怪獣と人類を苛烈な死闘を描いたアクション漫画「怪獣8号」
かつての約束を果たす為に防衛隊隊員となった主人公の日比野カフカを主軸に描かれていく物語。
その中で今回はもう一人の主役とも言える四ノ宮キコルについてまとめていきます。
「四ノ宮キコル」は漫画の内容も含まれます。ネタバレを好まない方はこちらで閉じてください
また画像を引用させていただいております。問題がありましたら、問い合わせページからご連絡いただければ速やかに消させていただきます。(集英社/松本直也様)
四ノ宮キコルとは
まず彼女は日本防衛隊長官である四ノ宮功を父に持ち、また前防衛隊二番隊隊長として前線で活躍した四ノ宮ヒカリを母に持つ、「優秀な防衛隊隊員のサラブレッド」でもあります。
年齢16歳と誕生日は9月7日。
身長は157cmと体重は不明。
好きなものは怪獣討伐と紅茶に大きい犬との事。
年齢は現在16歳とまだ若い歳にもかかわらず、なんとカリフォルニア討伐大学を飛び級で入学し首席で卒業を果たした、「史上最高の逸材としても注目されている天才児」なのです。
優秀な頭脳は瞬時に怪獣の行動パターンの予測に解析を行い、また瞬時における思考の切り替えなども優秀で、状況判断に富んだ頭脳の持ち主とも言えるでしょう。
そして体力面もズバ抜けており、小柄な幼い体型ながらもアスリートを越える身体能力を発揮し、過重量の銃火器を抱えながら長距離を全力疾走出来る持続力を持っています。
「頭脳明晰、文武両道、眉目秀麗」とまさに完璧な美少女として注目されている彼女。
両親が防衛隊の伝説として活躍していたからこそ、恥じない人間になろうと努力を続け、知力体力ともに磨き、時期防衛隊のエリートとして成長を遂げた彼女。
そのせいか性格に関しては高慢で高飛車とプライドの高い性格をしています。
他人を見下す言動なども多く、カフカと幾度なく衝突する事にもなります。
しかしカフカの押さえた実力を見抜くなど、鋭い洞察力はあり、カフカが怪獣8号である事も見抜いてしまうなど、作中でもカフカの秘密を知った最初の一人でもあります。
でもカフカが怪獣8号と知っても、彼の活躍を素直に評価し、また彼の防衛隊隊員としての責務や誇りなどを理解するなど、柔軟な対応をみせる一面もあります。
性格に関しては少々難はあるも、それは常に防衛隊長官である父・四ノ宮功から「この国のために完璧であれ」と教えを受けてきた事で形成された性格とも言えるでしょう。
実際のキコルの性格は仲間を大切に想う優しい一面を持った、責任感の強い人間であり、自分に厳しくあるも、仲間や他者を見捨てない気概を持ち合わせた人物でもあります。
現にカフカの秘密を知っても彼を否定することは無く、また彼が自我を失い怪獣になった際はと、その責任を引き受けるなど防衛隊隊員として優秀な人材とも言えるでしょう。
四ノ宮キコルの能力・強さ
作中におけるキコルの強さは入隊当初から既に隊長クラスとも言える程の実力者でもありました。
キコル自身も趣味は「怪獣殺し」と言いきっており、プライベート用のバトルスーツを所持しているなど、会住殲滅に掛ける情熱を誰よりも強くもってもいます。
そのせいか入隊試験時において優秀な成績を残すなど、試験官からもその成績は将来の隊長クラスだと評価される程でした。
防衛隊の試験においても女性メインの体力検査において225人中で「5位」の結果を残しました。
最終審査の怪獣討伐の際にも、防衛隊スーツを着用した際に解放戦力46%を記録するなどの入隊から既に高水準の隊員としてその強さを見せてもいます。
なお解放戦力46%の数値は入隊隊員の中でも最高記録であり、これは小隊長クラスの解放戦力数値とされています。
普段の防衛隊試験において受験生が解放戦力を発揮する際は10%を超える人材が1人出れば良い方だとされており、キコルの数値が破格の数値ともなるでしょう。
なおカフカは解放戦力が0%となっており、この時点で二人には大きな差が生じています。
そんなキコルの戦歴は以下のようになっていきます。
まず「怪獣10号討伐の際に翼竜系怪獣を殲滅する活躍」を見せています。
立川基地襲撃時には専用装備を受領し、翼竜系怪獣を瞬く間に殲滅するなど破格の活躍をしていき、保科宗四郎に加勢し、怪獣10号と交戦するなどの活躍をします。
その後、第1小隊への転属し、品川区で怪獣9号と交戦し、蟻型怪獣鎮圧作戦に出撃し、カフカ共に怪獣9号と交戦します。
しかし怪獣9号は四ノ宮長官を襲撃し、そのまま長官を吸収されてしまう事態に陥ってしまい両親を失ったキコルは復讐を誓います。
その後にさらなる力を蓄えるために「第1小隊隊長・鳴海弦」によって鍛えられる事となります。
作中でも過酷な状況に追い込まれていくなど、両親の死を目の当たりにし、防衛隊隊員として戦う事の厳しさを学んでいく事になります。
作中においてカフカに次ぐ成長するキャラとなる彼女の基本的な戦闘スタイルは、主に巨大な斧を装備した隊式斧術となります。
これは身の丈と変わらない巨大な斧を装備し、相手の防御力を無視して、斧の斬撃で怪獣を駆逐する力技となっています。
この斧を装備する前に対怪獣用小銃を使用し、急所を撃ち抜いていく正確かつ精密な射撃を行う戦闘を披露しましたが、後に専用武器として斧が与えられました。
この斧は三番隊所属後に与えられた専用武器であり、平隊員で実力No.1となった三番隊三席を獲得した事で得たキコル専用の大斧となります。
彼女の身の丈を越えるサイズを有した巨大な斧と、一振りの一撃で翼竜系怪獣を倒し、怪獣9号を真っ二つにするなど、高質量を持った鋭い切れ味を持った大斧とも言えるでしょう。
しかしこれ以外にもキコルの専用武器として試作用の大剣が考案されていましたが、甲殻類型怪獣との戦いにおいて破損してしまい、使用中止となった経緯があります。
彼女の持つ解放戦力に適した超重量の武器として再開発された、この巨大な斧は亡き母と同じ怪獣4号のデータが使用された、「キコル専用の武器」とも言えるでしょう。
プロトタイプながらも威力は相当で、怪獣を真っ二つにするなどその威力は計り知れないモノとなっています。
無骨な見た目をしているも、討伐された本獣の生体器官を素材としたハイテク武器でもあり、柄のトリガーによる左道で通電され、衝撃波を発生させることも可能となっています。
斧の持つ破壊力を活かし、また自分の身体能力を活かして斧の振り下ろす攻撃力を最大限に活かす戦闘スタイルは、彼女ならでは技能とも言えるでしょう。
四ノ宮キコルの目的
防衛隊隊員となったキコルの目的は、怪獣の絶滅にあります。
これは母親であるヒカリの死が大きく影響しているとも言えるでしょう。
彼女の母は怪獣6号との交戦によって命を落としています・・・この怪獣6号の討伐戦において200人以上の隊員と、3人の隊長が犠牲となったとされています。
ヒカリもまたその中の一人であり、識別怪獣兵器を用いて戦っていたとされ、現在のキコルの身に着けているのは、母の形見となります。
ヒカリはキコルが6歳にて死別し、怪獣6号を討伐する為に相打ちとなったとされています。
命懸けで仲間を助けるために、自らの命を捨ててでも怪獣を討伐したヒカリ。
戻る事のなかった母親の死を悲しみ、また幼い自分には何も出来なかった事を悔やみつつ、彼女は自分の人生を怪獣駆逐の為に捧げる事を誓う様になります。
また父親の功もまた怪獣9号との戦闘において命お落とし、キコルにとって最愛の両親を怪獣によって奪われた事は、彼女の復讐心を掻き立てていくこととなります。
現在の彼女は仲間を護ると、また家族の仇を討つ事を目的に防衛隊隊員として活動しているのです。
四ノ宮キコルは死亡したのかどうか、現在
現在のキコルは死亡してはおらず、全国群発災害にて出動し、怪獣15号と交戦し、辛うじて勝利を掴む事となりました。
しかし戦闘時に置いて疲弊した状況になっており、またカフカが怪獣9号と戦う際に、自分の父親を吸収した相手との戦いにどんな思いを抱くのかが注目されています。
父親と同じ技を使う怪獣9号にどんな想いを抱き、またカフカが自分の想いに応えてくれるのかが、今後の注目ともなっていくでしょう。
まとめ
今回は怪獣8号に登場する四ノ宮キコルは死亡したのかどうか、現在を含めていろいろまとめました。
主人公とともに行動する良き仲間であり、実の父親を怪獣に奪われたことでより一層キコルの目的達成への復讐心が出てきていますね!
今後が楽しみです。
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