ワンピースにおける最大の謎、「空白の100年」。
世界の歴史にポッカリと空いた空白の期間で、世界政府は「空白の100年」に触れることを禁忌としています。
この記事では、「空白の100年」が禁忌とされる理由を、色々なキーワードを元に考察していきます!
ワノ国編もクライマックスに差し掛かり、多くの伏線が回収されようとしています。
今後に展開に備えて「空白の100年」について復習しておきましょう!
空白の100年とは?
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/東映アニメーション
「空白の100年」は900年前から800年前までの100年間を指しています。
この期間に起きた出来事は何一つ伝わっていないばかりか、世界政府は「空白の100年」の歴史研究を禁じており、禁忌を破って研究を行った者は世界政府によって消されてしまいます。
まさにワンピースの歴史における最大の闇と言っても過言ではないでしょう!
この「空白の100年」について、筆者は以下のように推測しています。
* 「空白の100年」の間に「とある巨大な王国」と「世界政府」の戦争があった
* 「とある巨大な王国」は「太陽の神ニカの化身が治める王国」だった
* 戦争の勝者である「世界政府」には、歴史を隠さざるを得ない理由がある
ここからは作中のキーワードについての整理しつつ、「空白の100年」に関する考察を解説していきます。
あくまで筆者の主観・想像ですので、参考程度にご覧ください。
世界政府が空白の100年を隠す理由
何故、世界政府は「空白の100年」を隠すのでしょうか?
たとえ戦争の過程で何か後ろめたいことがあったならば、世界政府は勝者なのですから自己を正当化して歴史を書き換えれば問題ないように思えます!
「勝てば官軍」ですね。
しかし、実際にはそうせず「100年もの長きに渡る歴史を丸ごと隠す」という暴挙に出ています。
この理由は正直よくわかりません。
丸ごと隠さないと人々が世界政府を統治者と認めないほどに、「空白の100年」当時の天竜人は卑怯な方法で勝利を得たのでしょうか。
あるいは、「とある巨大な王国」には何か特殊な力や思想があり、その存在を隠し続けないと復活しかねないとか。
ワンピース世界の神が「太陽の神ニカ」から「天竜人」に上書きされたとして、「天竜人」に正当性がない場合、「天竜人」は「偽物の神」ということになってしまいます。
もしかしたら、「天竜人」たちが「偽物の神」であると世界中に気づかれないために、本当の神が統治していた「とある巨大な王国」のことを隠しているのかもしれません!
「本来の王族を追いやり、他者が国を乗っ取る」という構図はワンピースで繰り返し描かれています。
例えば空島のエネル、ドレスローザのドフラミンゴ、ワノ国のオロチ&カイドウなどなど。
もしかしたらイム様や世界政府も、同じことを世界規模でやっているのかもしれません!
ポーネグリフ(歴史の本文)と空白の100年の関係性について
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/東映アニメーション
ポーネグリフとは世界各地に置かれたキューブ形状の石碑です。
決して破壊できない硬石に記された古代文字による歴史文で、制作者はワノ国・光月一族。
光月一族の古代文字知識は一子相伝ですが、先代当主・光月おでんが息子・モモの助に古代文字知識を伝える前に死亡してしまったため、その知識は途絶えてしまっています。
現在はオハラの考古学者唯一の生存者であるロビンのみ解読可能です。
世界政府はポーネグリフ解読はおろか探索すら硬く禁じています。
現に22年前、オハラのクローバー博士がポーネグリフを解読した「空白の100年」の仮説を世界政府に報告したところ、問答無用でバスターコールを受け、オハラは壊滅させられてしまいました。
クローバー博士の仮説によると、「空白の100年」には「とある巨大な王国」が存在したのだそうです。
仮説を聞きおわる前にバスターコールを発動させたことから、世界政府は「とある巨大な王国」の存在を歴史から隠していると言えるでしょう。
ゴムゴムの実とジョイボーイ、そして太陽の神ニカが空白の100年との関係性
「とある巨大な王国」と同様に、世界政府が隠しているキーワードがあります。
それが「ゴムゴムの実の本当の名前」と「太陽の神ニカ」です!
まず、「ゴムゴムの実」とは世界政府が名付けた偽名です。
これは1037話で明らかになった事実で、世界政府は真の能力を隠すために「ゴムゴムの実」という偽名を付けたとのこと。
また、「ゴムゴムの実」の護送にCP9を当てたり(「不老不死能力」がある「オペオペの実」でも護送は普通の海軍であり、CP9護送は過剰)、「ゴムゴムの実」が覚醒する兆候を知るや否や五老星がルフィ暗殺の勅命を出しています。
これらの描写から、世界政府は「ゴムゴムの実」の真の能力を危険視しており、歴史から消したがっているという意図がわかります。
次に「太陽の神ニカ」は、太古の昔に奴隷たちがいつか自分たちを救ってくれると信じていた伝説の戦士です。
詳細は不明ですが、そのシルエットから空島との関連が深いと思われます。
またフーズ・フーによると「太陽の神ニカ」を語った看守が翌日には姿を消していたそうで、世界政府が歴史から消したがっているキーワードであることは間違いありません!
直近の1043話では「ゴムゴムの実」を覚醒させた(と思われる)ルフィに何らかの変化が起きており、象主(ズニーシャ)は「ジョイボーイが…!! 帰って来た!!!」と語っていました。
また象主は「ドンドットット」という音をきき、800年ぶりに聞く「解放のドラム」だとも発言しています。
この「ドンドットット」という効果音は空島編の宴シーンでも使用されていることから、空島と関係が深い「太陽の神ニカ」の降臨を示す音だと推測しています。
これらの断片的な情報をつなげて考えると、
* 「ゴムゴムの実」の真の能力とは「太陽の神ニカ」を宿していること
* ジョイボーイこそが「空白の100年」における「ゴムゴムの実」の能力者(=太陽の神ニカを宿した人物)
だと推測できるのではないでしょうか。
空白の100年を知る存在について
研究が禁じられている「空白の100年」ですが、その真実を知っていると思われるキャラクターが複数存在しています。
その人物たちについてまとめていきます!
イム様と五老星
世界政府や天竜人であっても、通常は「空白の100年」の真実を知らないものと思われます。
海軍大将ですら、知っているかどうかはっきりしません。
おそらく、世界政府側で「空白の100年」の真実を知るのはイム様と五老星だけでしょう。
イム様は本作のラスボスと思われる人物であり、不老不死であると筆者は予想しています。
歴史から誰を消すのか、イム様の一存で決められているような描写がありましたね。
当然、「空白の100年」についても知っているはずです!
五老星は過去の描写から全く容姿が変わらないので、イム様同様に不老不死ではないかと疑っています。
気になる点としては、クローバー博士の仮説を聞き終わる間もなくバスターコールを判断しています。
「空白の100年」の真相を知らなければ、このスピード感では判断を下せないのではないでしょうか。
象主(ズニーシャ)
象主は大昔に犯した罪により、ただひたすらに歩き続けている巨大な象です。
「解放のドラム」を800年ぶりに聞いたと語っている通り、「空白の100年」の時代から生き続けています。
犯した罪も気になりますが、他にもルフィとモモの助のみ象主の声を聞き取れる点と、「象主」という名前の由来も気になりますね。
象主は巨大な象のはずですが、動物と会話できるチョッパーがその声を聞き取れていません。
この事実から象主の声は「動物の鳴き声」ではなく「テレパシー」のようなものだと思われます。
よくよく考えると海王類の声も聞き取れてないんですよね、チョッパー。
当時は魚類なので全く気にしていませんでしたが。。
そして「象の主」という名前。
象主の声は「くじらの木」に近づくほどに大きくなるという描写もあったので、象主とは「象に宿る主の魂」なのではないでしょうか?
そしてモモの助が命令できることから、その魂はかつての光月家家臣なのではないかと推測しています。
海王類
海王類も「空白の100年」について知っているようです。
当時から生きていたのか、海王類の間で伝わっているのかは不明。
「また出会う」「今度はきっとうまくいく」など、800年前のジョイボーイ・人魚姫とルフィ・しらほしを比較しているように思われます。
海王類の言葉は限られた人物しか聞き取れないようですが、これは象主とも同じですね。
象主の考察では、象に光月家家臣の魂が宿っていると推測しました。
海王類にもかつての人魚の魂が宿っている、なんてことあるのでしょうか?
まとめ
この記事ではワンピース最大の謎である「空白の100年」について考察しました。
「空白の100年」は作中でもまだまだ謎の多い存在なので、今回の考察が合っているとは限りません。
2位:【ワンピース】ジョイボーイはルフィ?太陽の神二カとの関係性についてもまとめました。
3位:【最新版】四皇最強ランキングTOP7!!個人的に考察しながらまとめていきます。
ただ、これまでの物語の要所要所に気づかないような伏線が残されていると思われます!
全てが明らかになったあと、もう一度最初から読み返したくなりそうですね!
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