異世界転生系と言ったら私が真っ先に思うのが「転スラ」です。
転生したらスライムだったというタイトルから興味が惹きつけられますよね。
そしてドラクエだったらスライムは序盤に出る雑魚キャラなのに対して、転スラのスライムは最強というこの対照的な感じもまた面白い。
今回はスライムとなった主人公「リムル=テンペスト」についてまとめていこうと思います。
転スラリムルについての内容はネタバレを含みます。ネタバレを好まない方はこちらで閉じてください
リムル=テンペストとは
転生したらスライムだった件13巻表紙より引用©伏瀬/マイクロマガジン/ 8bit(エイトビット)
リムル・テンペストは「転生したらスライムだった件」の主人公にして、サラリーマン三上悟が異世界に転生してスライムとなった姿です
通常、異世界転生は肉体を伴って行われます。
しかし、リムルは精神だけが転生し、スライムの肉体が構築されました。
精神だけの転生は非常にレアケースらしく、今後の展開次第では何らかの隠された秘密が明らかになるのかもしれません!
転生の際に習得したユニークスキルは「大賢者」と「捕食者」。
この2つのスキルを元に、魔王としての覚醒とその後の成長を経てリムルは竜魔粘性星神体(アルティメットスライム)という存在にまで到達しています!
(保有スキルについては後ほど解説します)
性格は基本的に優しく面倒見がよいタイプ。
魔物の長として「魔物の国テンペスト」にて多くの魔物と共に暮らしています。
調子に乗りやすく思いつきで行動することも多いため、ゴブタと共に調子に乗り過ぎた結果、シュナに怒られることもしばしば。
趣味はあまり長続きしない三日坊主タイプです。
元々はよく言えば日本人らしい穏やかな平和主義者、厳しめに言うと緊張感のない楽観的で平和ボケした性格でした。
しかし、他国からの侵略や身近な仲間の死、魔王への覚醒を経たことで、自分たちの邪魔をするなら誰であっても敵と見なして切り捨てる非情さも身に付けるようになりました。
外見は流線形をした透明スライムボディ。
体の大部分が水でできており、呼吸や食事を必要としていません。
視覚や聴覚といった感覚も本来は持ち合わせておらず、「魔力感知」によって代用しています。
人間に擬態した姿は少女にも少年にも見える中性的な顔立ちで、銀髪と金色の瞳が特徴。
モデルとなったシズによく似ています。(人と会う際には擬態していることが多いです)
リムルの究極能力(アルティメットスキル)
転生したらスライムだった件15巻表紙より引用©伏瀬/マイクロマガジン/ 8bit(エイトビット)
スライムと言えばRPGのおける最弱モンスターポジションが定番ですが、リムルはそのイメージを覆す桁違いの戦闘力を有しているのため驚かれた方も多かったのではないでしょうか?
ここからはリムルが保有する代表的な究極能力(アルティメットスキル)を中心に、戦闘能力について解説していきます!
リムルのアルティメットスキル①智慧之王(ラファエル)
転生時に取得した「大賢者」が神核化したアルティメットスキル。
あらゆる質問に答えてくれる相棒のような存在で、その声はリムルにしか聞こえません。
転生者に対して異世界の常識を教えてくれる、RPGにおけるシステムやナレーションの声、といったイメージが近いでしょうか。
自我はないそうですが、リムルに対して呆れた反応を見せたり、リムルに無断で自己進化を図るなど明らかに自我が芽生えていそうな描写が散見されます。
100万倍と言われる思考加速や対象の解析、並列演算、スキルの統廃合といった様々な能力でリムルをサポート。
そのサポートは思考だけに留まらず、リムルの許可があれば体を操って戦うことも可能です!
まさにリムルの強さの中核をなすスキルと言えるでしょう!
リムルのアルティメットスキル②暴食之王(ベルゼビュート)
転生時に取得した「捕食者」が進化したアルティメットスキル。
スライムらしく何でも食べる能力で、対象を捕食・解析することでスキル習得やコピー生産が可能。
また、胃袋の中に捕食した物を大量に貯蔵したり、魂のつながりがある(=名付けを行った)対象に一部能力を授与することもできます。
リムルが様々なスキルを後天的に習得できたのも、この能力のおかげと言えるでしょう。
リムルのアルティメットスキル③暴風之王(ヴェルドラ)
暴風竜ヴェルドラとの魂のつながりを確立しているスキル。
「暴風之王」により、リムルが存在する限り、ヴェルドラが死ぬことはありません。
ヴェルドラを召喚・復元可能なほか、ヴェルドラ由来の暴風系魔法も使用可能となっています。
また、これらの究極能力の他、莫大な魔力を元に強力かつ多彩な魔法を操り、上位悪魔の召喚まで可能となっています。
さらに驚きなのは防御面で、スライムボディにより物理攻撃無効、状態異常無効、自然影響無効など多くの耐性も持ち合わせています。
まさに攻守ともの隙がないチート級の強さと言えるでしょう!
リムルの仲間
暴風竜ヴェルドラ
リムルが転生して最初に出会った天災(カタストロフ)級ドラゴン!
世界に4体しか存在しない竜種の1体であり、暴風竜の名で知られる超強力なモンスターです。
その影響力はリムルと出会った際、体内に捕食され消息を絶ったことで周辺地域のパワーバランスが崩れたほど。
外見に似合わず性格は寂しがりで好奇心旺盛。
リムルとは魂で繋がっている盟友、親友のような存在であり、おだてに弱いため「チョロゴン(チョロいドラゴン)」扱いされています(笑)。
ゴブタ
リムルがゴブリンの村で出会った子供のゴブリン。
性格は一言で言うと「愛すべきバカ」。
リムルとは主従関係を超えた悪友のような関係を築いています。
2人でいたずらしたり、夜のお店に行ってはシュナに怒られることもしばしば。。。
何事も部下と協力して取り組むことから、リムルからはリーダーの素質があると評価されています!
ランガ
ゴブリンの村を襲った牙狼族のボスの息子。
リムルに敗北し忠誠を誓っており、父の仇であるリムルに対しても受け入れてくれた感謝の方が大きいようです。
常にリムルの影に潜むボディガードのような役目を担っているほか、リムルにブンブン尻尾を振る姿が可愛らしいマスコット的存在です。
戦闘面では単独で活躍するほか、ゴブタを背中に乗せて共闘することでより高い戦闘力を発揮します。
ベニマル
オークの襲撃で壊滅した大鬼族次期統領だった人物。
リムルに名付けられてからは忠誠を誓い、リムルの右腕として「侍大将」という役職に就いています。
指揮官として優秀なだけでなく、個人としても非常に高い戦闘能力を有しており、剣と炎を武器に戦う様子はまさに一騎当千!
ベニマルと共にリムルの家臣となった大鬼族(進化により鬼人族、妖鬼と名を変えていきます)は全員非常に強力であり、それぞれが能力を活かして活躍する「魔物の国テンペスト」の主要人物となっています。
ガビル
蜥蜴人族の戦士長。
元はゲルミュッドに名を与えられていましたが、紆余曲折を経てリムルにより名前を上書きされたことで龍神族(ドラゴニュート)へと進化を果たし家臣となりました。
お調子者ではありますが部下からは慕われているあたり、なんだか憎めない人物といったところです。
「魔物の国テンペスト」では薬物研究・製造を担当している他、戦闘では翼を活かした空中戦を繰り広げます!
ゲルド
かつてリムルと激突した豚頭魔王(オーク・ディザスター)ゲルドの意思と名を受け継いだ息子。
義に篤い武人肌な人物で、強固な防御力を持つ防衛に特化した戦士です!
また、普段は「魔物の国テンペスト」を整備する工事事業を担当しており、真面目な性格から休むことなく働き続けるワーカホリックな一面も。
真面目すぎるのか種族間での仕事への取り組み方に頭を悩ませている様子も見受けられ、作中最も中間管理職感の強い人物と言えるでしょう。
共感する方、結構多いのではないでしょうか?
ディアブロ
魔王化の際、2万人の死体を供物としてリムルに召喚された悪魔。
作中の悪魔は長い年月生きている程に強力と言う設定があるのですが、ディアブロは「原初の悪魔」と呼ばれ悠久の時を生きる超強力な悪魔の一体「原初の黒(ノワール)」です。
実際、戦闘能力はリムルに次ぐNo.2であり、下手な攻撃は一才通用しません!
普段はリムルの身の回りの世話をする執事をしています。
基本的には礼儀正しい性格ですが、リムル至上主義であり自身がリムルに最も近い存在でありたいという強い想いを持っているようです。
※ここからネタバレを含みます
リムルは死亡したの?最後は?
まず結論から申し上げますとリムルは死亡しておりません
ラスボスが世界を滅ぼすことを決めた後、リムルとラスボスは出会います。
その一か月後、天使軍と悪魔軍の世界中を巻き込んだ最終戦争 -ハルマゲドンが繰り広げられます。
ラスボスは天使軍を派遣します。
この天使軍は、ラスボスのもう1つの人格ヴェルダがスキル『天使之軍勢』により召喚した天使たちです。
テンペスト、イングラシア、ギィのいる白氷宮など、各地で戦争が起こります。序盤は天使たちに圧倒されていた魔王・テンペスト側でしたが、魔王たちの勝利によって天使たちは一斉に撤退し始めます。
追い込まれた天使たちは、60万の戦力をテンペストへ向かわせます。
このとき天使側はテンペストにあるダンジョンを脅威に思い、スキル『邪龍之王』によってダンジョンごと吸収しようと考えます。しかし、吸収した力を制御することができず肉体が滅んでしまいます。
その後、リムルとラスボスが対峙しました。
戦いの最中、ラスボスはリムルの強さに直接戦うことを諦め、スキル『時空跳激震覇』によってリムルは遠くの未来に飛ばされてしまいます。
しかし、リムルは時空間支配によって虚数空間から解放されます。
最後にリムルのスキル『虚数空間』によってラスボスを別次元の世界へ飛ばして終わります。
まとめ
今回は転スラの主人公であるリムル=テンペストのチートすぎる能力や最期についてまとめました。
転スラのチートキャラと言えばリムルですよね。
これは間違いないです。
まず能力が多すぎるので、またの機会にリムルの能力だけを絞ってまとめさせていただきます。
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