ワンピースに登場する「ポーネグリフ(歴史の本文)」。
「最果ての島ラフテル」の位置を示すとともに、歴史にぽっかりと空いた「空白の100年」の謎を紐解く情報が記された超重要アイテムです。
この記事では、「ポーネグリフ」に書かれた真実と世界政府が警戒する理由を考察していきます!
ワノ国編もクライマックスに差し掛かり、多くの伏線が回収されようとしています。
今後に展開に備えて「ポーネグリフ」について復習しておきましょう!
ポーネグリフ(歴史の本文)とは
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/東映アニメーション
「ポーネグリフ」とは世界各地に置かれたキューブ形状の石碑です。
外見は一辺が約4〜5m程度の立方体で、壊すことも溶かすこともできない頑丈な硬石でできています。
表面には古代文字で歴史文が彫られており、制作者はワノ国将軍家である光月一族です。
破壊不可能な硬石でできているため、文字を刻めるのは光月一族だけなのだとか。
古代文字の解読は制作者である光月一族か、あるいはオハラの考古学者のみが可能と言われていました。
しかし、光月一族の古代文字知識は一子相伝であり、先代当主・光月おでんが息子・モモの助に古代文字知識を伝える前に死亡したため、知識の伝達が途絶えています。
また、オハラはバスターコールにより壊滅しているため、現在においてはオハラ唯一の生存者であるロビンのみ解読可能となっています。
世界政府は「ポーネグリフ」の解読はおろか、探索すら硬く禁じています。
オハラへの対応から、世界政府が「ポーネグリフ」の解読・探索を禁止する目的は
* 「空白の100年」に存在した「とある巨大な王国」の存在を隠すため
だと思われますが、それ以上の理由は作中に描かれていません。
そこでこの記事では断片的に描かれる情報を元に、世界政府が「ポーネグリフ」を危険視する理由を考察していきます!
あくまで筆者の個人的な考察なので、参考程度に見て頂きたいです。
ポーネグリフの種類
「ポーネグリフ」は記載された文面から、大きく分けると以下の3種類に分類されます。
1. 歴史・情報を記した9つの石 (リオポーネグリフ/真の歴史の本文)
2.「最果ての島ラフテル」の場所を示す4つの石 (ロードポーネグリフ)
3. 1の所在を記した石
あくまで大まかな分類であり、上記に当てはまらない例外も存在します。
世界中に存在する「ポーネグリフ」の総数はタマゴ男爵によると約30個とのこと。(信憑性は不明)
種類によらない共通の特徴としては、サイズが非常に大きく破壊も不可能であるため、「ポーネグリフ」を集める際には紙や布に写し取られていることです。
リオポーネグリフ(真の歴史の本文)とは?
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/東映アニメーション
「リオポーネグリフ」とは「ポーネグリフ」の中でも、過去の歴史が記されたものを指す名前です。
ロビンの推測によると、全部で9個存在する「リオポーネグリフ」を全て繋げて読むことで、1つの物語が完成するとのこと。
どのような物語が完成するのか現時点では不明です。
ただし、クローバー博士がいくつかの解読文や文献から「かつてとある巨大な王国が存在した」という仮説を立てており、その仮説が原因となって世界政府からバスターコールを受けています。
このことから、「リオポーネグリフ」に書かれた物語とは「とある巨大な王国」に関するものであることは間違いないでしょう!
ロードポーネグリフとは?
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/東映アニメーション
「ロードポーネグリフ」は「最果ての島ラフテル」の場所が示された「ポーネグリフ」です。
その他の「ポーネグリフ」とは異なり、赤色をしているのが特徴。
数も少なく、世界に4個しかありません。
この4個という数はその使い方に関係しています。
「ロードポーネグリフ」に「最果ての島ラフテル」の場所が直接書かれている訳ではなく、それぞれの「ロードポーネグリフ」に書かれた場所を繋げた交点が「最果ての島ラフテル」の場所を示しているそうです。
2点ごとに線で結ぶと「×」ができて、その交点が「最果ての島ラフテル」なのですね。
「最果ての島ラフテル」に眠る「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求め、海賊王を目指す四皇たちはこの「ロードポーネグリフ」を巡り対立関係にあります。
4個存在している「ロードポーネグリフ」のうち3個はすでに作中に登場しており、1個目はゾウにありました。
2個目は四皇のビッグ・マム、3個目は同じく四皇のカイドウが所有しています。
残りの1個はかつてゴール・D・ロジャーの時代には魚人島に存在していたはずですが、現在は所在不明となっています。
「ポーネグリフ」の基本情報は以上の通りです。
ここからは「ポーネグリフ」に関する考察を進めていきます!
リオポーネグリフに書かれた歴史について
22年前、オハラの学者の長であるクローバー博士はいくつかの「ポーネグリフ」の記述と残されたわずかな文献から、「空白の100年」に関する仮説を立てました。
クローバー博士は仮説を語る最中に世界政府によって射殺されたため、クローバー博士の仮説は全てが明らかになっていません。
ただし、クローバー博士が射殺される寸前まで語っていた内容や世界政府の反応から、「ポーネグリフ」には800年以上前に存在した「とある巨大な王国」について書かれていることは間違いないでしょう!
そして「とある巨大な王国」と世界政府が敵対関係にあったことも想像に難くありません。
つまり「ポーネグリフ」とは世界政府に滅ぼされた「とある巨大な王国」がその歴史を後世に伝えるために製造した石碑ということになります。
書物ではなく破壊不可能な石碑にした理由も、後世に確実に「とある巨大な王国」の真実を伝えるためでしょう。
世界政府がポーネグリフ研究を禁止する理由とは
世界政府は「ポーネグリフ」の研究(=「空白の100年」の研究)を禁じていますが、その理由を人々に説明していません。
研究していることがわかれば、問答無用でその人物を消しにかかります。
では何故、世界政府はそこまでして「ポーネグリフ」の研究を禁止しているのでしょうか?
前述の通り、「ポーネグリフ」には「とある巨大な王国」の残した歴史が書かれていると思われます。
敵対関係にある国の残した文書なのですから、世界政府が悪く書かれているであろうことは容易に想像できます。
しかし、世界政府は戦争の勝者なのですから、敵国の残した文書など嘘八百だと自己を正当化して自国民に説明してもよいのではないでしょうか。
作中の描写を見る限り、世界政府はかなり独裁的な統治を行なっているようですし。
しかし、実際にはそのような説明はせず、「100年もの長きに渡る歴史を丸ごと隠す」という暴挙に出ています。
そして、考古学者の島であるオハラをバスターコールで滅ぼしさえしています。
あまりに極端な対応ではないでしょうか?
このように常識的にはあり得ない対応を取った理由があるとすれば、その理由とは
「空白の100年の真実を知られると世界政府による統治が崩壊する危険性があるから」
だと予想します!
まとめ
この記事ではワンピースの超重要アイテムである「ポーネグリフ(歴史の本文)」について考察しました。
「ポーネグリフ」には今の世界政府を転覆させるような真実が隠されています。
今後、多くの伏線が回収されていくことと思いますが、ポーネグリフにどんな秘密が隠されているのかとても楽しみですね!
コメント