イヌアラシは犬のミンク族、サングラスにたれ耳が特徴のキャラクターです。
ゾウ編で初登場してから、特にワノ国編にて大活躍した人物です。
さっそく、どんな活躍をしたのか見ていきましょう。
ワンピース1054話の内容を一部含みます。ネタバレを好まない方はこちらで閉じてください!
またワンピースの画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(集英社/尾田栄一郎様)
イヌアラシとは
イヌアラシは5mを超える長身を持ち、ミンク族の中でも特に大きい人物です。
ゾウに存在するモコモ公国の王であり、ネコマムシの夜に対してイヌアラシは昼の王をつとめています。
理由があってネコマムシとは対立しています。
その対立は度を越したものですが、作中で仲直りするきっかけがあり20年ぶりに和解しています。
冷静で懐の深い人物で、高貴な風格を漂わせるそのいでたちは、荒々しくて親分気質のネコマムシとは対照的です。
ジャックが進撃してきたときは、「侍を探しているなら、国中探してもいいから破壊を止めよ」と、まずは民の安全や歴史ある街の平和を第一に考えており、王としての資質の高さがうかがえます。
国民からも支持を集めており、優秀で聡明な人物であることがうかがえますね。
ただし、穏健派のように見えますが、後述しますが戦闘力自体はとても高いです。
落ち着いた性格ですが、ネコマムシと顔を合わせたときだけは殺し合いをはじめてしまいます。
また、犬なので骨を見ると舌をぺろりと出して欲しがります、作中ではブルックを「うまそう」と評していました。
部下には銃士隊という戦士たちを持ちます。
素手でも十分なほどの怪力を持ちますが、サーベルを使って戦うのが本来の戦闘スタイルのようです。
ミンク族なので「エレクトロ」も使うことができ、サーベルに電撃を走らせて攻撃することもできます。
「おでん二刀流 桃源十拳(とうげんとつか)」をも使えるなど、二刀流にも対応しているあたり、剣士としてのポテンシャルは高いようです。
また、ワノ国編では左足に義足代わりの刃をつけており、強力な蹴りやを放って攻撃します。
このことから、剣術だけでなく体術にも優れていることがわかります。
イヌアラシの死亡
結論から申し上げますとイヌアラシは死亡しておりません
ワノ国編でのカイドウとの決戦ではカイドウを破るには至らず、敗北してしましますが復活したジャックと再び戦います。
ジャックの軍勢に苦戦しますがお玉の能力もあって形勢が変化。
今度は1vs1で、月が見えるところまで移動できてスーロン化を発動、人獣モードのジャックと渡り合います。
満月が隠れてスーロン化が解除されたことで一時劣勢となりますが、最後の最後でルフィとカイドウの激突で天が割れて満月が出現、スーロン化で「犬斬威矢(イヌスパイヤー)」を繰り出し勝利します。
ワノ国全土の大きな宴の際には楽しんでいる様子が出ております。
イヌアラシの過去
イヌアラシはゾウのモコモ公国出身ですが、「海外」が存在することを知ったことであこがれを持ち、ネコマムシとともに海へ出ます。
ネコマムシはゾウのモコモ公国出身ですが、「海外」が存在することを知ったことであこがれを持ち、ネコマムシとともに海へ出ます。
このころは二人は仲良しだったのですが、のちの事件で仲たがいしてしまいます。
二人は航海に失敗し、ワノ国の砂浜に打ち上げられます。
「異形」としていじめられていたところ、そこをおでんに助けられ、おでんの下につくことになります。
そのあと、おでんは白ひげと出会い、白ひげの船に乗って旅へ出るわけなのですが、イヌアラシとネコマムシはそこに潜り込み、おでんについてきてしまいます。
しばらく白ひげと旅をした後、白ひげはロジャーと再会、おでんはロジャーの船に乗ることとなるのですが、やはり二人はこっそりついてくるのでした。
白ひげとロジャーというビッグネームと関わりがある稀有なキャラクターと言えるでしょう。
その後、天月トキが倒れたことによりトキとイヌアラシ、ネコマムシはワノ国へ帰還、赤鞘の仲間とともに九里を守ることになります。
おでんが帰還するまでの間、モモの助を狙うカイドウの部下が進撃してくる事件がありましたが、番をしていたイヌアラシはこれを撃退する活躍を見せています。
おでんが帰還し、民衆からバカ殿呼ばわりされることになるのですが、イヌアラシはおでんとともに過ごすことを選択しています。
5年が経過して、おでんがカイドウを討つことを決心したときにも、イヌアラシは剣を携え「赤鞘九人男」としてお供します。
敗北して窯ゆでの刑になった彼らですが、おでんが一人で九人を持ち上げ、一時間耐え抜きます。
その際勝ち誇るようなことを言ったネコマムシを「煽るな!」と諫めます。
それに対しネコマムシは言い返しており、ここから口論が始まってしまいます。
その後おでんが射殺されたのちにその場を逃げ去りますが、ネコマムシと口論しながら走っていたせいか、追手のナンバーズに捕まってしまいます。
その後モコモ公国に帰還できたようで、昼の王として君臨しますが、ネコマムシとの仲は悪いままになってしまいます。
イヌアラシの強さ
イヌアラシが戦った敵はいずれも強敵、しかもかなりの戦績を挙げています。
ジャックとの度重なる戦闘の末に勝利したところ、素の状態でも足を失ってなおアシュラ童子と互角といった戦闘力は、スーロン込みなら四皇の幹部や七武海ともある程度渡り合えると言っていいでしょう。
ミンク族、赤鞘九人男というくくりでみても、その中で最強格であることは間違いありません。
懸賞金は不明ですが、白ひげとロジャーの船に乗っていたのは若い頃の話なので、そもそもかかっていない可能性もあります。
もし海賊として海に出たならば、単純な戦闘力だけで計算すると、10億ベリーを超えてくる可能性も小さくありません。
もっとも、ネコマムシと対面した時を除いては不必要に好戦的になるタイプではなさそうなので、そこまで危険な海賊になるという印象はありませんね。
気になるネコマムシとの力関係ですが、同等と見ていいかと思います。
イヌアラシが戦った相手
vsジャック(ゾウ)
侍を探しゾウへと侵入したジャックに、一度は剣を捨て話し合いを持ちかけますが、一蹴されマンモスの鼻で吹き飛ばされるかと思いきや、それを片手で止めて見せます。
ジャックの首にかかった懸賞金が10億ベリーであることを聞いても物おじせず立ち向かい戦闘。
夜のネコマムシと交代しながら5日間ジャックと戦い抜きました。
しかしその後シーザー製の毒ガスによって敗北し、拷問を受けて左足を切断されてしまいます。
vsアシュラ童子
カイドウを討つためかつての仲間であるアシュラを引き入れようとしますが、アシュラは応じず戦闘に。
錦えもんに止められるまで、片足ながら互角の戦闘をしていたようです。
ちなみに、この時はサーベルではなく刀を使っているので、刃物であればある程度扱えるようです。
vsジャック(鬼が島)
カイドウを討つため鬼ヶ島にて赤鞘のメンバーとともに決戦に挑みます。
そこにはジャックも居合わせましたが、満月が出ていたためスーロン化。
ネコマムシとともにジャックをものともせず叩きのめし、カイドウをして「強い」と評されました。
vsカイドウ、vsジャック(再戦)
こちらはイヌアラシの死亡で記載したとおりに、カイドウとの決戦では「犬大門風(いぬおどし)」でカイドウを攻撃。
しかし四皇カイドウの圧倒的強さには敗れてしまいましたが、因縁のジャックには勝利しております。
まとめ
今回はワンピースに登場したイヌアラシについてまとめました。
ネコマムシがワイルドなかっこよさがあるのに対し、イヌアラシには頼りたくなるような懐の深さがあります。
ワノ国編では獅子奮迅の大活躍でしたが、「ゾウ」にはまだ謎も残されているので、再登場してもおかしくないですね。
再登場したときはモコモ公国の王としてルフィたちに協力してくれると嬉しいです。
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