今回は大人気マンガ東京グールのラスボスとして登場した「旧多二福」というキャラ。
最初はモブ感満載でしたが、その正体は意外なもので当時読んでいたときは驚きましたね。
ということで今回は東京グールのラスボスである「旧多二福」についてまとめていきます。
東京喰種の画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(集英社/石田スイ/studioピエロ)
旧多二福とは
東京喰種アニメより引用©石田スイ・ヤングジャンプ/ studioぴえろ
旧多二福とは東京喰種及び東京喰種:reに出てくるキャラクターのことで、東京喰種:reのラスボスや元凶とされるキャラクターです。
要旨は抽象的で主人公であるカネキと間違えて声を掛けられるぐらいカネキに似ています。
表向きは喰種対策局(CCG)の一等捜査官として働いていて、キジマ班の補佐として書かれている。
いろいろと裏の顔があり、残虐性も内に秘めてはいるが持ち合わせている。
彼はCCGという対・喰種機関「喰種対策局」(Commission of Counter Ghoul)の一員であり、その中でキジマ式という准特等捜査官の元で一等捜査官として働いている捜査官であり、喰種集団であるピエロにも所属、そしてCCGの後ろ盾である喰種集団の「V」の一員でもあります。
しかし「V」と敵対しているはずの「アオギリの樹」の嘉納教授ともつながりを持っていて出身は和修一族の分家白日庭出身であるとされている。
年齢は24歳とされている(石田スイのtumberより)そして、誕生日は2月29日とされている。
ツナギという尾赫のクインケを用いて戦っていて最終戦では。黒刀状のクインケも使っている。
半人間半喰種とされ最終的には赫者化して戦う。
旧多二福の正体
旧多二福はいろいろな顔を持っていてピエロであり、CCG捜査官でもあり、アオギリの樹であり、「V」でもある。
それに加えて和修家の分家に当たる血筋です。
そのうえCCGを襲撃する際には「V」と「ピエロ」の両方を使っているためどちらにも大きな影響力があると考えられるため、すべての組織に暗躍する「影の支配者」とも言えます。
のちにカネキを半喰種にした元凶でもあるため、この物語においては一番のキーマンでもあるといえます。
最終的には東京喰種:reでカネキを竜にするためにいろな行動を起こしたとされていて(後述)自分の目的のためには手段を問わず、いろいろな顔を使いながら冷静に判断していくとても頭の切れる人物であると考えられます。
旧多二福の強さ
これも先述の通り東京喰種では戦闘シーンが描かれていないうえに、東京喰種:reの序盤では戦闘には期待できない扱いをされていて、CCGの活動内では囮として扱われたりなど、戦っているシーンはあまり見られません。
しかしこれも冒頭のプロフィールで記載した通り、月山家殲滅戦以降は、戦闘シーンが多く見られ半喰種手術を受けてからはエトを簡単に倒したり、有馬貴将ですらも一目置くような剣術の素質の持ち主として描かれています。
最終巻東京喰種:re16巻では竜から分離した後のカネキとの戦いでは、激闘を繰り広げほぼ同格ぐらいの強さを誇っていました。ピエロを率いていることからもかなりの実力者ということもうかがえます。
旧多二福の目的
旧多二福の目的を簡潔に言うと「超平和」です。
和修の分家として生まれた旧多 二福は自分が生まれてきた環境に事を起こす発端があったのではないかと考えられます。
16巻のカネキとの戦闘シーンの最後の方で、旧多 二福の回想シーンで小さい頃の様子が描かれます。
それによると分家の和修家の一族はみな30歳前後で若くして死んでしまうため、「それまでにやりたいことを全部やる」と発言するシーンが見られます。
そこから考えられるのは死んでしまう前に「超平和」を目指すということでこれはエトと話すシーンにて旧多 二福が発言するものです。
明言はされていないのですがカネキが竜になるのを目的としていろいろな行動をおこなっていたことから全人類を喰種にすのが目的だったと考えられます。
カネキとの戦闘のあとで旧多 二福は「ねぇ准特等 普通に生きたかったなんていったら嗤いますよねぇ」と発言しています。
ここから考えられるのは和修家の一員として厳しい生活を送らされて自分のやりたいことを全部やるということがかなえられなかったため、そのことに対しての和修家への逆恨みとして、和修家本家が象徴する喰種たちを追いやるという社会の仕組みを壊したいと考えたのではないでしょうか。
そうなると喰種が迫害されないようにするという点ではカネキと似ていますが、全人類を喰種にするという強制的な部分や人間よりも喰種のほうが立場が上のように扱われ、人間と喰種の共存を目的とするカネキとは対立しています。
そのため最後の戦いは起こったのではないでしょうか。
旧多二福の死亡
結論から申し上げますとカネキとの戦いで旧多二福は死亡します。
作中における最終決戦で、人間との共存を掲げるカネキと全人類を喰種化させようとする旧多の戦いです。
今までも東京喰種や東京喰種:reでは人間よりも喰種の方が優れているため、CCGに喰種たちが迫害されるなんておかしいと行動を起こす喰種は多く存在し、この戦いと同じようにカネキは戦い勝利を収めていました。
ですが初めて、人間よりも喰種のほうが優れているという考え方を持つ人間が現れ、戦います。
これ以前にも元CCGの捜査官である滝澤 政道や、亜門 鋼太朗などリゼの能力を得られる半喰種手術を無理やり受けさせられて、強制的に人間ではなく喰種となってしまった元CCG捜査官たちが東京喰種:reの後半から再登場します。
彼らは、各々自分が喰種を追って殺していた立場から自分たち自身が喰種となってしまったことに困惑しながらも、喰種としての自分を受け入れて喰種のように生活したり、喰種になってもなお自分の正義に従って進んだりします。
カネキの人間と喰種の共存への強い意志と旧多 二福の全人類喰種化へ強い意志は自分のやりたいことへの信念のぶつかり合いだと考えられて自分のやりたいことに対して、まっすぐな意思をぶつけ合うラストにふさわしい戦いが繰り広げられます。
最終的にはカネキにとどめを刺されて最後は壁にもたれながら座り込み、回想シーンでリゼに「おばあちゃんになりたくない」といわれて「きっとたのしいさ、きっと」っという会話が最後でいなくなります。
まとめ
今回は東京グールのラスボスである旧多二福についてまとめました。
自分の正義を貫いて、平和をもたらそうとするこのキャラは嫌いになれないラスボスでしたよね。
カネキも旧多もお互い違った正義を掲げていますが、結局は平和をもたらそうとしていたので。
とても魅力的なキャラであったと思います。
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