「進撃の巨人」で圧倒的な人気を誇るキャラクターといえばリヴァイ兵長と言っても過言では無いと思います。
なぜなら最強だから。
そして巨人の力を有していないのに巨人の力を有している人物を圧倒しているというのがかっこよいですよね。
それに加えて仲間思いであるところも。
「最強すぎて死亡することなんてない!!」と思っていたリヴァイも物語が進むにつれて死亡したの?というほどの大ダメージを喰らってしまいます。
今回はリヴァイの死亡についてまとめていきます
リヴァイは死亡したのか
進撃の巨人より引用©諫山創/講談社/アニメ制作WIT STUDIO(第1期 -第3期)
MAPPA(第4期)
アニメ派の方は特に気になるところですよね!!
結論から申し上げますとリヴァイは死亡しておりません
正確にいえば、リヴァイを取り巻く色々な環境や血筋がリヴァイをそうさせなかった、という方がしっくりくるかもしれません。
第114話にて、拘束していたジークが起死回生にと雷槍を爆発し、その思いもよらぬ行動に対応できず爆風に吹き飛ばされたリヴァイ。
ジークはリヴァイが予測した通り、上半身、下半身が真っ二つになり、瀕死状態になりました。
リヴァイはといえば、全身の損傷が激しく当時は「死亡」とされるほど衝撃的なシーンでしたね。
私自身、とても衝撃を受けたことを覚えています。
アニメでは人気キャラクターが死んでしまう、と言うことは多々ありますが、リヴァイに関してもそのパターンか・・と肩を落とした方も多かったはずです。
私もその中の1人でした(泣)
なら死亡してもあり得なかった爆風を喰らっても死亡しなかったのか考察していきます。
リヴァイはなぜ死亡しなかったのか
アッカーマン一族だから
進撃の巨人より引用©諫山創/講談社/アニメ制作WIT STUDIO(第1期 -第3期)
MAPPA(第4期)
雷槍の爆風をまともに食らったのに、なぜ死ななかったのか?
ここには『アッカーマンの系統』が大きく関係してるはずです。
ジークは【獣の巨人】を有する9つの巨人の継承者です。
あの場面、ジークは全身損傷のダメージを負い意識朦朧とする中、目的完遂に強い意欲をみせます。
こんな所で死ねない、という強い気持ちと、巨人の力があれば、再生できる、という選択にかけたはずです。
『雷槍』といえば、ハンジはじめ、調査兵団が巨人と戦うため、最大の武器として物語中盤から対巨人戦に必須アイテムでした。
難攻不落であった「鎧の巨人」の装甲を打ち砕いたのも雷槍でした。
〝イェーガー派〟が反対勢力となる、調査兵団混合チームと相対した時も、メイン武器として使われたのも雷槍でした。
雷槍は対巨人武器として開発された超強力な武器でしので、そんな雷槍の爆発を中身の人間が至近距離で受ければ、、、どうなるかはお分かりですよね。。
しかしリヴァイは生きていました。
正確に言えば「死に体」です。
なぜそこまでの重傷を負いながらも、生きていられたのか。
おそらく普通の兵士であれば木端微塵です(もしくは(四肢分断)。
これには「アッカーマン」の血筋が大きく関わっているものと考えられます。
元々謎が多かった「アッカーマン家」については、物語が進むにつれ徐々に真相が明らかになっていきます。
何故リヴァイは「人類最強の兵士」と呼ばれるようになったのか?
もともと王家に仕える武家だったアッカーマン一族は、王家に仕えるために「ユミルの民」を改造して作れた「巨人科学の副産物」と言われています。
巨人化無効、ジークの脊髄液無効、巨人の力を人間のままで発揮できると言ういわゆる「特異体質」です。
始祖の巨人有するカールフリッツが3つの壁を作り、何事もなく暮らせるようにし、壁外人類は全て滅んだ、と記憶を改竄された壁内人類でした。
ですが、アッカーマン一族はその影響を受けないまま、さらに王家の思想に逆らったために、迫害され続けました。
記憶の改竄も不可能、巨人の力を有する一族であれば、逆らった際にその力を持ってして、王家に決戦を挑めばよかったのでは?もしくは挑もうとしたが、やはり元々は「王家に従えるために作られた存在」なので、意識は逆らえても、体までは思うように動かなかったのか?というある種の想像もできます。
が、それはあくまで想像でしかないのですが、まだ奥深かく眠るストーリはありそうですね。
そのため、普通の兵士は全く別物の力は発揮でき、ミカサに関しては訓練生の中でも圧倒的な強さでしたね。
初期の頃はなぜミカサだけ飛び抜けて強いのか、疑問が多かったですが、これで証明されましたね。
とういう観点から、通常兵士なら死亡していたはずが、アッカーマン一族という事、巨人の力を有するという点からリヴァイは雷槍の爆風から間一髪、死を免れたことが想像できます。
エルヴィンとの約束が死を拒んだ
進撃の巨人より引用©諫山創/講談社/アニメ制作WIT STUDIO(第1期 -第3期)
MAPPA(第4期)
リヴァイとエルヴィン、この2人には固い友情とも戦友とも言える固い「絆」でつながっていました。
そのエルヴィンもウォールマリア奪還の際、獣の巨人の石礫を受け重傷ののち死亡してしまいます。
調査兵団の団長として絶対的な信頼を得ながら兵団を率い、それはリヴァイも例外ではありませんでした。
ここで少しリヴァイとエルヴィンの関係性について触れておきましょう。
スピンオフ作品「悔いなき選択」内で、リヴァイは地下街のゴロツキとして窃盗を繰り返し生活する中で、突然、当時調査兵団分隊長だったエルヴィン一向ら調査兵団の襲撃を受けます。
そこで捕えられ、調査兵団への勧誘を受けます。これまでの窃盗の罪を問わない代わりに入団を条件にし、さらに断ればその身を憲兵団に引き渡し罪に問う、というものでした。
その条件をのみ、リヴァイは他の2人の仲間と共に調査兵団へ入団します。
実際は素直に入団したわけではなく、「エルヴィンの殺害」が本当の目的でした。
ある資料をとってこい、と依頼を受けた形です。
リヴァイら3人には初の壁外調査中に、そのチャンスが訪れ、実行することとなります。
リヴァイは自分の判断ミスと巨人の襲撃によって仲間2人をここで亡くしてしまいます。
これらは全てエルヴィンの巧妙な策略の上で、成り立っていたということが後でわかるのですが、この時に2人の関係性が決まった大きな出来事となりますね。
逆上するリヴァイに「お前が必要だ」と言わせ、その瞬間エルヴィンに降ります。
上辺だけじゃない、未来のために熱く冷静な判断ができ、任務に忠実であり、ある種の本物を感じた瞬間だったのではないでしょうか。
そこから始まった2人のストーリー。幾多の巨人討伐の任務を重ねていく上で、いつもリヴァイはエルヴィンの判断を信じ、従ってきました。
言葉にはしませんが、それだけ固い結束があったことは容易に考えられますね。
ウォールマリア奪還作戦時には、調査兵団が獣の巨人の襲撃によって完全に窮地に陥ってしまいます。
獣の巨人の岩石攻撃により、兵士も大量に殺され、壁内では超大型巨人による無差別攻撃。
悩むエルヴィンに夢をあきらめて調査兵団の団長として新兵を地獄に導いて死亡してくれ、獣の巨人が必ず俺が仕留めると伝えます。
かなり残酷な決断を迫魔れたエルヴィン も微笑みそれに応じます。
結果、獣の巨人は仕留めましたが、後少しのところで逃げられてしまいます。
残った巨人がリヴァイに襲いかかってくる際、
「待てよ、俺はあいつに誓ったんだ」
「必ずお前を殺すと」
「俺は、誓った!!!」
とエルヴィンとの約束を必ず果たす!果たさなければならない!という圧倒的な決意のものと残りの巨人を駆逐します。
出会いから、兵団内での行動、さらに任務。
すべてにおいて信頼を寄せていたエルヴィンとの関係性が少しは理解していただけたかと思います。
話を戻しますが、リヴァイにとってジークというのは全ての元凶であり、エルヴィンとの固い約束を交わした「殺さなければならない絶対悪」ということになります。
リヴァイは隔離していたにもかかわらず、ワインに仕込まれた脊髄液によって仲間を巨人にされ、さらに自分の手にかけたこと。
「また守れなかった」という後悔の念と怒りが再燃し、正直とにかくジークを許せなかったはずです。
エレンの自鳴らしなど、大きな問題はありますが、正直この時はどうでも良かったのではないかとも思ってしまいますね。
ジークをなんとしても自分が殺すことこそ、エルヴィンとの約束でもあり使命でもあったはずです。
最終的にリヴァイは戦線に復帰しますが、現れたジークを一目散に殺し長かった使命をようやく果たすこととなりました。
「友」であり「戦友」との交わした約束があったからこそ、あの場面でもリヴァイはなんとか命を取り留めたのかもしれません。
まとめ
今回はリヴァイの死亡と生存した理由について考察しました。
やはりリヴァイが死亡してもおかしくなかった状態から生きた理由は考察した通りだと思います。
1つはアッカーマンとしての強化された身体。
2つはエルヴィンとの約束を果たすという目的のために死ぬことができなかった。
リヴァイは進撃の巨人の中で一番かっこよい男と言っても過言ではないですね。
以上、ありがとうございました。
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