治はお金がなく、病弱な父を救うため何度もスリを働き、幾度となく奉行所に捕まります。
その回数はおよそ6回
しかし狛治の父は
自分の事で大切な息子を傷つけていること。
人様から奪った金品で生き永らえたくないこと。
このことから、父は首を吊って自殺をします。
猗窩座(あかざ)の過去②恋雪との出会い

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
狛治は父親失ったことで「貧乏人は生きることさえ許されねえのか。こんな世の中は糞くらえ」と絶望を味わっていました。
生きる気力を亡くし積もった怒りを晴らすことができず、町で暴れまわります。
そんな時、一人の男が狛治の強さを見て自身の道場に勧誘する。

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
その男の名は「慶蔵」
しかしそんなことなど、どうでも良い狛治は慶蔵に殴りかかるも、簡単に返り討ちにされる。
それから狛治は慶蔵が運営している「素流」という素手で戦う武術の道場に連れられ一人の女性と出会う。
それが慶蔵に娘の「恋雪」です。
勧誘した理由は娘の看病をしてもらうためでした。
この出会いが猗窩座の原点となります。
猗窩座(あかざ)の過去③恋雪の死亡

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
狛治は一日中看病をしないといけないほど恋雪の体は弱かった。
元々狛治は父の看病をしていたため辛くはなかった。
三年が経つ頃には恋雪の体調も良くなり、普通に暮らせるほどになった。
2人で花火を見に行くと恋雪から
「狛治さんとのささいなお話で嬉しいことがたくさんありました。私は狛治さんがいいんです。私と夫婦になってくださいますか?」
と逆プロポーズを受け、狛治は泣きながら
「俺はだれよりも強くなり、一生あなたを守ります。」と答えました。
そんな時、慶蔵から「道場を継いでくれないか?」と言われ、恋雪も狛治の事が好きなため望んでいた。
罪人である狛治はこんな自分に好きと言ってくれる恋雪に驚きを隠しきれないが、それと同時に共に暮らせる未来を想像して、慶蔵の提案を受け入れる。
しかし幸せは突然失ってしまいます。
慶蔵が土地と道場を所有していたのは山賊に襲われていた老人を助けたことがきっかけです。
だが、隣の剣術道場の人間たちは侍でもないのに道場を手に入れたことを妬み、自分の物にしたかったことから慶蔵の道場の井戸に毒を入れられ、「慶蔵」、「恋雪」は殺されています。

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
その時、狛治は父親の墓まりに行った帰りで、あまりに突然の報告。
狛治は父に加え、慶蔵、恋雪と自分がいない時にまたも大切な人を失ってしまったのです。
そこから剣術道場の人間67名を素手で皆殺しにしてしまい、守ると決めた拳を殺すことに使ってしまった。
周りの人間がそんな光景から「鬼が出た」と騒ぎになっていました。

鬼滅の刃©吾峠呼世晴/集英社/ufotable
そんな時、無惨と出会う。
鬼を配置した記憶がないが、鬼が出たと騒ぎになりいざ出向いてみたら人間であることに驚き、狛治を鬼に変え「猗窩座」が誕生します。
ここから鬼になって記憶を無くした猗窩座は強さを求め今に至る。
家族を失い、愛する人を失い、守る人もいない中、100年間殺戮を繰り返していました。
猗窩座は「何とも惨めで滑稽でつまらない話だ」と感じ過去は幕を閉じます。
まとめ
今回は猗窩座の強さ、過去、死亡についてまとめました。
最初は炭治郎を軽蔑したり、煉獄さん殺して逃げたりと好きになれないキャラでした。
ですが、正々堂々拳で立ち向かい、時に相手を称賛する猗窩座を見て次第に嫌いという気持ちが変化してきました。
そして猗窩座に対する思いが更に変わったのが、過去が明かされてからです。
猗窩座は自分を犠牲にして何かを守ろうとすることが出来る優しい男であり、守ると誓った大切な人を殺されたら流石にきついですよね。
今まで上弦の過去は「妓夫太郎・堕姫」が一番しんどかったが、猗窩座も引けを取らない辛い過去を味わってるのが分かりましたね。
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