今回はスリラーバーク編で麦わらの一味が激闘を繰り広げた「ゲッコーモリア」についてフォーカスを当ててまとめていきます。
カイドウと因縁があったり、マリンフォードで戦力外通告受けたり、ハチノス島で黒ひげの元に現れたりと倒した相手なのに、意外と重要人物のポジションにいます(笑)
今回はモリアのプロフィールや能力含めてモリアの概要を記載していきます。
分かりやすくキャラの画像を引用させていただいております。権利に関して問題がございましたら問い合わせ頂きますと即刻画像を消します。ワンピース作者:尾田栄一郎
ゲッコーモリアとは
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/東映アニメーション
ゲッコーモリアとは「ONE PIECE」に登場するキャラクターの一人です。
年齢は2年前の時点では48歳で、2年後は50歳。元々の懸賞金は3億2000万ベリー。
元王下七武海の一人で、身長692cmで王下七武海の中でも一番の巨漢です。
2年前の頂上戦争編までは王下七武海として政府の味方でしたが、頂上戦争が終わった後に「実力不足」というのを理由に七武海から除名されることとなり、ドフラミンゴとパシフィスタ数体によって抹殺されるような描写がありました。
しかし、2年後には見た目も特に変わらない状態で、黒ひげ海賊団のアジトである「ハチノス」という島に単独で乗り込む姿が描かれて再登場しました。
ルフィたちとの関わりは、46巻~50巻のスリラーバーク編で描かれていて、この時にモリアも原作で初登場しています。
元々、巨大な島ごと船にして「魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)」という海域を拠点としていた海賊団の船長で、そこへルフィたちがやって来たことによって戦うことになりました。
かつては現四皇の一人である「カイドウ」とも渡り合ったと言われていました。
その当時はゲッコー海賊団という別の海賊を率いていましたが、偉大なる航路(グランドライン)の後半の海「新世界」で仲間を全て失ってしまいます。
その後は部下の重要性を考え、その結果死んでも何度でも蘇ることのできるゾンビ兵を従えて再び海賊王を目指すことになります。
性格は他力本願でめんどくさがり屋なため、物事を人に任せることが多いです。初登場時も部下たちに「早くおれを海賊王にならせろ」という発言をしていました。
しかし、仲間思いの一面もあり、仲間のアブサロムを連れ戻すためにひとり黒ひげ海賊団の敵陣に乗り込む様子もありました。
昔は自力の過信と野心に満ちていましたが、新世界での出来事をきっかけに他力本願になった模様。
「雑魚海賊抑制のため七武海の座についてやってる」というような発言があり、プライドが高く、問題児だらけの七武海の中では一番海賊駆除の仕事を果たしていたと思われます。
物事に対して恐れることはなく、モリアには死さえも脅しにはなりません。
実力は七武海ということもあって強い力を持っています。
悪魔の実の能力を使って相手の影を切り取ったり次々にゾンビ兵を生み出したり、他の七武海と違って変わった戦い方をする人物で厄介な能力を持っています。
部下やゾンビ兵がいない状態の自身の実力だけでもかなり高く、巨大なハサミを武器に戦ったり能力で遠距離から攻撃をしたり、悪魔の実の能力自体もうまく使いこなしています。
部下はゾンビ兵の他に側近といえる人物が3人いて、アブサロム、ペローナ、ホグバックの3人です。
モリアの悪魔の実の能力
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/東映アニメーション
モリアは悪魔の実の能力者で、「カゲカゲの実」を宿しています。
分類は超人系(パラミシア)。
影を操ることができて、相手の影を切り取ってそれを死体に入れることで新たなゾンビ兵が生まれます。影を入れられたゾンビ兵は痛覚がなく、やられても何度でも蘇ることができます。
ゾンビ兵を倒すには能力者のモリアの口から主人の元へ帰るように発言させるという方法と、ゾンビ兵の口に塩を入れるという方法があります。
影はゾンビ兵の口から抜けていき浄化されてそのまま倒れます。
作中ではゾンビ兵が塩焼きを食べたせいで浄化されてしまったというエピソードがありました。
影を切り取られた人物は気を失ってしまい、しばらくすると目を覚まします。影がないため鏡に映ることはありません。
また、日に当たると体が消滅してしまうので火の当たらない場所で生活をしなければなりません。
カゲカゲの実の能力は相手の影を切り取ってそれを利用する他に、攻撃技も多種多様です。
自分の影から小さなコウモリを作り出して離れた場所から攻撃したり大きな影を作り出してそれを突き刺す攻撃技などがあります。
他には自分の影を実体化させて分身として戦わせたり、その影と自分の位置を変えることができます。
自分の他にゾンビ兵の影を自由自在に操ることもできます。
一番の大技は切り取った全ての影を自分に取り込んで巨大化する技で、その時のモリアは一度のパンチで島ごと割る力を見せています。
相手を惑わしたり周り影を自分に取り入れてパワーアップすることができるカゲカゲの実の能力は相手にとっては非常に厄介な能力でしょう。
影を切り取った分、無限にゾンビ兵を作って戦わせることができるので、他力本願なモリアにとってはうってつけの能力です。
スリラーバーク編のモリア
スリラーバーク編は単行本46巻~50巻で描かれていました。
この話はルフィたちがウォータセブンをセブンを出航したあとに「魔の三角地帯(フロリアン・トライアングル)」という海域に入り、そこでブルックと出会うところから始まります。
モリアは「スリラーバークの四怪人」のうちの一人で、部下のゾンビたちからも恐れられている存在でした。
ブルックの影を取った張本人で、スリラーバークに入って来たルフィ、ゾロ、サンジの影も切り取って別の死体に入れてゾンビ兵を作りました。
ルフィの影はかつて魔人と呼ばれた狂戦士「オーズ」に入れられ、作中ではオーズ対麦わらの一味の戦いが描かれました。
途中からオーズの体に入り、影を操ってオーズと一緒に戦いました。
オーズの中にモリアが加わったことでモリアは影を操って、オーズは伸びる手足を使ってまるでゴムゴムの実を食べた巨人族のように暴れました。
最後はモリア体ルフィの一騎打ちになりますが、影を全て集めて自分でも制御不能のような状態になってるモリアに対し、ルフィはギア3を使って戦い、モリアを倒して全ての影を奪い返しました。
モリアは光月家?
ワノ国編といえばモリアがかつて肩を並べたと言われている四皇の「カイドウ」が登場しています。
そしてスリラーバーク編ではワノ国の伝説の剣豪「リューマ」が登場していました。
昔はゲッコー海賊団としてカイドウと戦っていて、同時期に剣豪リューマの墓荒らし事件が起きています。墓荒らし事件は、
ワノ国から「リューマの死体」と「名刀の秋水」が何者かによって盗まれたという事件です。
スリラーバークで登場したゾンビのリューマはワノ国の名刀である刀〝秋水〟を持っていました。
のちにモリアの海賊船スリラーバークに秋水を持ったゾンビ兵リューマが登場しているので、可能性としては墓荒らし事件を起こした犯人がモリアであるとも考えられます。
また、モリアの名前ですが、モリアは名前は「ゲッコー・モリア」です。
「ゲッコー」というのは「月光」とも言い換えることができ、これは反対に読むと「光月」です。
光月と言えばワノ国の重要人物「光月おでん」の一族です。
そしてモリアにとって因縁のあるカイドウも登場していることから、モリアもワノ国に関わりがある人物ではないかと思われます。
墓荒らし事件の犯人である可能性、そして今後また現れるとしたらカイドウとの再会も見てみたいですね。
モリアの現在
モリアは2年前はスリラーバーク、頂上戦争と活躍していて、2年後はハチノスで登場しています。
ハチノスで黒ひげ海賊団の元に現れ、その後は登場がありません。
黒ひげ海賊団の元に現れたモリアですが、その後の可能性としては『黒ひげの仲間になる』か『その場で殺されてしまう』か『島から逃げる』かと思います。
黒ひげ自身もモリアを仲間に誘っていたので、黒ひげとしても強い仲間が欲しいのでしょう。
しかし仲間を奪われて激昂していたモリアが素直に黒ひげの仲間になるとも考えられません。
モリア一人でアジトに乗り込んでいるため戦っても勝てる確率はなく、その場で殺されてしまうか、またはなんとか逃げ切るかだと思いますが、もしかすると降伏して仲間に加わっているという可能性もあります。
いずれにしても現在は黒ひげと一悶着あるので、今後登場した時にどうなっているのか気になるところです。
モリアの活躍
モリアの活躍は主に2回あり、1回目は初登場のスリラーバーク編です。
スリラーバーク編では王下七武海としての力やカゲカゲの実の能力について描かれていました。
影を奪ったりゾンビ兵を作り出したり、今までにない戦い方で厄介な能力にルフィたちも惑わされていました。ルフィとの戦いではモリア自身の実力も描かれていて、影を使った能力でルフィと対等に戦いました。
2回目は頂上戦争編です。頂上戦争編では白ひげ海賊団と海軍本部の戦いのために七武海が全員招集をかけられ、その中にモリアも七武海として現れました。
作中では影を切り取ってゾンビ兵を作ったり、同じ七武海のジンベエと戦うシーンが描かれていました。 2年後の登場では黒ひげ海賊団のアジトの「ハチノス」に現れています。
まとめ
ONE PIECEのキャラクターで元王下七武海のモリア。
自分や他人の影を操ることができるカゲカゲの実の能力者で、2年前は七武海として活躍していてルフィたちと戦うシーンもありました。
過去には現在の四皇のカイドウと戦い、その後はゾンビ兵を率いて新しい海賊団を作りました。
四皇カイドウやスリラーバークで登場したワノ国出身の剣豪リューマのこともあり、ワノ国にも関係があるのではないかと思われます。
現在は単独で黒ひげ海賊団のアジトに現れて、その後はどうなっているのか不明です。 今後もまた登場して活躍してほしいです。
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