天竜人の最高位に君臨する5人の老人たち、「五老星」。
物語の影で暗躍してた「五老星」ですが、徐々に物語への直接的な介入が目立ってきています。
この記事では、そんな「五老星」についてまとめていきます!
「五老星」についての内容はワンピース1086話までのネタバレを含みます!ネタバレを好まない方はこちらで閉じてください!
また「ワンピース」の画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(集英社/尾田栄一郎様)
五老星とは
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/
アニメ制作会社:東映アニメーション
「五老星」とは天竜人であり、世界政府の最高権力者である5人の老人たちです。
常に5人で登場し、5人の間に上下関係はない模様。
パンゲア城「権力の間」にて、世界の行く末について意思決定を下しています。
「五老星」は天竜人でありながら、他の天竜人とは大きく異なる服装をしています。
通常の天竜人は宇宙服を思わせるメーターなどが付いた独特の洋服に加えて、一般人(天竜人風に言うと下々民)と同じ空気を吸わないようシャボン玉のような球体で頭部が覆われています。
チョンマゲのような頭部も特徴的ですよね!
対して「五老星」の服装は喪服のような黒いスーツや白い着物。
頭部にチョンマゲもなく、服装に天竜人らしい要素は見当たりません。
また、多くの天竜人が愚鈍な印象を受けるのに対して、「五老星」は鋭い眼光や傷跡、携行している刀などから精悍な印象を受ける点も大きな違いですね。
奴隷やボディガードを連れていないという点も天竜人には珍しく、権力だけではなく戦闘力の面でも秀でているのではないかと思わせてくれます。
普段は聖地マリージョアにあるパンゲア城「権力の間」からサイファーポールや海軍に命令を下し、世界情勢の乱れを正す役割を担っているようです。
海軍本部元帥であっても「五老星」に逆らうことは決して許されないことから、まさに絶対的な権力者と言えるでしょう!
5人それぞれの名前や生い立ちといった素性は未だ不明ですが、その外見は歴史上の偉人をモチーフにしていると思われます。
モチーフはそれぞれ「ゴルバチョフ」「マルクス」「板垣退助」「ガンジー」「リンカーン」。
この人選にも何か意図がありそうですね。
この5人の顔ぶれは少なくとも20年以上も前から変わっていません。
そしてワンピース1086話にて五老星それぞれの人物名が紹介されました。
五老星の名前
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/
ワンピース1086話で五老星全員の名前が判明しました!!
本当に終わりに向かっているというのが次ぐ次ぐと感じられましたね。
エッグヘッドの一件で先にサターン聖の名前は明らかになりましたが、その他の4名も明らかとなりました。
やはり特徴なのが「サターン(土星)・マーズ(火星)・マーキュリー(水星)・ヴィーナス(金星)・ジュピター(木星)」と太陽系を彷彿とさせる名称ですよね。
そしてまだ無いのが「日」と「月」。
日は「太陽の神ニカ」で月は「イム様」という感じがしていましたが、イム様の名字はネロナであることが確定したので、月が空いていますよね。
最近ではフィガーランド・ガーリング聖の髪の形が三日月の形をしていたのでフィガーランド家も月に関連してそうですよね。
五老星とイム様
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/
アニメ制作会社:東映アニメーション
ここまで「五老星」こそが世界政府の頂点であると解説してきました。
しかしそれは表向きの話であり、実際には「五老星」の上に「イム様」が存在しています!
「イム様」は座する者はいないと語られた「虚の玉座」に座るなど、世界に神の如く君臨するキャラクターです。
「五老星」は「イム様」からの指示を跪いて受けているため、二者の間に明確な主従関係があるのは間違いありません。
五老星の目的
では、「五老星」の目的とは何なのでしょうか?
筆者は「五老星」の目的とは、「イム様を頂点とする現体制の維持」だと考えています。
その根拠としては「五老星」が「空白の100年」や「とある巨大な王国」、「太陽の神ニカ」の存在を隠していることが挙げられます。
例えば「五老星」は、クローバー博士の銃殺とオハラへのバスターコールを指示しています。
これはクローバー博士が「ポーネグリフ(歴史の本文)」を読み解き、「空白の100年」に存在した「とある巨大な王国」へと辿り着いたからです!
また、直近ではルフィのギア5(フィフス)覚醒を懸念し、CP-0に暗殺指令を出していました。
これは「ヒトヒトの実 幻獣種モデル・ニカ」の覚醒を恐れているからに他なりません!
その他にも「五老星」が「イム様」に対して歴史から消去すべき存在を訪ねているシーンがありました。
クローバー博士やルフィ以外にも、「イム様」にとって不都合な存在を何人も消してきたのだと思われます。
では、何故「五老星」は「空白の100年」や「太陽の神ニカ」に関する情報を隠しているのでしょうか?
筆者はその理由を、「これらの情報が世に知れ渡ってしまうと天竜人の権威が地に落ちてしまうから」だと予想しています!
おそらく今の世界は、世界政府樹立時に天竜人が頂点となるよう作り替えられた世界なのではないでしょうか?
ワンピースでは度々、第三者が国を乗っ取り圧政を敷く展開が描かれてきました。
アラバスタのクロコダイル、空島のエネル、ドレスローザのドフラミンゴ、ワノ国のオロチとカイドウなど。
「イム様」たち天竜人は、この乗っ取りを世界規模で行っているのではないでしょうか?
天竜人と「イム様」が「太陽の神ニカ」から神の座を奪い取ったようなイメージです!
そして「自身が真の神ではなく侵略者である」と人々に知られることを何よりも恐れているのではないでしょうか。
このような事態を避けることこそが「五老星」の目的なのだと予想します。
目的のためならば過激な手段も辞さないところに、隠された秘密の大きさを感じざるを得ません!
五老星の正体
次に「五老星」の正体について考察していきます!
筆者は「五老星」の正体とは「800年前に世界政府を発足させた20人の王」であると予想しています!
根拠は2つ。
1つ目は過去と現在で「五老星」の外見が変わっていない点です。
何百年という長い期間ではありませんが、「五老星」の外見はオハラへバスターコール指示を出す際に描かれた物から変わっていません。
オハラ壊滅から作中現在まで約22年が経過していますが、外見が変わらないなんてあり得ないと思います。
「ヒトヒトの実 幻獣種モデル・ニカ」の覚醒に関するやり取りです。
「五老星」は「ヒトヒトの実 幻獣種モデル・ニカ」について議論する際、
「もはやあの実は我々にとっても伝説だ過去何百年も“覚醒”する事などなかった」
と発言しています。
この発言は一見すると伝聞のようですが、覚醒しない何百年という期間を体験しているからこそ「我々にとっても伝説」と表現しているように感じました。
上記の2つの理由と、「五老星」という地位にいることを踏まえて、「五老星」の正体とは「800年前に世界政府を発足させた20人の王」ではないかと予想します!
800年前の王であれば、世界政府を発足させるため「とある巨大な王国」との戦争も経験しているはずであり、他の天竜人と違い精悍な印象を受けるのも合点が行きますよね。
しかし、この予想には大きな疑問が残ります。
それは「五老星とは不老不死なのか?」という問題です。
五老星は不老なのか?
「五老星」が「800年前に世界政府を発足させた20人の王」なのであれば、何らかの方法で世界政府樹立当時から生き延びていることになります。
筆者は、「800年前に世界政府を発足させた20人の王」全員が不老不死であり、その生き残りが「五老星」と「イム様」ではないかと予想しています!
「不老不死」とは言っても、老化しないだけで病気や怪我で死なないとは断言されていないと記憶しています。(間違っていたらごめんなさい)
「不老不死」と言えば「オペオペの実」ですよね。
ドフラミンゴは「オペオペの実」と天竜人が握る「国宝の情報」があれば世界の実権を握れると語っていました。
「不老不死」は「オペオペの実」能力者の命と引き換えなので、複数人を一度に処置することはできないと思われますが、「国宝の情報」とやらに何か秘密があるのでしょうか?
またネフェルタリ家も「800年前に世界政府を発足させた20人の王」が「不老不死」だったと考えるヒントの1つです。
ネフェルタリ・コブラはアラバスタ王国の第12代国王なのですが、建国800年で12代目というのは少ないと思いませんか?
平均すると1代あたりの在位期間は66年。
医療の発達していなそうな世界観や、子をなす年齢を考えると800年で12代は無理があると思います!
ネフェルタリ家が特別長寿というなら話は別ですが、そういった描写もありません。
従って、12人いる歴代国王の誰かが長寿(=不老不死)だったと考えるのが自然ではないでしょうか。
もしそうであれば、初代国王が「不老不死」である可能性が最も高いと考えます。
また、もう一つの可能性として最近考えているのが、「初代国王たちの意志をクローン人間や機械の身体に移し替えているのでは?」というのものです。
(不老不死案に輪をかけてキワモノ感ありありですが、可能性の1つとして読んでいただければ幸いです。)
元々パシフィスタの登場で、特定人物にそっくりな機械のボディが作成可能であることは周知の事実です。
これに加えて、「動物(ゾオン)系悪魔の実は意志を宿す」ことが明らかになり、「ヒトヒトの実 幻獣種モデル・ニカ」などという存在も出てきましたね。
これらの描写から、もし「人の意志が宿った悪魔の実」を「無機物ボディ」に与えれば「モデルとなった人物の意志を宿した不老不死の人間」が出来上がるのでは?と考えた次第です。(厳密には「人間」ではないのですが)
ボディを交換できるからボディガードが付いていないのかな?とか。。。
この場合、800年前にパシフィスタを作り出す科学力はなかったでしょうから、数十年前にベガパンクが「五老星」を「復活させた」と考えるべきかもしれませんね。
ワンピース1086話でイワンコフが「ネロナ家のイム聖が800年前に存在した。」と書物を見ながら言及しているので、少なくともイム様が不老であるのは確実です。
そこで五老星の言及はなかったことから、まだ筆者の考察が外れたとは思っていませんが!五老星は不老手術を受けていないというのが有力になりました。
五老星とシャンクスの関係性
「世界会議編」ではシャンクスが「五老星」の元を訪れるシーンが描かれました。
「五老星」はシャンクスに対して「君だから時間をとった」と語っており、敬意を抱いている様子が伺えます。
海軍元帥サカズキのことを「貴様」呼ばわりしているので、海軍元帥よりもシャンクスの方が「五老星」にとっては重要度の高い人物のようです。
元々世界政府は四皇の中でもシャンクスに好意的な態度を示しています。
四皇の中でも1番温厚かつ常識的であり、カイドウやビッグマムにも対抗できるシャンクスと友好的な関係を築きたい気持ちはわかりますね。
「敵の敵は味方」とも言いますし。
ただ、それだけの理由で「五老星」がシャンクスを聖地マリージョアの、しかもパンゲア城の中まで招き入れるとは到底思えません。
「五老星」が敬意を払う人物となると、シャンクスは「イム様」と何らかの関係があるのでしょうか・・?
そもそも天竜人が下々民に敬意を払うなどということがあるのか?という疑問もあります。
また、シャンクスは「ある海賊」の話をするためにやって来たそうです。
その海賊とは一体誰なのでしょうか?
ルフィ?黒ひげ?それとも大穴でロックス?
いずれにせよ、「五老星」が重視する「イム様を頂点とする現体制の維持」の障害となる人物であることは間違いないでしょう。
まとめ
この記事では世界政府の実権を握る「五老星」について考察しました。
出番はまだまだ少ないものの、徐々に表舞台に出て来ている「五老星」。
今後はより直接的にルフィの敵として立ちはだかってくるかもしれませんね!
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