空白の100年」に実在したと言われている謎の人物「ジョイボーイ」。
最後の島ラフテルに「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を遺した人物であり、ワンピースにおける超重要キャラクターです。
この記事では、そんな「ジョイボーイ」の正体やルフィとの関係を考察していきます!
1043話では象主(ズニーシャ)が「ジョイボーイが…!! 帰って来た!!!」と語っていました。
これから描かれるであろう衝撃的な展開に備え、「ジョイボーイ」について復習しておきましょう!
ジョイボーイとは?
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/東映アニメーション
「ジョイボーイ」は作中から800年前、いわゆる「空白の100年」に実在したとされる人物です。
名前の初出は628話。
魚人島 海の森に安置された「歴史の本文(ポーネグリフ)」に「ジョイボーイ」の謝罪文が書かれているとロビンが言及したことで存在が明らかになりました。
その後にネプチューン王が語るところによると、謝罪文は当時の人魚姫に宛てたものであり、内容は「魚人島との約束を破ったことへの謝罪」とのこと。
また、「いずれ必ずジョイボーイに代わって約束を果たす人物が現れる」という伝説が魚人島王族に伝わっており、王族は先祖代々その日が訪れることを信じて巨船「ノア」を守り続けてきたそうです。
次に「ジョイボーイ」の存在が作中で描かれたのは967話、光月おでんの回想です。
ロジャー海賊団は最後の島ラフテルに到達し、「ジョイボーイ」の遺した宝を発見。
そして「莫大な宝」を前に、ロジャーは「お前(=ジョイボーイ)と同じ時代に生まれたかった」と語り、涙が出るほどに笑っていました。
そして光月おでんは故郷ワノ国へ戻り、「いつか”ジョイボーイ”が現れる日までに”開国”せねば……!!!」とワノ国の開国を目指すようになります。
光月おでんは開国を成し遂げられず道半ばで壮絶な最期を遂げますが、その際には「ワノ国はある人物(=ジョイボーイ)を待っており、その者が800年の時を超え現れた時、迎え入れ協力できる国でなければならない」と発言しました。
これらの描写から「ジョイボーイ」とは
* 「空白の100年」に実在した過去の人物
でありながら、
* 光月おでんの死よりも先に現れる未来の人物
でもあるという矛盾が生まれています。
そして1043話ラストにて、象主が「ジョイボーイが…!! 帰って来た!!!」と語っているように、「ジョイボーイ」の再登場はもうすぐ!
先が気になって仕方がありませんね!
過去と未来のジョイボーイは同一人物?
上述の通り、「ジョイボーイ」は過去と未来に存在する人物のようです。
では、過去と未来の「ジョイボーイ」は同一人物なのでしょうか?
ワンピース世界の設定を考慮すると、遠く離れた別の時代に同じ名前の人物が存在する方法は2つあると考えられます。
その2つの方法とは
1. トキトキの実によるタイムトラベル
2. 何らかの条件を満たした人物が「ジョイボーイ」を名乗る
です。
ただし、1の場合は光月トキがトキトキの実の能力者になり得ません。
対して、ワノ国編で明かされた様々な事実を踏まえて考察と、2で確定ではないかと思われます。
例えば1014話ではカイドウが海に落ちていったルフィに対して「お前も…”ジョイボーイ”には……なれなかったか………!!」と発言しています。
「ジョイボーイになる」、意味深ですね。
また1036話では、ルナーリア族であるキングがカイドウのことを「ジョイボーイ」だと考えている描写もありました。
カイドウとキングは世界政府の研究施設で出会っており、その際にキングはカイドウに対して「お前は世界を変えられるか?」と尋ねています。
ルナーリア族には「ジョイボーイ」の伝説が伝わっているようですが、上記の質問から推測するに伝説とはおそらく「ジョイボーイとは世界を変革する者」という内容なのではないでしょうか。
つまり、「ジョイボーイ」とは世界を変革する者の称号であり、何らかの条件を満たした人物が「ジョイボーイになる」のだと推測します。
ゴムゴムの実の隠された真実について
ここからは少し別の視点で考察していきます。
1017話以降、ルフィが食べた「ゴムゴムの実」について隠された真実が次々と明らかになりました。
「ゴムゴムの実」はシャンクスたち赤髪海賊団が所有していたものをルフィが盗み食いしてしまったのですが、なんとシャンクスたちはCP9が護衛する政府の船から「ゴムゴムの実」を強奪していたのです!
不老不死の能力が秘められており世界政府が重要視する「オペオペの実」でさえ、護衛していたのは海軍でした。
世界政府の秘密組織であるCP9が護衛したとなると、世界政府は「ゴムゴムの実」を桁違いに危険視していたことになります。
また、その事実を裏付けるかのように1037話や1041話の五老星の会話から
* とある悪魔の実に別名を与え、歴史から本来の名前を消そうとした
* 今すぐにルフィを消すようCP0に勅令を出していた
という事実が判明。
直接言及された訳ではありませんが、これらの描写をまとめると「ゴムゴムの実」には隠された本来の名前があり、世界政府がトップレベルに警戒する真の力を持っていると言えるでしょう。
そして五老星は「ゴムゴムの実」について「過去何百年も”覚醒”する事などなかった」と語っていました。
このセリフから「ゴムゴムの実」は数百年前に覚醒したことがあり、その時の様子から世界政府は「ゴムゴムの実」を警戒していると推測しています。
太陽の神ニカとは
ワンピースより引用©尾田栄一郎/集英社/東映アニメーション
次に「太陽の神ニカ」についてまとめていきます。
「太陽の神ニカ」とは、太古の昔、奴隷たちがいつか自分たちを救ってくれると信じていた伝説の戦士です。
実在したか否かは明確に描かれていませんが、言い伝えによると人を笑わせて苦悩から解放してくれる戦士だったとか。
この「太陽の神ニカ」に関しては、百獣海賊団・飛び六胞であるフーズ・フーが重要な事実を語っています。
フーズ・フーは元CP9のメンバーであり、「ゴムゴムの実」を赤髪海賊団に奪われた張本人です。
その罰として牢獄に囚われていた際、看守から「太陽の神ニカ」の話を聞きました。
そして後日、フーズ・フーに「太陽の神ニカ」の話をした看守が消されたため、フーズ・フーは身の危険を感じ必死に脱獄したとのこと。
このことから、世界政府の「太陽の神ニカの存在を世間から隠したい」という考えが伺えます。
また、「太陽の神ニカ」のシルエットにも気になる点があります。
それは
* 空島でキャンプファイアーをしているルフィに似ている
* 衣装がシャンディアの服装に近い
という点です。
空島編では「太陽の神」という単語が出てきたこともあり、「太陽の神ニカ」と空島は何か繋がりがあるのかもしれません!
ジョイボーイはルフィ?
整理した情報をまとめると、ある仮説に辿り着きます。
それは
* 「ゴムゴムの実」には「太陽の神ニカ」が宿っている
* 「空白の100年のジョイボーイ」は先代の「ゴムゴムの実」能力者である
* 「ゴムゴムの実」を覚醒させた人物は「太陽の神ニカ」の力を身に宿す
* ルフィは「ゴムゴムの実」を覚醒させ、「ジョイボーイ(=太陽の神ニカ)」になる
ということです。
1043話ラストにて、ワノ国近海にいた象主がモモの助に対して「ジョイボーイが…!! 帰って来た!!!」と伝えています。
この時ルフィの体からは煙が立ち上がり、髪の毛までもゴムのような質感に変わりつつありました。
この変化が「ゴムゴムの実」の覚醒だとすれば、ルフィは「ゴムゴムの実」の覚醒により「ジョイボーイ」になったと言えるでしょう。
また、象主は「ドンドットット」という音を聞いており、これを「解放のドラム」として「800年振りに聞く……!!」と語っています。
この「ドンドットット」という効果音ですが、実は初出ではありません。
なんと先述した空島でのキャンプファイアーシーンの効果音と同じなのです!
偶然の一致ではないでしょうから、物凄い伏線ですよね。
「ドンドットット」が「ジョイボーイ」の帰還の合図であり「太陽の神ニカ」と関係していると思われる空島でも同じリズムが宴で使用されている、このことから「ジョイボーイ」=「太陽の神ニカ」ではないかと推測します。
まとめ
この記事ではワンピースの「ジョイボーイ」について考察しました。
「ジョイボーイ」はワンピースの隠された秘密を紐解くとても重要な存在です。
1044話以降、「ジョイボーイ」と「ルフィ」の関係が明かされると思いますが、非常に待ち遠しいですね!
コメント