元王下七武海の1人、バーソロミュー・くま。
常に聖書を携えている穏やかな雰囲気とは裏腹に、「暴君」という荒々しい異名を持つキャラクターです。
この記事ではバーソロミュー・くまの人物像や他キャラクターとの関係についてまとめていきます。
パシフィスタへと改造されてしまったバーソロミュー・くまですが、最終章ではどのような活躍をするのでしょうか?
これまでの描写を振り返りつつ、予想していきましょう。
「バーソロミュー・くま」についての内容はワンピースの画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(集英社/尾田栄一郎様)
バーソロミュー・くまとは
バーソロミュー・くまとは、元王下七武海の1人にして、革命軍の元幹部でもあるキャラクター。
また、海軍が誇る天才・ベガパンクにより改造人間パシフィスタ第1号(PX-0)へと改造されてしまった人物でもあります。
※以降、この記事では「くま」と略称で記載します。
外見は身長7mと王下七武海の中でも目立つ高身長と、熊の耳がついた帽子、後述する能力を抑制するための手袋が特徴。
また、常に聖書を携えていることから、非常に信心深い人物であることが伺えます。
(余談ですが、ワンピース世界の聖書には何が書かれているのか気になりますね。神についての書物だとすれば、天竜人ではなく太陽の神ニカでしょうか?)
性格はとても無口で必要最低限のことしか喋りません。
ただし他者との交流を拒んでいる印象ではないため、無駄な発言が少ないタイプに思えます。
革命軍の仲間であったサボによると、優しい性格で穏やかな笑顔を見せる人物であったそうです。
王下七武海加入前は海賊として残虐の限りを尽くし「暴君」と呼ばれていたようですが、サボの話とは乖離が大きいですね。
実際、麦わらの一味に対して
* ゾロとの取引に応じて麦わらの一味を見逃す
* それぞれの成長に適した場所へ吹き飛ばす
* サウザンドサニー号を2年間守り抜く
といった対応をとっており、とても「暴君」と呼ばれた人物の行動とは思えません。
優しいくまと「暴君」のくま、どちらが本物の性格なのか気になります!
「七武海にして唯一政府の言いなりに動く男」と評されているものの、革命軍の幹部でもあり政府に隠れて命令に反する行動を取ることもある模様。
革命軍の仲間であったエンポリオ・イワンコフはくまに関して「政府嫌い」だったとも語っていました。
12年前には革命軍としてゴア王国を訪れ、国に殺されかけた人々を救出しています。
仲間たちからは優しい人物として慕われており、マリージョアへと潜入したサボたちが奴隷として扱われるくまを目撃した際には取り乱し激昂していました。
そんなくまがなぜ人格を奪われてしまうパシフィスタへの改造を受け入れたのか?
政府の間にどのような取引があったのか?
最終章で明らかになるのでしょうか!?
くまの戦闘能力
くまの悪魔の実の能力
くまは超人(パラミシア)系「ニキュニキュの実」の能力者であり、人間でありながら掌にクマような肉球を持つ「肉球人間」です。
普段は能力の誤発動を防ぐため手袋をしていますが、戦闘時には手袋を外します。
くまの肉球は圧倒的な弾力性を持ち、あらゆるものを触れた瞬間に勢いよく弾き飛ばすことができます。
受け止めた刀を斬撃ごと弾き返したり、炎や大気を弾き飛ばすのもお手のもの!
弾いた大気は飛び道具として活用するほか、反動を利用しての高速移動も可能と非常に応用の幅が広い能力と言えるでしょう!
当然、人間を遥か遠くまで弾き飛ばすことも可能。
作中では弾き飛ばされた麦わらの一味が数日間にわたり空を飛び続けていました。
さらには人体から「疲労」や「痛み」などを弾き出し、他者へとそのダメージを移すことも可能。
このように非常にバリエーション豊かな能力を使用しているため、「肉球ってなんだっけ・・?」と混乱してしまいそうになります(笑)。
人造兵器パシフィスタ
自身の持つ「ニキュニキュの実」の能力に加えて、ベガパンクの改造によって兵器としての能力も持ち合わせています!
別記事でも解説した通り、ベガパンクは悪魔の実について能力の伝達条件を解明しています。
その研究成果を応用し、パシフィスタへの改造では黄猿が持つ「ピカピカの実」の能力を再現したレーザー発射能力が移植されました。
迫り来るパシフィスタがレーザーを放ってくる様子は恐怖以外の何物でもありません!
また、肉体の強度も非常に高くなっており、生半可な攻撃は通用しません。
くまをベースとしたパシフィスタが劇中では20体以上製造されているそうですが、恐ろしいですね。
くまが使用する技
圧力(パッド)砲
両手の肉球で大気を弾き、衝撃波として発射する技。
特徴はなんと言っても衝撃が物体を貫通すること!
直線状に並んだ敵全てにダメージを与えることができます。
つっぱり圧力砲
圧力砲の応用技。
四股を踏んで体を地面に固定し、両手でつっぱり連打しながら連続で圧力砲を発射します。
熊の衝撃(ウルススショック)
「ニキュニキュの実」由来の技としては現状最も威力が高い技。
両手の肉球で周囲の大気を圧縮し、手のひらサイズまで小さく纏めて敵陣に発射。
敵陣にて大気が解放され、超威力の衝撃波と化して炸裂します。
その威力はリトルオーズJrが一撃で膝をつくほど超強力です!
くまとボニーの関係性
くまの人物像を考える上で、まず初めに注目すべきはジュエリー・ボニーでしょう!
ジュエリー・ボニーはルフィたちと同じ「最悪の世代」に名を連ねる海賊。
かつて海軍の監視下に置かれていたそうですが、現在は脱走し逃亡生活を送っています。
そんなジュエリー・ボニーですが、逃亡中の身でありながら「世界会議(レヴェリー)編」にて聖地・マリージョアへと潜入し、天竜人の奴隷となったくまの姿を見て涙を流していました。
この反応だけ見ても、くまとジュエリー・ボニーの間になんらかの関係があることは間違いありません。
そんな2人の関係ですが、父娘関係にあるというのが有力な説となっています!
根拠は以下の3点。
1. 前述の通り、奴隷扱いされたくまを見て涙を流したこと
2. ジュエリー・ボニーに「ベガパンクに父を元通りにさせる」という設定があること
3. マリージョア潜入時、ボニーはソルベ王太后に変装していたが、その変装内容が能力で歳をとっただけであること
2はストレートに「くまをパシフィスタから人間へと戻すこと」を指しているように思えます。
3は歳をとるとソルベ王太后にそっくりになる=ソルベ王家と血縁関係にあるのでは?ということです。
くまはソルベ王国の元国王なので、ソルベ王家と血縁があるならば親子の可能性が高いとは思いませんか?
くまとベガパンクの関係性
ベガパンクはくまを人造兵器パシフィスタへと改造した張本人です!
マリンフォード頂上戦争時点で脳以外はほぼ機械の体へと改造されており、黄猿の能力をコピーしたレーザー発射や圧倒的な肉体強度などが見られました。
その後、脳も含めて完全に改造が完了。
くまは自我を失い、世界政府へ忠実な兵器となってしまいました。
その後は天竜人の奴隷となり、現在に至っています。
改造と引き換えにベガパンクとは「麦わらの一味の誰かが帰還するまで一味の母船サウザンドサニー号を守る」というプログラムを施すことを契約。
ベガパンクもこれに応じ、くまはシャボンディ諸島にて2年間サウザンドサニー号を守り抜きました。
世界政府にとっては不利益が生じる対応を受け入れるあたり、ベガパンクは世界政府の意向よりも自身の良心や興味を優先する科学者のようですね。
くまとパシフィスタの関係性
パシフィスタはベガパンクが開発した改造兵器であり、くまはその試作機です。
くまをベースに開発されたので、その後のパシフィスタはくまとそっくりの容姿をしています。
ただし、外見的な特徴に差分があり
* パシフィスタは聖書を持っていない
* 手のひらにレーザー発射装置が搭載されている
* 手袋をしていない
といった点が挙げられます。
まとめ
この記事では元王下七武海のバーソロミュー・くまについて解説しました。
くまは作中の描写から、何らかの目的を持って王下七武海へと潜り込んだ革命軍のスパイだったのではないかと思います。
ソルベ王国時代に何が原因で退位、革命軍入りしたのか非常に気になりますね!
最終章でこの謎が少しでも解き明かされることを期待します!
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