元・王下七武海にして世界最強の剣士、ジュラキュール・ミホーク。
「鷹の目」の二つ名通り、鋭い目つきが特徴の凄腕剣士です!
この記事では、ミホークの強さや正体についての考察をまとめていきます!
シャンクスとの関係も深いミホークの再登場に備え、その人物像を振り返っておきましょう!
ミホークとは
ジュラキュール・ミホークは「世界最強の剣士」「鷹の目のミホーク」と呼ばれる凄腕剣士。
元・王下七武海の一角にして、その圧倒的な実力からロロノア・ゾロの目標でもある人物です!
外見の特徴は二つ名の由来と思われる特徴的な目つきと口ヒゲ、羽飾り付きの帽子。
性格は冷静沈着でマジメ、かつ自由奔放。
整えられたヒゲから几帳面でマジメな性格が感じられますね。
また、王下七武海時代には世界政府からの要請にあまり応えず、小型船「棺桶」で1人気ままに海を旅していました。
初登場時、クリークを追い回す理由を「暇つぶし」と語っていたところからも、ミホークの自由さが垣間見えますよね。
自分の強さには絶対の自信を持っており、敵対する相手が「弱き者」であるならば本気を出すことはありません。
ただし、相手を「強き者」と認めた場合は背負った黒刀「夜」を抜き、全力で戦います。
物語序盤のゾロを(圧倒的な実力差にも関わらず)「強き者」と認めたことから、強弱の判断基準は「戦闘力」ではなく「精神性」である模様。
現在は偉大なる航路(グランドライン)クライガナ島、シッケアール王国跡地にある古城を拠点としています。
その外見や乗っている小型船のネーミング、西洋風の古城に住んでいる点から、モチーフはドラキュラでしょう。
ジュラキュールの綴りが「DRACULE」であり、ドラキュラ(DRACULA)と1字違いである点からも間違いないはず。
ミホークの持つ黒刀「夜」や海賊旗などに十字架モチーフが多い点も見逃せません!
ミホークの強さ
ここからはミホークの強さについてまとめていきます。
ミホークは赤髪のシャンクスと同等の戦闘能力を秘めていると思われます。
これは両腕が健在だったころのシャンクスと幾度となく決闘を行い、互角の戦いを繰り広げていたことが理由です。
最後まで決着がつかなかったことからも、ミホークの強さは「四皇クラス」と言ってもよいでしょう!
四皇のカイドウやビッグマムの強さが明らかになった今から見ると、同等の強さを持っているであろうミホークの攻撃を受けてよくゾロは生きていたな・・・という感じですね。
ミホークが手心を加えてくれたのか、はたまたゾロの耐久力が並はずれているのでしょうか・・・?
ミホークの剣技
戦闘描写が少ないため具体的な技名などは明らかになっていないものの、ミホークの剣技として真っ先に思い浮かぶのは圧倒的な破壊力の斬撃ですよね。
初登場時に巨大なガレオン船を真っ二つにしたり、頂上決戦で遥か遠くの氷山を切り飛ばしたりと、およそ「剣士」という言葉からは想像できない攻撃力です。
また、ミホークは「”柔”なき剣に強さなどない」と語っています。
上記に挙げた斬撃を「”剛”の剣技」とするならば、「”柔”の剣技」には相手の攻撃を受ける剣捌きが挙げられるでしょう!
ゾロの三刀流を小さなナイフ1本で軽々と捌いたり、銃弾を剣先だけで受け流すといった芸当を顔色ひとつ変えずに行っていました。
「”剛”と”柔”」、その両方を極めたミホークは「世界最強の剣士」の二つ名に恥じない強さと言えるでしょう!
そして、これらの剣技からミホークは武装色の覇気、見聞色の覇気を極めていると考えられます。
つくづく、物語序盤で出会うような敵ではなったと痛感しますね。
ミホークの黒刀「夜」
黒刀「夜」は最上大業物12工に数えられる世界屈指の名刀。
ワンピースに登場する刀は日本刀であることがほとんどですが、黒刀「夜」は巨大な十字架を思わせる西洋風のデザインが特徴です。
黒刀「夜」についてミホークは「世界最強の黒刀」と語っており、ゾロが持つ閻魔のように何か秘められた力があるのではないかと予想しています。
「夜」というネーミングも、ワンピース作中で重要なキーワードと思われる「太陽の神ニカ」や「世界の夜明け」、あるいは「月」との関連が感じられますよね。
黒刀「夜」の制作者や由来などにも世界政府や天竜人と関わる深い因縁があるのでしょうか?
ミホークとゾロの関係
圧倒的な実力差がありながら、ミホークはゾロに対して一目を置いています!
初めはゾロを軽んじていたのですが、圧倒的な実力差を感じてなお背中を見せないゾロを「強き者」と認め黒刀「夜」を抜刀。
一撃でゾロを切り伏せました。
この時、ゾロに対して
「己を知り!世界を知り!強くなれロロノア!このおれを超えてみよロロノア!」
「おれは先幾年月でも この最強の座にて貴様を待つ!!」
と語りかけており、ゾロに対して自身に対抗し得るポテンシャルを見出したのだと思われます。
その後はバーソロミュー・くまによりシッケアール王国跡地まで吹き飛ばされてきたゾロと再会。
初めは剣の教えを乞うゾロを軽蔑していましたが、ゾロがヒューマンドリルを全て倒したことを気づき考えを改めます。
そしてゾロの師匠として2年間に渡り修行をつけ、刀に武装色の覇気を纏わせて黒刀とする技などを教えました。
詳しくは語られていませんが「新世界編」からついたゾロの目の傷はミホークによるものではないかと予想しています。
傷のせいで開眼できないのか?それとも「鷹の目」に関する何かしらの力が眠っているのか?とても気になりますね!
ミホークとシャンクスの関係
前述の通り、ミホークとシャンクスはライバル関係にあったようです。
今でこそ、シャンクスが片腕を失ったため直接戦闘を行うことはありませんが、かつては幾度となく決闘を繰り返していた模様。
詳しい関係は明かされていないものの、頂上決戦にシャンクスが現れた際には
「”赤髪”は協定外だ」
として手を引いています。
このことからも、単にライバルという訳ではなく、何らかの繋がりがあるように思います。
シャンクスに対して五老星が一目置いている、敬意を払っているような描写もあり、シャンクス自身の出自や正体も気がかりです。
もしかしたらミホークはシャンクスの正体や目的を知っているのかもしれませんね。
ミホークの正体
ミホークは全てを俯瞰したような物言いや謎めいた行動が多いキャラクターです。
ここからは、そんなミホークの正体について筆者なりに考察していきます。
- 不老不死
- イム様と血縁関係あり
と考えています。
一つずつ解説していきます。
ミホークの正体考察①不老不死
ミホークが不老不死ではないかと予想する根拠は3点あります。
1点目は「おれは先幾年月でも この最強の座にて貴様を待つ!!」というセリフです!
このセリフは前述の通りゾロに対しての発言であり、「最強の剣士としてゾロの成長を待つ!」という強者らしいコメントに聞こえます。
しかし、それにしては「幾年月でも」という部分が引っかかりませんか?
まるで「長い時を生き、これから先も死ぬことがないと確信している」ようにも取れますよね。
また、初登場時のミホークは暇を持て余しているように描かれています。
この点も、不老不死であるからこそ時間が無限にあって暇なのだと考えられませんか?
無限の時を生き、鍛錬を続けているからこその「世界最強の剣士」ではないでしょうか。
2点目はミホークのモチーフがドラキュラだと思われる点です
前述の通り、ミホークはそのデザインや「ジュラキュール(DURACULE)」というファミリーネーム、拠点の古城からドラキュラがモチーフだと思われます。
ドラキュラとは1987年にイギリスの作家ブラム・ストーカーが発表した恐怖小説「吸血鬼ドラキュラ」に登場する吸血鬼の名前です。
一般的に、吸血鬼とは「人間の血を吸って生きる不老不死の怪物」であり、ドラキュラモチーフのミホークも不老不死であると連想できるのではないでしょうか。
また、作品によって「吸血鬼とは死者が復活した存在で、だからこそ不老不死なのだ」という物語もあるようです。
ミホークは顔色があまり良くないので、死者が復活したというイメージもどことなく通ずるものがあるような気も・・・?
居を構えるシッケアール王国の滅亡とは何か関係があるのでしょうか。
3点目はイム様との類似点です!
筆者は「世界政府を樹立させた20人の王」は不老不死だったのではないかと考えています。
そして五老星はその生き残りであり、イム様は20人の王を束ねるリーダーだとも予想しています。
イム様の容姿は不明ながら、その特徴的な瞳だけは強調されて描かれていました。
このイム様の同心円が重なる瞳、ミホークとそっくりではありませんか?
根拠としては少し弱いですが、この瞳の類似からミホークはイム様同様に不老不死なのではないかと予想しています。
ミホークの正体考察②イム様の血縁関係
もう一歩ふみこんで、筆者はミホークとイム様の間には血縁関係があると考えています。
親子か・・・あるいは兄弟か・・・(イム様は性別不明なので、父、母、息子、娘、兄、姉、弟、妹と全パターン考えられますね)
頂上決戦において逃亡するルフィを指して
「さて運命よ・・・あの次世代の申し子の命 ここまでか あるいは・・・この黒刀からどう逃がす・・・・・・!!!」
とも発言していましたよね。
イム様と血縁関係にあるならば、ミホークはこの時点でゴムゴムの実の真実も把握していた可能性があります。
そう考えると「次世代の申し子」という言い回しにも納得がいきませんか?
「太陽の神ニカ」をその身に宿したルフィに対して、太陽とは真逆の黒刀「夜」からどう逃がすのか?と運命に問うているのも意味深ですよね!
まとめ
この記事では「世界最強の剣士」ジュラキュール・ミホークの強さや正体について解説しました。
ミホークはまだまだ謎多きキャラクターですが、断片的な情報から考察すると物語の根幹に関わってくる可能性が非常に高いと言わざるを得ません!
「夜」を象徴するキャラクターとして、「太陽の神ニカ」の化身となったルフィの前に立ち塞がるかもしれませんね。
再登場が今から楽しみです!
コメント