6本の妖刀を巡る剣戟バトルアクション漫画「カグラバチ」
主人公の六平チヒロが刀匠だった父・国重の想いを旨に、彼が平和の為に秘匿した妖刀を取り戻す為に、妖術組織「毘灼」に挑む王道展開が見どころの漫画作品です。
令和の新たなるバトル漫画となる本作に登場する魅力的なキャラクター達の強さをランキングにまとめてみました。
各々の矜持と野望が入り交じり、刀に全てを賭けて戦う、カグラバチの登場するキャラクター最強は誰なのかを紹介していきます。
カグラバチ最強キャラランキング
カグラバチより引用
©外薗健/集英社
10位 漣宗也(さざなみ・そうや)
まず最初に紹介するのは漣宗也です。
200年に渡って闇競売――楽座市を取り仕切る妖術師の一族である漣家は、優れた妖術師を輩出し、代々に渡って裏社会の要人に様々な代物を売りさばいていた一族でもあります。
その漣家で親衛隊・濤(とう)を務める宗也は、極度のブラコンとも言える程にヤバい性格をした人物です。
弟の伯理を大切に想い、常に気にかける兄でもありますが、その愛情表現は呵責の無い暴力となっており、伯理を徹底的に殴り蹴りいたぶる鬼畜っぷり。
しかしこれは歪みきった宗也の愛情であり、弱い伯理を暴力で痛めつけるのは溺愛しているゆえにこそと、完全に常軌を逸した人物とも言えるでしょう。
そんな宗也の戦闘力は凄まじく、衝撃波を放つ威葬を使いこなす妖術師です。
次期漣家の当主になる器としても認められていた実力者ではありますが、あまりにも歪みすぎた愛情と屈折した想いは、宗也の判断力を失わせてしまいます。
伯理が放った威葬と、同時に発動させた蔵の能力。
自分が歪んだ愛を向けていた、弱い存在の筈の弟が強くなった事を認める事ができず、覚醒した伯理によって敗れてしまいます。
9位 真智カザネ(まち・かざね)
妖刀を回収する組織・神奈備(かむなび)に所属する対刳雲特選部隊に選ばれた実力者である真智カザネは、双城厳一(そうじょう・げんいち)と交戦しながらも生還を果たしました。
双城は神奈備のブラックリストに載る裏社会の大物武器商人であり、目的の為ならばどんな相手でも容赦はしない冷酷非情な人物です。
そんな男を相手にした対刳雲特選部隊の面々である卯月清彦(うづき・きよひこ)に具柄一(くがら・はじめ)と笠原誠(かさはら・まこと)
そして張間梓弓(はりま・しゆみ)は瞬く間に命を落とします。
その中で唯一に生き残ったカザネは妖術・怪魑(かいち)を放とうするも、右腕を斬り落とされたことで妖術は発動できませんでした。
四名の死傷者を出してしまうも、無事に生還を果たしたカザネは対刳雲特選部隊からは、最後の奥の手とされていました。
もし怪魑が発動していれば状況は変わっていたかもしれません。
奥の手を決める事ができなかった哀れな報告役で第9位となります。
8位 薊(あざみ)
神奈備に所属する右目を前髪で隠し、黒のピアスと怪しげな風貌の男性。
性格は寛容でありまた冷静であり鈍感と掴み所の無い性格をしてはいるも、相手の事情を考慮してくれる気づかいのできる人物です。
作中において薊の戦闘シーンは少なく、彼の実力に関しては未だに未知数とも言えるでしょう。
しかし妖術師を体術で制圧する戦闘能力を持ち、また妖術を操る能力と底知れない実力を持ち、今後の展開に大きな流れを作るかもしれません。
7位 香刈緋雪(かがり・ひゆき)
神奈備の最強戦力と上層部から評価を受けている緋雪が第7位となります。
唯一妖刀に対抗し得る存在とされ、餓者の炎骨と呼ばれるモノの懐柔主と、通常の妖術とは威力がまるで違う独特の異能を操る女性。
能力を発動する際に陸郎(りくお)と名前を呼ぶなどまだまだ底知れない力を隠している可能性があります。
特選部隊の壊滅後に緋雪を参戦させるなど、出し惜しみをしないと言う上層部の意向などから相当の実力者と窺えます。
作中でもチヒロと交戦し、全力ではなかったにしても互角に渡り合えた実力は凄まじく、毘灼の統領と渡り合える実力など、今後の活躍を含めて期待できますね。
6位 柴東吾(しば・とうごう)
本編におけるチヒロの相棒兼保護者として活躍する元神奈備の妖術師と、過去に何かがありそうな人物。
一見すればクールな雰囲気を醸すも、関西弁で巧みなツッコミを入れてしまう生粋の関西人。
作中でも色々とノリツッコミを入れてくれるなど、シリアスな展開が続く作中の和まし役。
戦闘に置いては瞬間移動の妖術を使い熟し、戦闘に不向きな補助的な能力でしかない瞬間移動を巧みに使い熟し、体術を駆使して戦う戦闘能力は群を抜いて最強です。
体術もさる事ながらに、妖術に対しての見識と知識も深くあり、良き師としての一面も高評価となります。
斉廷戦争でも活躍した実力者であり、神奈備の対刳雲特選部隊を一人で相手にしても勝てるなど、まだまだ何かを隠してそうな人物です。
5位 漣京羅(さざなみ・きょうら)
冷静沈着なオールバックと長口髭が特徴な紳士ではあるも作中きっての毒親。
楽座市を取り仕切る漣家現当主にして首席競売人と、裏社会最大のオークションを運営し、様々な代物を取り扱う事に責務を持つ漣家の当主。
伯理の事を才能の無い出来損ないと徹底して見捨てる冷酷さなど、吐き気を催すような毒親ムーブをかますも、漣家の頭首としての責任を果たす為に道を誤った哀れな人物。
戦闘能力に関しては漣家の威葬を発動する事ができず、継承してきた蔵を使っての戦闘と格闘戦になります。
亜空間を生成し、物を出し入れ出来る妖術を使い熟す事で、仕舞い込んでいた物を使って戦い、また蔵の中を伸縮自在に操るなど、多様な攻撃を行います。
亜空間に物を仕舞い込むだけの亜空間を最大限に利用し、戦闘に活かす事のできるポテンシャルを持ち、遂には真打の力の一端を使い熟す才能を見せつけます。
炎骨の爆発や淵天の斬撃を受け止めるなど、常人離れした能力を解放するも自我を取り込もうとする真打の前に屈しそうになります。
しかし最後まで漣家の誇りを保ち、当主としての責務の中で自我を保った評価は高くあります。
4位 双城厳一(そうじょう・げんいち)
神奈備のブラックリストに掲載された裏社会最大の武器商人であり、六本の妖刀の一つである刳雲を所有していた人物。
残虐非道、冷酷無比と己の欲望と利益の為ならば他者の命を平然と犠牲にする作中屈指の悪役でもあります。
チヒロとの戦闘時には恐ろしい程のスピードを発揮し、野生の獣じみた攻撃を発揮するなど、純粋な力勝負では勝ち目の無い程にチヒロを圧倒しました。
刳雲を自在に使い熟す才能を持ち合わせ、天性の戦闘能力を発揮し、対刳雲特選部隊を苦戦を強いられながらも惨殺するなど、作中でも屈指の使い手とも言えます。
刳雲の持つ3つの能力である属性雷の「鳴」と氷属性の「結」に水属性の「降」などを自在に使い熟す攻守共に優れた剣士としても高評価できます。
3位 六平チヒロ(ろくひら・ちひろ)
本作の主人公のチヒロが第3位となります。
日本で最も有名な刀匠である父・国重の息子で、三人の妖術師によって奪われた妖刀を取り戻す為に父が遺した七本目の妖刀・淵天(えんてん)を使い、妖術師の組織「毘灼」を追うチヒロ。
短い黒髪に左側頭部の大きな傷跡と無愛想な無表情が特徴で、黒のロングコートを着た、見た目は何処かぶっきら棒ではあるが、礼儀正しく心優しい青年。
さて実際の強さは襲撃を受けるまでは刀匠としての修行しか受けていない身の上であるも、父親の敵を討つために己を徹底的に鍛えあげ、驚異の戦闘能力を持つに至ります。
妖刀を使い熟す程に己を鍛えあげた上に、玄力による身体能力の強化も可能とし、精神面に関してもどんな状況でも沈着冷静に見極める洞察力を持ち合わせています。
戦闘時は淵天を使い熟し、水墨画のような大きな金魚を出現させる奥義を使います。
斬撃を飛ばす遠距離用の能力・涅(くろ)は、黒い出目金を呼び出し、その派生技である涅・千(くろ・ちぎり)は、無数の斬撃を放ちます。
猩(あか)は、赤い琉金が出現し、自分に向かって放たれた妖術を吸収し、それを放つ事が可能となる技です。
また緋雪との戦いで吸収した炎骨の炎を解放した状態となる猩・炎骨(あか・えんこつ)は、左手に炎をまとい、涅と併用する事で威力を増すことができます。
そして東錦を出現させる錦(にしき)は、常人離れした身体能力を発揮させ、高速移動を可能とするも、肉体への負荷を増やしてしまう技ともなっています。
強力な攻撃力を誇り、また身体能力の向上を飛躍させ、独学で得た戦闘能力は高くあり、さすがは主人公と言える強さを誇ります。
2位 毘灼の統領(ひしゃくのとうりょう)
本作のラスボス的な立ち位置にいる人物で、チヒロの親の敵となる毘灼の統領が堂々の第2位です。
特徴は黒髪に黒のスーツ姿で、手の甲に毘灼の証である紋章が刻まれ、両目の周りにも刺繍が施された謎の人物。
本名不明で年齢と経歴も不明の謎の人物。
国重を殺害し、6本の妖刀を奪い、チヒロの復讐心を煽りながらも成長を楽しんでいるなど、腹の底が見えず、天然なのか無自覚で相手を煽る性格です。
その実力に関してはチヒロいわく、まるで底が見えない戦闘力を誇り、自分の手や身体が傷つこうとも平然としながらそれを受け止め、傷つく事を恐れない精神力を持ってもいます。
妖術に関しても巨大な樹木を出現させる妖術を使うなど、まだ全力を出し切っていないと、今後の展開によっては一番恐ろしい相手ともなるでしょう。
1位 真打の契約者(しんうちのけいやくしゃ)
堂々の1位となったのは、本作でも敵か味方か解らない真打ちの契約者となる人物です。
かつて妖術の戦争と呼ばれた斉廷戦争を終わらせた6本の妖刀。
その中でも最強とされている妖刀は「真打」と呼ばれる刀であり、本来の持ち主は何処かで監禁封印されており、その詳細は不明となっています。
しかし真打に関してはチヒロを追い詰めた、最強の攻撃力を誇っているのです。
真打は他の妖刀とは違い、契約者以外でも使用は可能となっております。
作中でもチヒロに追い詰められた京羅が真打を使用するも、鞘から抜くことができない状態でも、圧倒的なまでの斬撃を繰り出し、恐るべき切れ味を見せもしました。
相手を地面に縛り付ける蛛(クモ)に、地面を伝い一直線に飛んでくる蜻(トンボ)
そして黒い玄力の塊を放出し、周囲の瓦礫をも飛ばす蜈は、圧倒的な破壊力を見せつけました。
しかしその中でも恐ろしいとされるのが、勾(まがつみ)と呼ばれる技であり、この名前を呟いた後に、周辺を飲み込んでいく草花が生えていきます。
巻き込まれた人間は瞬く間に草花に侵食されてしまうと、もはや妖刀の領域を超えた呪いの武器とも言える威力を見せつけました。
もしこれが本来の所有者である真打の契約者が持てば、最悪な状態になってしまうと、今後の動向に注意したいですね!
まとめ
以上がカグラバチ今回のランキングとなりました。
今後も予測できない展開を迎えて行くだろう、カグラバチ。
まだ始まったばかりですので「新たな最強キャラ」が出てくるかもしれませんね。
今後とも要チェックです!
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