今回紹介するエミリアは「Re:ゼロから始める異世界生活」のメインヒロインです。
ナツキ・スバルからはエミリアたんと呼ばれ、パックからはリアの愛称で呼ばれ、親しまれている彼女ですが、辛い過去を抱えているヒロインでもあります。
そんなエミリアについて紹介していきましょう。
エミリアとは
家名はなく、自分の事をただのエミリアと名乗る彼女は、腰まで届く長い銀髪を持ち、またとても紫紺の瞳を持つ美少女です。
服装も可愛らしく白色のブーツに、銀鈴のような声音をしたハーフエルフの美少女とされており、作中でも誰もが見蕩れてしまう美少女です。
そんな彼女の世話係となるのが猫の姿をした大精霊パック。
マスコットを連れた美少女精霊術師であり、親竜王国ルグニカの次代王候補の一人と、特徴の多い美少女とも言えるでしょう。
優しくて世話焼きで困った人を放って置く事はできず、他人の不幸を決して見過ごせないお人好しな性格をしています。
しかし彼女自身は素直に自分の善意を肯定せず、他者のための行動をする事は、自分の我が儘だと考え、人の情につけ込む合理主義なリアリストだと自覚しようとしています。
そんな少し面倒な性格をしているところはありますが、根はとても真面目で優しい性格をした女の子なのです。
唯一の家族であるパックの事をとても信頼しており、パックの前だけでは子供らしい仕草を見せたりと幼い一面などを内面に残してもいます。
誕生日は9月23日生まれで、これは原作者によれば由来はB’zの稲葉さんと同じ誕生日です。
年齢は約107歳で書籍版では114歳と設定されています。
高齢ではありますが、これはエミリアがハーフエルフであるため長寿だからです。
身長は164cmに体重は不明で羽の様に軽いとされています。
血液型はA型。
特技となるのは料理ですがこれはあくまでも自称となっており、実際は問題のあるレベルとの事。
お絵描きも得意なのですが、これも自称で歌なども得意ですが、これに関してはスバルやパックいわく抹消したい記憶とのこと。
速読を得意としてはいるも、物語に感情移入して止まってしまう事も多々あるとの事です。あと字が綺麗で石積みも得意としており、意外に独特な性格をしています。
趣味はパックの毛繕いと勉強で苦手なことは、歌と芸術と本人は隙なのですが、その実力は壊滅的と決して完璧で有能な人物ではなく、欠点を抱えている娘でもあります。
そんなエミリアは世界で最も恐れられる嫉妬の魔女と同じハーフエルフです。
これは周囲の人々から差別される対象とされており、また彼女自身が嫉妬の魔女であるサテラと似ている事からも、他人との関わりを断って生きていました。
旅立つ前は人里離れた深い森でパックと孤独に生活をし、その為に世情に疎くなってしまい、人付き合いが苦手な性格となってしまっています。
その為か恋愛感情に疎く未発達な感情で行動してしまう事も多いです。
ただ知識は豊富であり言動の端々には古めかしい感じをさせる時代遅れなセンスが滲み出ている出る言い回しが多いなど、少し癖の強い子でもあります。
また自分の容姿に関してはあまりにも無頓着であり、髪型や服装に関しても興味を持つこともなければ、身嗜みを気にしない性格をしています。
その為に身だしなみに関してはパックが世話を焼き、現在の服装はパックのコーディネートとなっています。
一見すればしっかり者の感じをさせるも、世間知らずで危なっかしいところがあると、不安な感じにさせてしまう幼子のようなイメージがあります。
でも戦闘に関しては、その見た目に反して強く、熱を操る魔法の力で氷柱や氷壁を作り出して戦う事ができる戦闘力を持っています。
また身体能力はとても高くあり、格闘技も秀でているなど見た目に反して強い美少女でもあるのです。
作中でも大罪司教との戦いを有利に進めていくなど、また素手で武装した集団と渡り合う実力を持っており、戦闘力に関してはスバルよりも強いとされています。
エミリアの能力
次にエミリアの能力とも言える魔法についてまとめていきましょう。
エミリアは火のマナを司る大精霊パックと契約しており、低温の熱量による「氷系統」の魔法を使う事ができます。
また微精霊とも契約しており、四系統の魔法を使いこなせる精霊術師としても優秀です。
莫大なマナを扱うことができる魔法の才能を秘めていますが、そのせいでエリオール大森林を凍結させてしまった過去があります。
この経緯は家族を失ってしまった事で、エミリアは自身の魔力を暴走させてしまった事が原因となっており、その事実を知るパックは彼女にその事を隠していました。
ただ無限に使えるマナの量は多く、その寮は無尽蔵とも言える程にエミリアの魔法は規格外の強さを誇ります。
「アイスブランド・アーツ・アイシクルライン」
これは範囲内に自身の魔力と通じる氷の粒子を展開させる事で、氷雪結界を発生させる魔法です。
この結界内であれば剣や槍。斧に矛と矢など武器を氷で形成し、四方八方から降り注ぐ事が可能となります。
「アイスブランド・アーツ」
これは氷の魔法を駆使し様々な武具を生み出す魔法となります。
またスバルの異世界の知識を使い、エミリアによって具現化する事ができ、スケート靴などを作り出すことに成功します。
エミリアの過去
ミリアの出自については7歳の時から6年前までは、エリオール大森林で100年ほど氷の中で眠り続けていました。
これらの経緯からエミリアの実際年齢と外見年齢と精神年齢には大きなギャップが生じてしまっているのです。
実際年齢は約100歳であり、長命のエルフのハーフであるため外見年齢は18歳ですが、精神年齢は14歳となっている複雑な経緯を持っています。
この経緯に関してはエリオール大森林の氷結の魔女として恐れられている原因となった大罪司教との因縁が関わっています。
かつてエミリアはエリオール大森林で母親がわりとなる叔母のフォルトナとジュースと平和に暮らしていました。
フォルトナはエミリアの実母の妹であり、彼女の母親代わりとしてエミリアを育てていました。
しかし虚飾の魔女パンドラと強欲の大罪司教のレグルスによって平和な日常は壊されてしまいます。
二人の目的は封印の扉を開くことであり、それを強要してくる二人からフォルトナとジュースは立ちはだかり、エミリアを守ろうとします。
しかし戦いは劣勢に追い詰められてしまい、ジュースは魔女因子によって怠惰の魔女教司教となってしまい、フォルトナはジュースによって命を奪われてしまいます。
目の前で起きたフォルトナの死はエミリアの心を蝕み、エミリアは魔力を暴走させてしまい、エリオール大森林は永久表土によって氷結してしまう事になります。
氷の中で100年の間も眠る事になったエミリア。
そのまま永遠に眠る中で彼女を起こしたのはパックでした。
彼の呼び声に目を覚まし、今まで一人にしてしまったと涙を流し謝る彼に支えられ、目覚めたエミリアはエリオール大森林の氷結の魔女として生きる事となります。
孤独の中で過ごしていたエミリアとパック。
そんな二人の前に現われたのがロズワールでした。
ロズワールはエミリアが王候補になる事の出来る資格があると言い、また王になる事ができれば、森を凍らせた氷を溶かす事の出来る「神龍ボルカニカの血」が使えると知らせます。
その血を使えば凍り付いたエルフを助ける事ができると知り、自分のせいで凍らせたエルフを助ける為に、エミリアは王座を目指す決意をしたのです。
エミリアは自分がしてしまった事をどうしても償いたく、かつて共に暮らしていた仲間達を救う為に努力しているのです。
気を張って強く大人びて振る舞ってはいますが、本来は精神年齢相応に純粋無垢な性格をした幼い心を持った少女でもあるのです。
隔離的な生活を送っていた事で世情に疎く天然気質な性格を隠すために自分を大人として見せるなど、それは過酷な境遇にめげない為の強がりとも言えるでしょう。
頑なに意地を通そうとするそんな性格のために良くも悪くも面倒くさい性格と思われてしまうも、誰かを思う気持ちは人一倍強い少女とも言えるでしょう。
また作中でスバルに対して信頼を持ってはいますが、それは異性としての好意であるのかを理解しておらず、二人の関係はまだそこまで進展していないとも言えるでしょう。
またエミリアは性知識が疎くあり、キスをすれば子どもが出来ると思い込んでいたなど、今後のスバルとの関係も気になるところです。
エミリアの現在は?死亡したのか
作中でエミリアが死亡してしまう未来があります。
しかしそのせいでパックが暴走し、スバルを殺し世界を滅ぼそうとするなど最悪の事態を招くこともあります。
しかし結果としてはスバルの死に戻りの能力のおかげで事なきを得て、エミリアは現在も生存しており、彼女が死ぬ未来は回避されている状態です。
エミリアは現在も生存しており、今後の物語で王座を目指してスバルと共に王座に就くために頑張っています。
スバルとの仲は深く進展はしていない様子ですが、これからの二人の関係も要チェックと注目すべき点となっています。
まとめ
今回はリゼロに登場するエミリアについてまとめした。
ラムレムよりかは人気が少ないと思われる正ヒロインですが、スバルのために頑張るエミリアたんも好きですね。
まぁ一番はレムですけど!!
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