激戦の舞台となったワノ国は長らく鎖国体制を敷いていました。
そして光月おでんはワノ国の開国を目指していましたね。
この記事ではワノ国の鎖国・開国について解説・考察していきます!
- ワノ国とは?
- 鎖国の方法と理由
- 開国したのか否か
についてまとめていきます。
ワンピース1054話の内容を含みます。ネタバレを好まない方はこちらで閉じてください!
またワンピースの画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(集英社/尾田栄一郎様)
ワノ国とは?
鎖国・開国に関する考察に入る前に、まずはワノ国の概要について解説していきます!
ワノ国は「偉大なる航路」(グランドライン)後半の海、「新世界」にある島国。
大半の国が世界政府に加盟する現代において、非常に珍しい世界政府未加盟国です。
国王(ワノ国では将軍と呼びます)は代々光月家が勤めており、1056話時点では光月モモの助がワノ国将軍として国を治めています。
ワノ国は江戸時代以前の日本をモチーフにした国であり、当時の日本同様に海外の他所者を受け付けない鎖国体制を敷いています。
遠い過去から鎖国体制を維持してきましたが、直近20年ほどは加えて黒炭オロチと百獣のカイドウによる支配下にあり、世界政府や海賊たちには手出し困難な状況となっていました。
ワノ国の鎖国とは?
では、まずはじめにワノ国の鎖国体制がどのようなものなのか、解説していきます!
655話にてブルックがワノ国の鎖国について「”侍”という剣士達が強すぎて・・・海軍も近寄れないのだとか」と解説していました。
このように、ワンピース世界においてワノ国の鎖国は「強靭な侍が他所者を排除している」と認識されているようです。
しかし、この情報は誤りであり、実際には侍が他所者を排除している訳ではありません。
もちろん実際の日本がかつて行なっていた鎖国のように、国際社会との関係を断絶していたという訳でもありません。
ワノ国の鎖国、それは「到達困難な地形による外界からの物理的な遮断」なのです!
ワノ国はかつて他の島々同様に上陸しやすい地形だったと思われます。
しかし、何らかの理由により外界からの干渉を防ぐ必要が生じたため、ワノ国は強固な外壁を築き外界との往来を遮断しました。
外壁により堅牢な守りを得たと思ったのも束の間、ワノ国は外壁内に貯まる雨水に苦しめられたそうです。
人々は水害から逃れるべく標高の高い藤山中腹へと移住。
溜まった雨水は外壁を伝って外界へと漏れ出し、劇中でも描かれた巨大な滝へと姿を変えていきます。
このような流れで現在、上陸困難とされるワノ国の地形は形作られたのです。
ワノ国内海が淡水な理由は雨水だったからなんですね。
外壁建設当時に滝ができることまで予想していたとは考えにくいですが、結果的には壁だけの状態よりも鎖国体制は強固になったと言えるでしょう。
では、なぜそこまでして鎖国をしなければならなかったのでしょうか?
ワノ国が鎖国した理由は?
ワノ国が強固な外壁と滝を用いて鎖国をした理由、それは世界政府から古代兵器「プルトン」を守るためだと考えられます!
「プルトン」とは世界を揺るがすほどの巨大戦艦です。
比較的早い段階から存在自体は判明していて、アラバスタ編にて元王下七武海・クロコダイルが探し求めていました。
アラバスタの歴史の本文(ポーネグリフ)には「プルトン」の所在が記されていたことも判明しています。
また、建造するための設計図も存在していて、フランキーはその内容を見て驚愕していました。
設計図はすでにフランキーが焼却しているため、設計図を見ながらの建造は不可能となっています。
そのような状況下で「プルトン」の正体について
* 魚人島に遺された「約束の舟ノア」説
* エネルが乗って月に辿り着いた「方舟マクシム」説
* 設計図を記憶したフランキーが一から建造する説
などが考察されていましたが、いずれも間違いでした。
1053話のロビンと光月スキヤキの会話にて、実物がワノ国に現存しているということが明らかになっています!
「プルトン」は「ポセイドン」や「ウラヌス」といった他の古代兵器同様に歴史の本文に記述が残されていることから、かつて存在した巨大な王国や太陽の神ニカに関係することは間違いありません。
そして歴史の本文を制作したのは光月家の祖先であるため、光月家は太陽の神ニカと近しい関係にあったことも間違いないでしょう。
太陽の神ニカと言えば、世界政府がその名を隠していた存在ですよね。
かつての神・太陽の神ニカと現在の神・天竜人は敵対関係にあり、空白の100年の間に大きな戦いがあったと考えられます。(空白の100年の解明が待たれますね)
古代兵器たちが太陽の神ニカに連なる兵器であるならば、天竜人がその力を恐れ奪い取ろうとするのも当然と言えます。
空白の100年後、天竜人は世界政府を創設し敵対する勢力を根絶やしにしたのでしょう。
そのような状況下において、光月家は来たる世界政府打倒の時まで古代兵器「プルトン」を隠し守りぬくために、地形を変えてまで鎖国を実行したのだと思われます!
ワノ国が開国を目指す理由
20年前に死んだ光月おでんの夢は「ワノ国」の開国でした。
光月おでんは自身の知った事実を日記に遺しており、近い将来に日記に書かれた内容が明らかになると思われます。
その内容とは
* ワノ国に「プルトン」が眠っていること
* 空白の100年に起きた「とある巨大な王国」と世界政府との戦い
* 天竜人の支配が正しいものではないこと
* 太陽の神ニカの化身=ジョイボーイが新たに現れるという予言
といった内容でしょう。
そして来たるジョイボーイ再来に備え、天竜人から世界の自由を取り戻す助けとなるようワノ国の開国を目指したのです!
残念ながら光月おでんは黒炭オロチやカイドウの策略により、志半ばでその命を落としてしまいました。
しかし、その遺志は家臣である赤鞘九人男や2人の子ども・モモの助と日和へと受け継がれています。
何をすれば開国なのか?
では、光月おでんが目指した開国とは何をすれば達成されたと言えるのでしょうか?
筆者は「開国=プルトンの船出」と予想します。
ワノ国の鎖国とは高い外壁と激しい滝による物理的な外界との遮断です。
従って、開国という言葉も日本が行なった開国(=諸外国と国交を結ぶ)とは異なるはず。
また、ワノ国には長い鎖国体制に由来する「海外へ出ることを悪とする考え」が根付いています。
この考えを払拭することも開国に必要と言えますが、それだけでは開国を達成したとは言えないでしょう。
やはりポイントは鎖国した理由、すなわち「プルトン」を守っているという点だと考えます。
「プルトン」は巨大な戦艦らしいので、今のワノ国の地形は侵入困難であるとともに外海への船出も不可能なのではないでしょうか。
つまり開国とは「外海と内海を隔てる外壁がなくなり、巨大な戦艦であっても外海へ出られるようにすること」だと予想します。
ワノ国は開国したの?
ワノ国編も完結し、20年に渡りワノ国を支配していた黒炭オロチとカイドウは討たれました。
では、ワノ国は光月おでんの願った通り開国されたのでしょうか?
答えは「No」です。
ワノ国は未だ開国していません。
ワノ国編終盤ではかつてのジョイボーイの仲間だったと思われる象主(ズニーシャ)が近海へ現れ、光月モモの助と意思疎通をしていました。
そ述らく、象主の力も開国に必要なのだと思われます。(前の予想が当たっているなら、外壁を破壊するのは象主?)
しかしモモのは象主に対して「開国をまだ見送る」旨を伝えました。
開国を見送った理由は
* 光月おでんの日記が意図的に一部抜かれていると思われること
* 光月おでんの想定がどこまで正しいのか確信がなかったこと
* カイドウによって荒らされた国の復興が急務であること
* 近海に海軍が控えており、介入が想定されたこと
などが挙げられるでしょう。
しかし、近い将来開国は実行されるに違いありません。
ワノ国が開国する時、物語が大きく動きそうですね!
まとめ
この記事ではワノ国の鎖国や開国について考察しました。
鎖国の理由は世界政府から古代兵器「プルトン」を隠し守るためと考えられます。
ルフィーたちのピンチにモモの助が「プルトン」で駆けつけるのか、あるいはマリージョアへの殴り込みに使われるのか、「プルトン」で宇宙へと飛び出すのか。
いずれにせよワノ国開国と「プルトン」登場が楽しみですね!
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