【サカモトデイズ】篁（たかむら）は死亡したの！？過去や能力、強さについてまとめていきます。

最強の殺し屋・坂本太郎を主人公にした、白熱する殺し屋達のバトルを描いたアクション漫画「SAKAMOTODAYS」その作品の中で、主人公の坂本を越えてしまう殺し屋がいます。

その男の名前は「篁（たかむら）」と呼ばれる老人です。

坂本いわく「この人には勝てない、全員死ぬ」と言わしめ、スラーからも「殺連の亡霊」と言われるなど、敵味方問わず驚異とされる篁。

口数が少なく、喋ったとしてもボソボソと聞き取れない声音で喋るなど、一見すればか弱いお爺ちゃんに見えてしまいます。

日本刀を抜けば瞬く間に全てを斬り裂く剣鬼に変貌し、あらゆるモノを一刀両断していきます。

今回はそんな篁についてまとめていきましょう。

篁とは

SAKAMOTO DAYSより引用©集英社/鈴木祐斗

篁は日本殺し屋連盟直属の特務部隊「ORDER」のメンバーであり、日本刀を武器として扱う高齢者の殺し屋です。

年齢不詳でどれだけORDERに所属しているのかは不明ですが、篁自身は相当の高齢であり、既に曖昧な意識の中で日常生活を過ごしています。

混濁した意識のせいかコミュニケーションを取ることはほぼ不可能とされ、ORDERの面々とのコミュニケーションも怪しいくらいです。

見た目も老人であり、くたびれたスーツ姿で人生に疲れたような顔立ちをしているなど、篁をORDERの一員であると疑う者もいます。

しかしそれらは仮初めの姿でしかなく、いざ戦闘になれば恐ろしい抜刀術を披露し、相手を瞬く間に、何等分に斬り裂き惨殺することのできる剣術使いなのです。

一見すれば無害で善良そうな雰囲気を漂わせるも、対象を殺すまでは殺気を放つ事は無く、存在感を示すことのない寡黙な老人とも言えるでしょう。

対象の殺しまでは殺気を確実に消し、常に日常に無害に溶け込んでいる老人なのです。

その家族構成や知人友人に妻恋人なども一切、詳細が明かされてはおらず、プライベートに関しても謎に包まれている人物とも言えるでしょう。

時に意識が鮮明になるのか、流暢に喋る時もありますが、発する言葉は殺意に満ちた怜悧な言葉が多く、悪党や腐れ外道が嫌いと唾棄するような辛辣な発言をしています。

本人はボケていないとの発言もありますが、その真意に関しては不明であり、意図してボケているフリをしているのか、それとも本当にボケているのか？

それは謎と言って良いでしょう。

でも篁からの言葉を聞く相手は、間違い無く命を落とす事になるので、篁から発せられる言葉は今生に聞く最後の言葉ともなります。

無論、剣術だけではなく身体能力も凄まじく、自分に向かって放たれた弾丸を斬り裂いてしまう腕力に、弾丸をあっさりと見切る動体視力。

そして肉と骨を軽々両断してしまう斬撃を放つ事のできる身体能力は、相手に動きを読ませない、無音の動作を可能とし、もはや超人の域に達していると言えるでしょう。

篁は死亡したのか？

SAKAMOTO DAYSより引用©集英社/鈴木祐斗

結論から言えば、篁は死亡したと考えられます。

死体も殺連によって回収される事になり、死亡は確認されることとなり、殺連やORDERにとって大きな痛手になったとも言えるでしょう。

ただ篁は本当に死んだのか？

その部分に大きな謎を残してもいるのです。

まず篁はスラーいわく亡霊のような存在であり、サンタみたいな空想上の存在ではないのかと例えられていました。

殺し屋に殺された人間の亡霊が集まり、顕現した存在ではないのかと言われる篁。

もしかすればスラーに乗り移ったのではと考えられてもいます。

スラーの中に生まれた別人格が篁を模した人格と言われていますが、坂本も認める程に篁を惨殺した際のスラーの剣技は、篁そのものだったのです。

篁の人格がスラーを乗っ取ったと考えれば、これはORDERにとって勝利とも言えますが、現在のスラーは篁の人格を封印する事に成功するも、一時凌ぎでしかありません。

スラー自身も制御のできない人格でもあり、もし覚醒すればあらゆる相手を惨殺してしまう凶悪な人格となった篁。

死してなおもスラーに取り憑き人を斬る篁は悪霊と化したのかもしれません。

篁の過去

過去についても詳しい経歴は不明となっており、ORDERに所属する前の事は一切、明かされてはいません

またORDERに所属した経緯や経歴も不明となっており、ORDERに所属して何年が経過しているのかも不明で、ほぼ謎の人物と言って良いでしょう。

ただ解っている事は、「篁はガラ区と呼ばれている町に住んでいた事」があると言う事です。

ヤクザやチンピラに麻薬の売人などが犯罪を日常的に起こす治安が最も悪い町にて、常に公園のベンチで静かに過ごしている日本刀を持っている老人。

それが篁でした。

持っている日本刀を盗もうと、因縁をふっかけてきたチンピラ二人を瞬く間に惨殺し、主人公である青年を驚かせる活躍をしました。

そんな篁は街の人々から慕われており、彼のいる区域は確かに治安が悪い町ではあるも、犯罪件数は異様に低く、事件も犯罪組織に所属する人間が惨殺される事件だけです。

また篁は町の人々に介護されており、自宅まで連れて行ってもらっています。

白昼堂々とチンピラ二人を惨殺する危険人物でありながらも、町の治安に貢献している篁の功績は大きく、町の人々も彼の事を重宝しているのでしょう。

悪意や殺意に危害を加えようとしなければ、篁自身は無害な存在であり、彼がいる公園では子供が遊ぶなど平和な雰囲気に包まれてもいるのです。

このような経緯を見れば、篁はガラ区に住んでいる事が窺えますが、自宅や家族構成に関しては一切描かれてはいません。

またスカーいわく殺連の亡霊と言われてもおり、存在が幽霊なのではとの意見もありますが、全てが謎に包まれています。

存在感がなく、人ならざる剣の腕前を持ち、あらゆるモノを斬り捨ててしまう篁。

ただ解っている事は、彼の過去は存在していないとの事だけで、本当に過去がなく、急に現われてしまった亡霊ではないのかと思わせる、その存在感こそが彼の過去に通じるヒントなのかもしれません。

篁の能力・強さ

SAKAMOTO DAYSより引用©集英社/鈴木祐斗

作中における篁の強さは作中最強と言える程、その剣技は圧倒的な斬撃を誇ります。

斬れるモノはないと断言できる程に、凄まじい斬撃を放つ篁の剣技は圧倒的であり、高速で移動する車はもちろん、拳銃から放たれた音速の弾丸を軽々と斬り裂いてしまいます。

無論、弾丸だけではなく拳銃や所持者すらも一刀両断してしまうなど、その剣の腕前だけではなく移動速度は速く、知覚できない瞬く間に動き終えているのです。

既に「達人の領域に達している殺しの技術」は、作中最強と謳われる程です。

篁はその他にも人間離れした剣技を披露しており、東京タワーの柱を一刀両断し、傾けさせるなどの離れ技を見せてもいます。

また扉に壁なども容易に斬り裂き、まるで食材に包丁を入れるが如くに硬度など関係なく、日本刀で斬り裂いていく腕前は、もはや達人の域を超えていると言って良いでしょう。

そしてなにより恐ろしいのは、切断面があまりにも鋭利であり、切断面の組織が死ぬ事も無く斬り離されているだけで、その気になればくっつける事も可能なのです。

現に篁は拘束されてしまった際に、自分の腕を斬り落として脱出し、その後に腕を拾い、断面にくっつけ、そのまま癒着させてしまう離れ技を見せます。

この両断技術は篁を語る上で外せない高等技術でもあり、音も無く相手を斬り裂いていくだけではなく、あらゆる障害を気にもせずに斬り裂く事が可能なのです。

例えそこが狭い通路であっても、刀を振り回すことで壁に当たり剣が振り下ろせなくなる事は無く、壁ごと斬り裂きながら相手を仕留める事もできるのです。

それにあらゆるモノを斬ることができる篁の剣技は、自分に向かって放たれる攻撃すらも斬り裂き、相手の武器がどれだけの強度や威力を誇っていても無力化されてしまいます。

例えそれが重厚かつ頑強な鈍器であっても、刃物を入れた食材みたく斬り裂かれてしまうのです。

その為、どのような攻撃をしても篁の前では斬られる事が前提になってしまい、彼に傷を付ける事は不可能とも言えるでしょう。

篁VS坂本

SAKAMOTO DAYSより引用©集英社/鈴木祐斗

サカモトデイズにおいて最強キャラ筆頭となる篁。

そんな彼が戦った相手は、ほぼ生還する事が不可能とも言えるでしょう。

まず主人公の坂本太郎が篁と戦った際に彼の斬撃の初動を抑えるために、刀を抜かせる前に押さえ込もうとするも、動作を止めることは不可能でした。

抜刀する際に刀の柄を足で押さえるも、鞘を投げ捨て抜刀し、自販機ごと斬り裂いてしまう離れ技を見せ、坂本を驚かせました。

次に坂本が行ったのは、篁の日本刀の刃を破損させ、切れ味を鈍らせる事でした。

展示されていたナイフや、ポールに、あらゆるその場のモノを投げつけ、ワザと篁に斬り裂かせることで、刃を破損させ刀を封じることに成功します。

しかし坂本が放った弾丸を刃にすべらせて、駆けてしまった刃を研がせてしまうなど、予想外の応用力を持ち合わせており、結果的に坂本は篁の一撃を喰らってしまいます。

主人公である坂本が勝つ事ができず、まして痩せて全盛期の身体を取り戻したにもかかわらず、勝つ事のできない篁の強さはもはや常人の対処できる相手ではありません。

篁VSスラー

SAKAMOTO DAYSより引用©集英社/鈴木祐斗

スラーですらも篁との戦いは劣勢を強いられて行く事になります。

ハルマと楽と共に篁に挑む事になるも、常人離れした上に覚醒した篁に勝つ事は不可能でした。

拘束された右腕を斬り落としてくっつけるなど、もはや常人レベルではない戦い方を見せる篁の前にスラーは絶望を覚えます。

そんな彼を助けようとしたハルマは篁によって両断されてしまい、楽も決死の覚悟で篁の刀を折り、その刃で左目を奪う事に成功するも、折れた刀を刺され絶命します。

仲間を二人失ってしまったスラーは、自我を制御できず、新しい自我を誕生させてしまい、覚醒した新しいスカーの自我が篁の刀を奪い、惨殺してしまうのです。

自分の刀を奪われた挙げ句に、斬り殺されてしまうと、あまりにも呆気ない最後を迎えた篁。

その最後の言葉は舌打ちのみであり、篁は人生を終えてしまうのです。

今後の篁は？

現在の篁はスラーの人格として入り込んだとすれば、後に最大の敵となる可能性があるでしょう。

篁はスラーの人格として今後はどのように活躍していくのか？

現在のところではスラーの人格はなりを潜めており、赤尾リオンの人格によって制御されている状態です。

ただし一瞬の隙を見せれば、篁はスラーの身体を乗っ取り、敵対する人間を殺していく事でしょう。

現在の篁はもはや歯止めのない状態ともなり、殺連の刺客を斬り伏せていき、敵対する全てを斬り裂く剣鬼ともなっています。

ただ悪と善の感覚が残っているのか、篁が嫌う悪人や自分に敵意を向ける人間以外の殺害を行っていないことを考えれば。まだ安定している状態なのかもしれません。

しかしその気になれば、全てを斬り裂く事ができる実力があり、一歩間違えれば最悪な存在ともなり得るでしょう。

今後の展開においては篁がラスボスになる可能性もあり得るのです。

まとめ

今回はサカモトデイズに登場する篁についてまとめました。

最強の仲間だった人が最強の敵になったのはヤバいですよね。

まぁ現在、坂本たちはORDERに追われる身なので遅かれ早かれ篁さんとは戦う流れでしたが。。。

果たしてこの最強を宿したスラーに勝てるのか楽しみです。