東京リベンジャーズで橘日向を救う最後の戦いが「天竺」との戦いである「関東事変」です。
稀咲鉄太が東京卍會を除名されたなお、黒川イザナと協力して東京卍會の前に現れます。
東京卍會の戦いの中で一番白熱したのは天竺戦ではないでしょうか。
今回は「天竺」についてまとめていこうと思います。
主な内容としては天竺とは、天竺のメンバー、天竺の目的、天竺の成り立ちなどまとめていきます。
「天竺」についてはマガジンの内容も含まれます。ネタバレを好まない方はこちらで閉じてください
天竺とは
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺は横浜に拠点を置く、赤い学ランのような特攻服を着ている暴走族。
黒龍の八代目総長である「黒川イザナ」が、東京卍會を除名された「稀咲鉄太」によって引退した後3年後に創られました。
極悪の世代と言われたS62(高校3年生)世代が集まって出来ます。
天竺はまとまりがあるわけではなく黒川イザナの圧倒的な力から恐怖による支配をしています。
誰も黒川イザナに逆らえないほどです。
黒川イザナ、天竺四天王の鶴蝶、4名の極悪の世代を筆頭に400人ほど所属している大チームです。
天竺の成り立ち
「身寄りのない奴らをみんな国民にして居場所を作る」幼いころ黒川イザナと鶴蝶がかまくらを作りながら理想の夢を語り合ったのがきっかけです。
黒川イザナと鶴蝶自身が身寄りがなく孤児院で生活していることから、他の皆を同じような思いをさせたくないという優しい考えがあったと思われます。
そのためには大人になって負けない最強の国を創ろうという計画からできたのが天竺です。
名前の由来は黒川イザナが三蔵法師、鶴蝶は孫悟空と見立て、王国の名を「天竺」と決めていました。
「きっといい時代を創れる!!」未来を想像しながら二人は発言。
しかし現在の天竺は黒川イザナが恐怖で支配しているため思い描いた天竺とは違くなっています。
天竺メンバー
天竺総長:黒川イザナ
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺の総長は「黒川イザナ」です。
天竺四天王を仕切るだけの事あって極悪の世代の中でも抜き身出た強さを持っています。
斑目獅音を一発で倒したぺーやんを軽くあしらえるほどです。
また東京卍會の隊長の中で一番強い武藤泰宏からは「圧倒的センス」と評されます。
天竺を力と恐怖で支配しているほどの実力は持ち得ていますね。
佐野エマの実の兄であり、マイキーの異母兄弟と思っていましたが、実は誰とも血縁関係がなかったことが判明してからどんどん闇落ちしていきます。
実の妹である佐野エマを稀咲鉄太が殺しても何とも思わないほどです。
結局血も繋がっておらず、身寄りのない孤独な人生であったため思い描いた天竺とは真逆のものになってしまったんですね
関東事変後では鶴蝶を庇って銃弾を喰らい死亡してしまいます。
天竺総参謀:稀咲鉄太
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺の総参謀である「稀咲鉄太」
東京卍會の除名後、次に目を付けたのがかつて最強と謳われ廃人と化していた黒川イザナです。
黒川イザナは佐野真一郎が愛した全てを奪うため。
稀咲鉄太はマイキーを操って東京卍會を自分の物にするため。
お互いの目的が一致したことで天竺は動き出します。
佐野万次郎の異母兄弟であり、ドラケンの両思いであった佐野エマを殺したのも稀咲です。
関東事変では高みの見物をしていましたが、ピンチになり追いかける武道から逃走していく中、トラックに轢かれて死亡してしまいます。
天竺四天王:鶴蝶
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺四天王の中で一番強いのが「鶴蝶」です。
両親を亡くしたため生きる希望もなく孤児院で生活していたところ、黒川イザナと出会い「オレの下僕して生きろ」と生きる希望を与えてくれました。
そこから鶴蝶は黒川イザナに尽くしています。
他の天竺四天王はS62世代の高校3年生でありながら、鶴蝶は武道と同年代である中学2年生。
東京リベンジャーズに登場する中学2年生の中でも一番強いでしょう。
関東事変では泣いてリミッターが外れた河田ソウヤ、千冬、乾を倒したり、梵(ブラフマン)の初代黒龍最強コンビの一人ベンケイこと「荒師慶三」も吹き飛ばすほどのパンチの威力。
六波羅単代の総長「寺野サウス」は「腕っぷしなら天竺ナンバーワン」と言う程です。
天竺四天王:斑目獅音
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺四天王の一人である「斑目獅音」
元黒龍の九代目総長であり、東京卍會が作られるきっかけである羽宮一虎とひと悶着あったのはこの時の黒龍です。
しかし東京卍會によって九代目黒龍は潰されてしまいます。
見た目は結構強そうですが、中々の弱さ。
関東事変では開幕ぺーやんによって一発KOされていましたし、荒師慶三にも一発KOされていたため威勢のいい「かませ犬」です。
ぺーやんに一発でやられた際に黒川イザナから「テメェは2年間から何も変わんねぇ。マイキーが強ぇーんじゃなくてテメェが弱ぇーんじゃねぇーの?」と顔を踏まれながら言われていました。
ここまで来るとちょっとかわいそうな気がします(笑)。
天竺四天王:灰谷兄弟
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺四天王の一人である「灰谷兄弟」
六本木を拠点にしている兄の灰谷蘭(はいたにらん)、弟の竜胆(りんどう)。
灰谷兄弟が一声かければ100人ほどは集まる知名度があるカリスマ兄弟です。
都内最大の暴走族チーム「狂極」の総長を兄の蘭が一発で倒し、副総長を竜胆(りんどう)が関節技をかけ顔面を殴り続けることで殺害してしまいます。
その結果13歳にして少年院行き。
関東事変では河田ソウヤと柴八戒の末っ子同盟に見せつけるように巧みなコンビネーションで優勢となります。
しかし泣いてリミッターが外れた河田ソウヤに2人とも一瞬にしてやられてしまいます。
天竺四天王:望月莞爾
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺四天王の一人である「望月莞爾」
13歳の時にケンカを止めに入った警察官をボコボコにしたことで公務執行妨害の罪で少年院に行き、その際に黒川イザナと出会います。
元「呪華武(じゅげむ)」の総長であり東京卍會に所属する前の河田兄弟のチームである「双悪」と戦ったこともあり、その時は2人をボコボコにするほどの強さ。
松野千冬も不意打ちで強烈な一撃をもらい、再度関東事変で戦っている際には「前は不意打ちだからだと思ったけど、こいつマジで強ぇ!!」と実感するほどです。
関東事変では泣いてリミッターが外れた河田ソウヤに一瞬にしてやられ退場します。
最後は黒川イザナの死亡後、マイキーを逃すために自ら残り逮捕されます。
天竺幹部:半間修二
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺幹部の一人である「半間修二」
歌舞伎町の死神と言われており、愛美愛主と芭流覇羅の総長代理をしていた男が稀咲鉄太と共に加入します。
しかし関東事変は天竺四天王や黒川イザナがメインであったため登場シーンはそれほど多くはありませんでした。
稀咲鉄太がピンチの時にバイクで駆けつけて逃走したり、後を追い変えてきたドラケンと戦ったぐらいです。
ドラケンと戦ったと言っても戦闘シーンはなく半間修二が負けを認めて終了します。
関東事変後は佐野エマ、黒川イザナの殺害事件の主犯が稀咲鉄太、共犯半間修二の2名の犯行とされたため現在容疑者となって逃亡中となっています。
天竺幹部:武藤泰宏
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺の幹部であり創設メンバーの一人である「武藤泰宏」
元々少年院で黒川イザナと出会っており「いつかみんなで集まろう。その時まで・・・もっと極悪ろ(きわめろ)」と放ったことで極悪の世代の一人である武藤泰宏は一時的に東京卍會に所属していました。
武藤泰宏自身「マイキーに先に出会っていれば違ったのかも知れない」と放ってます。
そして天竺が改めて創られたことで、関東事変では東京卍會を裏切り敵対。
乾を瞬殺するが、泣いてリミッターが外れた河田ソウヤに一瞬にしてやられてしまいます。
苛立ったことでナイフを持ち、殺そうとしましたが鶴蝶が「アンタまで天竺に染まるな。アンタから漢を教わった」と腹を殴られたことで気絶して終了。
関東事変後は東卍のメンバーを逃し、自ら逮捕されます。
出所後は東京卍會時代の副総長であった三途春千代が出迎えており共に関東事変が行われた場所に向かうと、日本刀で斬られたことで死亡。
三途春千夜は東京卍會の王であるマイキーを裏切ったことからずっと狙っていました。
天竺幹部:九井一
東京卍リベンジャーズ© 和久井健・週刊少年マガジン
天竺の幹部の一人である「九井一」
九井一は金を生み出す天才であり、その理由は幼い頃好きであった乾青宗の姉「赤音」の治療費が四千万円必要だったからです。
しかし四千万円を稼いだが、残り少しという所で赤音は死亡してしまいます。
天竺を最強の犯罪組織にするために九井一の財力が必要であり、乾青宗や武道を殺さない代わりに半強制的に加入します。
そこから関東事変で乾青宗と戦闘を繰り広げます。
関東事変が終わった後は九井一と乾青宗はお互い礼を言って別の道を歩みます。
まとめ
今回は東京リベンジャーズに登場する「天竺」のメンバーや成り立ちについてまとめました。
こちらに天竺のメンバーを簡単に記載します。
天竺は黒川イザナの恐怖による支配となっていますが、元々は自分と同じ立場の人を救いたいという優しい思いからだったんですよね。
しかし黒川イザナが兄として慕っていた佐野真一郎が実は兄貴じゃなく、誰とも血が繋がっていないと分かったら壊れてしまうのも仕方ない気がします。
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